1992年 アメリカ映画 119分 コメディ 採点★★★★
口がいたく達者だそうで、あたくし。「よく考えてみたら、言いくるめられただけ?」と、よく言われます。そんなつもりは全くないんですけどねぇ。ただ会議の時などは黙ーって相手の話を最後まで聞いて、会議の終了間際に一気に畳み掛けるように反証するんで嫌われますが。
ニューヨークから大学のあるロサンゼルスへのドライブの途中に立ち寄ったアラバマ州で殺人の容疑を着せられてしまったビルとスタン。全く覚えのない罪に途方に暮れたビルは、いとこのビニーが弁護士をやっていると聞き彼に弁護を依頼。ところがビニーは、6年掛かりで司法試験に受かり、つい6週間前に免許を取ったばかりで、裁判経験どころか裁判所にも行ったことのない素人チンピラ弁護士だった。
“都会の若者が南部の田舎で怖い目に遭う”といういつものパターンですね。もうほとんど都市伝説です。噛み砕けば、本作も『悪魔のいけにえ』もある意味一緒では。まぁ、大きく大きく括ってみればですけど。ただ、“南部の田舎者は変”といった描写はなく、どちらかといえばジョー・ペシの奇抜さに焦点が集められている為、“南部は怖い”というよりは“ジョー・ペシが怖い”となっているのが微笑ましい。真顔のジョー・ペシ怖いですし、実際。
コメディとはいえ法廷が舞台となるこの映画の面白さを決めるキモは、やはり裁判シーン。けたたましくもリズミカルなジョー・ペシの喋りによる立証・反証のシーンは、多少強引さは感じるもののスリリングで面白い。観客は被告が無実と知っている安心できる設定ながら、圧倒的に不利な証拠のひとつひとつを素人弁護士が切り崩していく様はやはり痛快。無責任男が一人前になる成長物語も成就する側面にも満足いく出来。
何人か殺しているに違いない風貌を持つジョー・ペシ。『リーサル・ウェポン』シリーズでコメディセンスを立証しているとはいえ、突然キレて誰かを蹴り殺したりはしないだろうかと心配な2時間。ラルフ・カラテキッド・マッチオとジョー・ペシという戦々恐々とした顔ぶれのこの映画を救っているのは、なんといってもマリサ・トメイ。
ひとコマたりとも魅力的じゃないシーンがない。この他愛のない作品で、アカデミー助演女優賞を獲得したのにも充分納得ができる。みんな惚れたんでしょうね。私は惚れましたよ。そんな彼女の一挙一動、ヘアスタイル、服装に見惚れているうちに、あっという間に2時間経過。彼女のようにポジティブなオーラを持つ人って、側にいるだけで周りの人にいい影響を与えるんでしょうね。知り合いたいです。
誰が見ても被告
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こちらのブログにどんな映画が取り上げられるか?
毎回々々興味津々で訪問しております(笑)
「いとこのビニー」
私も大好きな作品です♪
マリサ・トメイさん、確かな表現力の女優さんですが、
早くに脇に回り、近頃は代表作がないのが淋しいです。
「グッドフェローズ」
あの作品でのジョー・ぺシさんは最高でした♪
車で遺棄しようとしたら、死体が動いた場面、
“まぁだ生きてやがるッ!”
と、とどめを刺すぺシさん、怖いけど魅力的です!
懐かしやラルフ・マッチオも出演してましたネ!
強面の判事役のフレッド・グウィンさん!
この作品の直ぐ後で亡くなられたのは残念でしたネ。
どこかに自分と同じ匂いをなおさんに感じています(苦笑)
では、またお邪魔します・・・〆
節操の全くない映画の選び方してますが^^;
マリサ・トメイはこれ以降どんな役柄でも選び放題だったんですけどねぇ。タイプキャストに陥るのがイヤなのか、メインに出たくないのか、エージェントがとんでもなく無能かのいずれかなんですかね?
『グッドフェローズ』以降、何を観ても怖いんですよ、ペシ。あの映画でペシの最期の瞬間がたまらなく印象的です。
ラルフ・マッチオも当時31歳。童顔なのも困り者です。フレッド・グウィンは『ペット・セメタリー』も印象的でした。
新旧問わずアバウトに紹介していきますので、これからもよろしくお願いいたします♪
ジョー・ペシが怖い・・って、ほんとそうでした〜(笑)
たおさんが↑のコメントで書いてらっしゃるように、「グッド・フェローズ」の彼を
ついつい思い出しちゃいますよね〜(^^ゞ
この映画でも、もっとキレまくるのかなと思ったけど
そうじゃぁなかったですが、やっぱりあの顔には迫力ありました〜(^ー^* )
で、なんといってもマリサ・トメイですよね〜(^▽^)V
可愛くて、でもあんなにメカに強くて
もう最高に良かったです♪^^
TBエコー&コメント、どうもありがとうございました♪
なんと言っても、マリサ・トメイに尽きますよねぇ、コレ。まぁ、それ以外の顔ぶれがペシにフレッド・グウィンですから、マリサ・トメイにばかり目が行くのも仕方がないんですが^^;