1997年 アメリカ映画 108分 コメディ 採点★★★★
小学を卒業以来、一箇所に留まることなく点々とするたおです。遊牧民が先祖に違いありません。そういえば、同窓会のお誘いをもらったことがないのですが、やっぱりアレですか?
嫌われているんですか?
【ストーリー】
プロの殺し屋マーティンは、そろそろこの稼業にも嫌気をさしていた。失敗した暗殺の代わりに請け負った新たな仕事が地元であったこともあり、同窓会への出席を兼ねて高校卒業以来足を踏み入れていない故郷へと戻る。卒業パーティーをドタキャンして以来会っていなかった昔の恋人デビーとの再会を懐かしむ間もなく、マーティンを狙う殺し屋達が現れる。暗殺の対象がデビーの父親だったりして、もう大変。
80年代の名曲の数々と鮮やかな色彩に彩られたオフビートなアクションコメディという表面の裏側に、学園生活の恐怖をサラリと含めた逸品。作品選びの嗅覚が鋭いジョン・キューザックが、共同製作と共同脚本も兼ねる。
青春映画のスターとして注目を浴びたジョンキューが、学園生活に潜む緊張と緊迫した力関係を織り込んだのには興味深い。地元で一生を送る人々にとって、高校生活の中で形成された力関係が、その後の人生に影響を与え続けるというのは悪夢といえよう。もちろん『エレファント』程には深刻さはありませんが。確かに十数年ぶりに会う同級生との間に生まれる微妙な緊張は、耐えられるものじゃないですよね。
まったりとした休日感がたっぷりだった『ビッグ・バウンス』のジョージ・アーミテイジが監督した本作。その“まったり感”は存分に発揮されてはいるが、クラッシュのジョー・ストラマーに音楽を担当させ、楽曲の使い方と劇中の小ネタの数々、殺し屋となる経緯の話等が効果的で、さほど苦ではない。まぁ、面白い部分のほとんどがジョンキューの手によるものと思われますが。ボウイの歌声をバックに、むやみやたらとカワイイ赤ん坊とジョンキューが対峙するシーンは、ボウイの歌声を抜きにしても非常に印象的。あ、やっぱりボウイだから印象的。
ジョンキューと言えば、もちろんジョーン・キューザック。今回しっかりと顔合わせをしているので、“ジョーン=ジョンの女装”説は消えました。ガッカリです。しかしながら、出番こそ少ないが彼女のコメディエンヌとしての魅力は存分に発揮されており、作品をより一層面白いものと仕上げている。さすが身内。それだけで済まさないのがキューザック一家の怖いところ。姉のアンに弟のビルと、相変らずキューザックだらけ。ボールドウィン一家とアークエット一家を一堂に並べた映画を作っていただきたい。あ、ウィルソン兄弟とウェアンズ兄弟も忘れずに。
エルウッド・ブルースことダン・エイクロイドも、ビックリするほど太ってしまったが、リズミカルなトークと間の取り方は流石。巨体を揺らしながら二丁拳銃で走ってくる姿は、笑っていいのか怯えていいのか困ってしまいましたが。
脚本も選曲もキャスティングにも文句ないのだが、ただ一つ困ったのはミニー・ドライヴァー。この時期やたらと美人女優としてもてはやされていたのだが、正直なんともまぁ…アレですね。画面に出る度に、「ジョンキューの忘れられない昔の恋人がコレ?」と首を傾げざるをえない。まぁ、思い出ってのはそんなもんですが。
思い出は思い出のままに
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ジョン・キューザック大好きです!
DVDの棚には、彼の出演作が、
「セレンディピティ」
「ニューオリンズ・トライアル」
「マルコビッチの穴」
3枚・・(少なぁ)並んでます。
等身大の役を演じられる俳優さんの1人だと思ってます。
他に私の中では、
メル・ギブソン、デニス・クエイドでしょうか?
ミニードライバーが出演してたり、
“死ぬのは奴らだ”が流れたり、
OO7を思い出してしまう作品でした。
追伸、赤飯をヤクルトを飲みながら食べると、
台無しですっ!
ヤクルトもっ!赤飯もっ!
ひど過ぎます〜!決して試さないで下さい(笑)
ジョン・キューザックが関わるフィルムには妙に期待してしまいます。そして大抵面白い。小生もジョン・キューザックの嗅覚は信用しています。
ジョンキューは、数少ない“安心印”俳優ですよね。
お馴染みのスタッフと、一家総出で作品作りに関わるのがそうさせるんでしょうかねぇ。なんか、ベン・スティラーみたいです^^
本文では全く触れませんでしたが、ベニー・ユキーデの出演もこの作品の注目点のひとつ。なんか、別人のような顔になってましたが^^;
ヤクルトVS赤飯は、いずれなんかの罰ゲームでw
コメント&TBありがとうございます!!
ミニー・ドライバーは、ほんとにもう・・・^^;
裏方に徹している妹は美人なんですけどねぇw
実は、字幕のないDVDしか持ってないんで、
だいたいのストーリーしかわかってません(笑)
ミニー・ドライバー、「オペラ座の怪人」で
好きな女優さんに急遽シフトしました。
それまではさんざん、なんでモテ役ばっかりなの??と
大いに違和感感じてました。
“同窓会に行ったら大変な目に遭った”くらいの解釈でOKですw
『オペラ座の怪人』は観ていないのですが、写真を見る限りなんかスゴイことになっていた気が、ミニー。
実際アメリカではファッションリーダー扱いされてたり、モテモテ役ばかりと不自然な時期ありましたよねぇ^^;
albrechtです。
>“ジョーン=ジョンの女装”説は消えました。ガッカリです。
(笑々)
でも、たぶん双子ですね。
年は離れてるみたいだけど(笑)。
ジュリア=エリックの女装説ってのも考えましたが、いくらなんでもそれはないでしょうねぇw