2003年 アメリカ映画 92分 SF 採点★★
一部を除いて続編といえば、“見せ場倍増”“内容半減”ってのが常。とは言っても、大ヒット作のその後が観たい、別のエピソードが観たいといった観客の希望も大きく、ビジネスの上でも甘みは大きい。若手監督の起用も多く、登竜門的位置づけでもある。しかし、リスクも少なく、安定して稼げる続編であっても、スタジオ側にすら求められていない場合もあるようで。
とある惑星で昆虫型生物バグズと熾烈な戦いを繰り広げていた地球連邦の一中隊。彼らはバグズの猛攻から逃れ廃墟と化した前線基地へと逃げ込むが、バグズの侵攻は目に見えない所から始まっていた。
容赦なく手足が吹き飛ぶ強烈な残酷描写と、毒々しいまでにベッタベタの青春映画進行に仰々しい戦意高揚CMを随所に盛り込んだ『スターシップ・トゥルーパーズ』。原作とは裏腹に、徹底的に戦争の馬鹿馬鹿しさを描き、強烈な社会風刺作品として完成された前作において特撮と製作を担当したVFX界の大物フィル・ティペット初監督作。さぞや金に糸目をつけぬ盛大な特殊効果を拝めるかと思いきや、なにやら画面が殺風景。その寂しい画作りの中で繰り広げられるグダグダとした戦闘シーンは、さすが予算が前作の20分の1であることを痛感させられる。その信じられないような低予算と、撮影日数26日間というある意味スタジオから「作るな!」と言われたかのような厳しい状況の中、下手に大風呂敷を広げず密閉された空間でのホラー劇にした後半部は、それなりに楽しめる。あくまで、こちらの想像力を総動員してでですが。
『ヒドゥン』のような寄生虫によってコントロールされた兵士達の物語がメインになるのだが、別段正体を隠している様子もないので、やけに堂々とした『遊星からの物体X』のような展開に。スリルもへったくれもないのだが、寄生された人間が徐々に腐っていく様子や、群れで襲ってくる様子など『ゾンビ』のようでちょっと楽しい。所詮虫なので、甘いのが好きってのもお気に入り。
登場人物の見分けがつかなかったり、主人公が誰なのか後半までさっぱり分からないなど問題点山積みではあるが、「なんか安っぽいの観たい!」と心が騒ぎ出した時には打ってつけの一本。
こいつは主人公じゃなかったはず
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ほんっとチープな笑える作品でしたよね。ヒドゥンは未見(のはずw)なので、私にとってはこれ「遊星からの物体X」にしか見えませんでした(笑)
お金かかってないなぁっていうのが作品全体からにじみ出てましたよね(苦笑
だから、よくここまで作ったなぁと逆に感心しちゃったりして(^^;
こちらからもTB返させていただきますねー♪
なんかもー「大変だったね」としか言えない出来で^^;
ちょっと応援すらしたくなりましたw
あたしはこのシリーズ、ゾンビものと同じような感覚で、好きです。
殺しまくるという、、
いつもお世話になっております!!
スパパパパーって盛大に首飛びますしねー^^
前作も大好きなので、コレも胸を張って嫌いと言えない作品でした。面白い部分もけっこう豊富でしたし^^