1986年 アメリカ映画 93分 アクション 採点★★★
親の七光り。「親がスターだからって、たいした苦労もしないで映画出やがって」みたいな感じで言われますが、二世俳優が出ると同時にその映画が瞬く間に“B級映画”の香りを放つのも事実。いろいろ大変そうです、二世も。
ケリーに一方的な想いを寄せるパッカードとその一味は、ケリーの彼氏ジェイミーを殺害。そしてある日、ケリーの前にジェイクと名乗る青年が現れる。同じ頃、彗星と共に漆黒のスポーツカーに乗り漆黒のレーシングスーツに身を包んだ処刑ライダーが現れ、パッカード一味を次々と葬っていく。処刑ライダーの正体は…?
まぁ、チャーリー・シーンなんですが。
殺された男がフラリと現れ、復讐を果たしフラリと去っていく様は『荒野のストレンジャー』のようだが、本作はその『荒野のストレンジャー』に車と青春映画臭を足して、大事なものを色々引いちゃったような出来。若者と警官とバーガーショップしかない町で繰り広げられるカーチェイス以外見所はないが、ノスタルジーを感じるにはうってつけの一本。“エフェクト”なんて言葉では表現できない合成の数々や、ショットガンに電飾を付けちゃった“やっつけSF”など、お楽しみも豊富。レーシングスーツがすっごく動きづらそうなのは、いかがなもんかと思いますが。
マーティン・シーンの息子に、ジョン・カサヴェテスの息子、ライアン・オニールの息子と“息子”をずらりと並べるのに飽き足らず、デニス・クエイドの兄、ロン・ハワードの弟と“兄弟”までも揃える鉄壁のB級布陣。これでジョーイ・トラヴォルタまでいれば、完璧だったんですが。劇中に使われる、当時No.1ヒットだったロバート・パーマーの“恋におぼれて”の使用料の方が、彼らのギャラより高かったんじゃないでしょうか?
車に全く興味がなく、車好きの人とは友達になれそうもない私は、街で見かける猛スピードで走り去る車に対しても「あぁ、オシッコ漏れそうなんだねぇ」としか思わないほど。そんなんで、劇中の車には別段なんの印象もありませんが、サイズの合ってないレーシングスーツを着てたり、やたらと小さい家に住んでたり、狭い小川で群れをなして遊んでたり、小さいバーガーショップに大挙するこの映画の住人にはやや関心を。窮屈なの好きなようです。
エミリオの方にサイズ合わせちゃったんですかね?
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しかも、ご丁寧にDVD借りて再度観賞までやってのけておりました(笑)
いや、ほんと笑える映画でしたよねぇ・・・
つーか笑ってみないと怒り出したくなるような出来で(^o^;
ここで記事を読んで思い出したように大爆笑しちゃいましたヨ。
確かにせせこましいところでたむろするのがダイスキな若者たちでしたねぇ・・・(笑)
久々に観てみたんですが、予算の使い方が非常に個性的な映画でw
昔はよくTVでやってたんですけどねぇ。
これはしっかりと劇場で観ました。
なかなか面白かったです。こういうヒーロー(といっていいのかな)ものって好きなのです。丸っこい車も怖くなくって…。
当時はチャーリー・シーンが出ているということにも気付かず、というかあまり知らずに観ていたような気がします。(^^;
そういえば確かにせまっ苦しい小川で青春していましたね。