1991年 アメリカ映画 104分 アクション 採点★★
“脳ミソは家に置いて観に来い!”
素晴らしい言葉だ。実に素晴らしい。「考えるな。感じろ!」に匹敵する名言だ。というか、言ってる事は同じような気もしないでもないが。とりあえず、全ての疑問に答えてくれているような気さえする。「あのー、なんでここは…?」「脳ミソは家に置いて来い!」。実に乱暴。
【ストーリー】
ベトナム戦争時に捕虜となっていたマクベインさんを救ったサントスさん。18年後、麻薬王の下で大統領まで腐敗してしまったコロンビアで、せっせと革命準備に勤しむサントスさんが大統領に殺されてしまう。怒ったマクベインさんと愉快な仲間たちは、コロンビアに暴れに行く。
冒頭、どう見てもフィリピンにしか見えない景色に字幕で“ベトナム”と出た時点で、さっさと脳ミソをどこか手の届かない所に仕舞いましょう。さもないと痛い目に合いますよ。次の瞬間、同じ風景に“コロンビア”と出ますから。ロバに乗って
コロンビア行くにも金が必要だと麻薬の売人とその一味を大勢殺しちゃいますが、売人に「オレだって生活がかかってんだよー!金ならマフィアのボスの方が持ってるだろー?」と言われ、「そうだね」とさっさとマフィアのボスを拉致りに行く主人公達にも大量の「???」が浮かぶでしょうが、考えちゃいけません。ダメダメ。
拳銃一発で戦闘機撃墜したり、とんでもなく扇風機が重そうだったり、クリストファー・ウォーケンの髪が総毛立ってたりもしますが、いいんです。グリッケンハウスの映画なんですから。みんな『エクスタミネーター』好きでしょ?3分置きに訪れる“???”を、5分おきに訪れる大爆発が吹き飛ばしてくれますから。計算すると“???”の方が多いですが。「こっそり人死んでんじゃないか?」って思えるほど、意外にスタントも派手ですしチャラにしちゃいましょうよ。
『デッドゾーン』同様、冒頭の捕虜時代を5歳児のような坊っちゃん刈りで登場して驚かせるウォーケンだが、ニューヨークに戻るといつもの総毛立ちヘアーに戻ってるので安心。健康状態のバロメーターなのか、調子がいいと髪が立つようです。どこに居ても違和感のある彼だが、やはり
“いけてるハゲ”ベスト10に入るであろうマイケル・アイアンサンドも、役作りのしようのない脚本のせいか、いつも以上にギラギラしてます。「まー適当にその辺でギラギラしてて」と言われたかのようです。え?「じゃぁ、“いけてないハゲ”は?」ですか?そりゃぁもう、取った時のセガー…。
このくらい立てば絶好調
↓↓ぽちりとお願いします↓↓
人気blogランキングへ