1971年 アメリカTV 76分 サスペンス 採点★★★★
【ストーリー】
大人気シリーズを持つ推理作家コンビのフランクリンとフェリス。しかし、執筆担当のフェリスが独立の為コンビ解消を望んだ。文才がなく対外交渉のみ行っていたフランクリンは、収入源が立たれる事を恐れ、保険金目当てにフェリスを殺害。推理作家らしい完全犯罪成立に思えたが、そこへコロンボが現れ…。
『激突!』製作直前のスピルバーグが監督した事でも知られる、シリーズとして正式にスタートを切ったコロンボシリーズ第一弾。ゲストスターは、『アイガー・サンクション』のジャック・キャシディ。
“スピルバーグ印”を見つけるのはなかなか困難なものの、舞台然としたいかにもTVドラマ的な動きの少ないシリーズの中でも、常に人が動き回るリアル志向のライブアクション要素が垣間見えるのが特徴の本作。文才がないとはいえ、完全犯罪の舞台作りの達人である推理作家が目論む完全犯罪をコロンボが如何に解き明かしていくのかという、“天才vs天才”の構図が面白い。もちろん天才とはいえ、所詮紙の上での話なので、真綿で首を締められるかの如くコロンボにジワジワと追いつめられていっちゃうんですが。
状況証拠こそ揃えど、決定的な一打に欠け苛立ってみたり、得意料理がオムレツだったりと、コロンボのキャラクターもどんどん膨らみ続けている様も、ファンとしては非常に興味深い。自白に頼る決着方法はいまいち弱いが、トリック作成にまつわるオチは秀逸。シリーズ中でも傑作の部類では。
食わせると決めたら、相手の都合もお構いなく
↓↓お帰りの際にでもぽちりと↓↓
やはり吹き替え
小池朝雄=コロンボです
ねちっこさに
時折犯人に同情してしまうことしばしば
ちなみに
僕はコロンボ世代ではなく
ゴロンボ世代です
普段はオリジナル音声で観ることが多いんですが、コロンボは断然吹替えですねぇ。ジャッキーやイーストウッドも、吹替えで観る事多しで。
>時折犯人に同情してしまうことしばしば
もう、これは常にw
あぁ、懐かしいですねぇカックラキン。私も世代的に近いのかも^^;