2005年 アメリカ映画 100分 コメディ 採点★★★★
子供の頃、GWや夏休みになると『デビルマン対ゲッターロボ対マジンガーZ』のような対決モノを、TVでよくやってましたよね。もうTVにクギづけだったものです。「どっちが強ぇんだぁ?」って。まぁ結局対決といっても小競り合い程度で、最後には決まって協力して敵を倒すんですが、いたく落胆したものです。翌年にはまたクギづけですが。で今回は『チアガール対テキサスコップ』です。ポンポンとか投げつけてくるんですかね?いささか分が悪そうです、チアガール。ガンバレ。
頑固一徹のテキサスレンジャー・シャープは、係争中の組織のボスを有罪にしうる証拠を持った証人の確保に成功するが、組織の放った殺し屋に襲撃され、逃げた証人も何者かに殺されてしまう。ところが、その殺人現場を目撃した者がいた。チアガール5人組だ。シャープは証人保護の為、世代も世界も何もかも違うチアガールたちと共同生活をすることとなる。
トミー・リー・ジョーンズとチアガール
もう、その絵ヅラだけで満足。“刑事と宇宙人”や“軍人と子供”といった、境遇の違うもの同士が反発しながら最後に協力するってタイプの典型的な一本で、展開も例にもれず非常に他愛がない。しかしながら、“顔合わせの意外性”が最重要課題となるジャンルであることを踏まえると、この組み合わせは最強。監督もよくわかっているようで、“証人を守る”とか“殺人犯を追う”などといった取って付けた本筋を放っぽって、トミー・リーが若い娘に囲まれている姿を撮り続ける。それた横道が本道になったようなもの。
顔合わせの意外性だけではなく、トミー・リーとチアガール達の対立の構図に嫌味感も少なく、心が通うことになる展開も非常にスムーズ。また、キャラクターの描き分けや心情描写も思いのほか深く、チアバトルシーンなどのクド過ぎない笑いのバランスの良さも、本作を面白くしている要因となっている。傑作には程遠いが、ビデオストレートにするのもチト惜しい作品だ。
『ビー・クール』のクリスティナ・ミリアンや『フレディVSジェイソン』のモニカ・キーナらチアガール達は、“若い”“カワイイ”“グラマー”とわかりやすく魅力的。特にトミー・リーに想いを寄せるバーブ役のケリ・ガーナーが、お気に入り。“金髪・タレ目・口半開き”と典型的な健康的アメリカンティーンを好演。好演というか、インタビューで「ワタシ、年上が好きなのー」とか言ってたから、たぶん素。トミー・リー、ワルイことしてないよね?
製作総指揮も兼ねるトミー・リーは、愛する御当地テキサスを舞台に若い娘に囲まれて幸せそう。すごく楽しかったんでしょうね。顔に出ています。私財投げ打ってでもシリーズ化しちゃうんじゃないでしょうか?非常に安直かつ夢のある邦題と、ものすごく嬉しそうだったトミー・リーへの還暦祝いに★ひとつオマケ。
これですもの
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『女子高生チェーンソウ』とか『バス男』とか、こんな邦題をつけた担当者に小さな不幸が続けてありますように…
ちょっとストーリーの説明&エピソード不足を感じなくもなかったんですが、気楽に楽しめた作品でしたわ。
ただ…
去年のアメリカのコメディって結局コミュニチィとしての家族に帰属するってオチが多く、この作品もまぁそう言えなくもないのがちょっと気になりましたかのぅ… でも楽しかったんで良し! ですわ(笑)
チアガールの面々、華やかで良かったです。
じぶんのお気に入りは、ヴァネッサ・フェルリトです、正当派の美人じゃないですが。
「24」にも出てましたね。
夢のある開き直ったタイトルだとも思いましたがw
911以降“家庭への回帰”とか“信仰”とか古臭い倫理観を振り回している気配もありますが、何年か周期で起きるいつものことっちゃあいつものことですがね^^;
若い娘に囲まれてデレデレしたい私としては満足でw
基本的には「誰が」とかじゃなく、あの状況にいたいだけなんですけどねw
羨ましいかぎりで。。。