2011年04月21日

ポリス・ストーリー3 (警察故事III: 超級警察)

監督 スタンリー・トン 主演 ジャッキー・チェン
1992年 香港映画 96分 アクション 採点★★★

アクション映画ってのは、往々にして殺しの技に長けた主人公が、その技を駆使して敵を殺す様を描くジャンルですよねぇ。ジェームズ・ボンドだって、小洒落たセリフを吐きながらも、どえらい人数を殺しちゃってたりしますし。それはそれで「ヒャッホーッ!」ってなるから別に良いんですけど。でも、ジャッキー映画って、アクションの目的が“殺す”じゃなく“逃げる・守る”という方向から滅多にずれないんですよねぇ。それでいて、あの迫力。スゲェなぁ。

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【ストーリー】
麻薬ルート撲滅のため、中国人民武装警察のヤンと共に潜入捜査を開始したチェン刑事。中国で収監中であったパンサーの脱獄を手助けし信用を得たチェンとヤンは、マフィアのボスであるチャイバとの接触に成功。だが、チェンの恋人メイのうっかりで正体がばれてしまい…。

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香港のみならず、中国・マレーシアと海外へと飛び出しド迫力のアクションを繰り広げる、“ポリス・ストーリー”シリーズ第3弾。監督は、本作以降しばらくジャッキーとの仕事が続くことになる、『ファイナル・プロジェクト』のスタンリー・トン。
返還を間近に迎えていた時期だけに、中国というものを意識した作りになっている本作。まぁ、米・露の関係を描いた『レッドブル』程度にですが。身分を偽った潜入捜査とそれに伴う犯罪者との交流など刑事ドラマとしての強化のみならず、移動中の列車上での格闘や命綱なしでのヘリコプターアクションなど、アクション面も格段にボリュームアップされている。ハリウッド映画に対する意識も随分と見られるせいか、単純に一般的なアクション映画として見れば、シリーズ随一の迫力を持つ作品に。
どれだけの極悪人であっても愛嬌を描き、直接的な死を描く事の少なかったシリーズであったのだが、本作では容赦なく人が死ぬ。“ランボー”シリーズや『プレデター』など、当時まだ人気のあった密林筋肉アクションの影響もあってか、自動小銃を持ったジャッキーもバッタバッタと悪党を殺す。見殺しも度々。やむを得ない状況下だし試みとしては興味深いのだが、正直違和感も大きい。「このシリーズはどこに向かっちゃうんだろー?」と、当時不安に思った記憶も。テーマ曲が違うってのにも、その不安を感じちゃったのかもしれませんけど。

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潜入中って役柄のせいか、久々に復帰した『サンシャイン2057』のミシェル・ヨーとのバランスを考えたせいか、いまひとつ元気がない本作のジャッキー。もちろん、アワワアワワといつもの調子のまま悪党を殺してたんじゃ、それはそれでおかしいんですが、なんとも寂しい感じが。まぁ、ある意味ミシェル・ヨー姐さんありきの作品でもあるので、その大人しさも仕方がないのかも。実際、ミシェル・ヨー姐さんはそこを補うのに十分過ぎるほどの見せ場を繰り広げてくれておりますし。“戦う青木さやか”に見えてしまうこと多々ではありましたが、切れ味・スピード・柔軟性のどれを取っても圧巻。
お楽しみである笑いも随分と減り、署長役が変わってたりお馴染の役者が全然違う役柄で出てたりと、あれこれ新しい試みが施されてた本作。そんな中でも、少ない出番とはいえ減った笑いを一身に引き受け、存分に楽しませてくれたトン・ピョウとマギー・チャンの存在は嬉しい。特に、持ち前のオッチョコチョイと勘違いを存分に活かし、事態をひたすら悪化させるメイ役のマギー・チャンの愛らしさは格別。出番が多過ぎるとイライラする事この上ないキャラクターだが、この位だととっても可愛い。香港映画特有の吹替えではなく、本作からジャッキーも地声になってるので、多分マギー・チャンもそうだと思うんですが、思いのほか声が低くてビックリ。顔と声のアンバランスさが、結構好みかも。

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色々と気を遣い

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posted by たお at 14:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | 前にも観たアレ■は行■ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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