なにやらメーカー側としてはブルーレイに期待をしているようですが、状況が変わらない以上、あんまり期待しない方が。まぁ単純な打開策として、レンタル開始日と発売日が一緒になっちゃってる現状を改善してせめて一カ月は間を開けるとか、放送解禁日をもう少し厳密にするとか、特典や価格設定を見直すって方法も考えられますが、焼け石に水でしょうねぇ。そもそもこの問題の根本は、DVDそのものにあるわけじゃないと思いますし。
問題の根っこの一つは、間違いなく劇場公開を主とした映画産業にあるのではと。その辺は、この間書いた記事とダブっちゃうんで割愛しますが、そこが改善されない限り、二次産業にあたるDVDの売り上げ改善は見込めないのではと。ブロックバスター式というのか、一本の作品に100万人を集めるその商法は、商売のやり方として間違ってないとは思うんです。リスクも少なく伸ばしやすい長所を中心に組み立てるやり方は。ただ、それと同時に顧客の最大パイ数増大の工夫や、観客を育て上げる努力をしてこなかったツケが回ったのではと。100万人が1本の作品しか知らない状態では、チャンスもそれだけ少ない。様々な作品に触れる機会がないんですし。ほら、やっぱり今こそ同時上映だ!ビバ同時上映だ!
まぁ、言いたい事が山ほどあり過ぎて上手く書く自信がないんで“ビバ同時上映!”にこの記事では逃げちゃいましたが、“大手レンタル企業への依存体質”“短期集中で消費しつくそうとする使い捨て気質”“TV局を含めおこぼれ目当てばかりが集まる製作委員会制度”などなど、見直さなければならない問題が山積し過ぎちゃって大変でしょうけど、是非とも映画の未来を明るくしてもらいたいものです。ドン詰まり過ぎて言葉にする気すら失せてしまった音楽産業よりは、まだほんの僅かながらでも希望があるんですし。
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