1981年 カナダ映画 90分 ホラー 採点★★★
いよいよもってバレンタインですねぇ。貰えるかどうかでドキドキする歳でもないんでワクワクもしませんが、根っからの甘党である私にとってこの時期は一人でチョコを買いづらいのがちょっとイヤ。それはさて置き、きっと皆さんは聖バレンタインデーの虐殺に想いを馳せながら、チョコを口に運ぶんでしょうねぇ。いいなぁ。
【ストーリー】
20年前に起きた猟奇殺人事件以来バレンタインのイベントを自粛していた炭鉱町だったが、今年は久しぶりにバレンタインパーティの開催を決定。住人は準備に追われていた。しかし、またもや心臓をえぐり取られる殺人事件が発生。20年前の悪夢の再来に、住人は恐怖におののき…。
大ヒットを記録した『13日の金曜日』のあおりを受け、数多く製作された祝祭日系スラッシャーホラーの一本。
つなぎにツルハシという男らしい出で立ちが魅力の殺人鬼が大活躍する本作。過去の因縁が現在に蘇るという展開自体は定番中の定番で目新しさは全くないが、反面、その定番を丁寧に撮り上げているので退屈もしない。生憎観賞したDVDが強烈なゴア描写を全面的にカットしちゃった残念なバージョンではあるのだが、犠牲者を洗濯機でグワングワン回したり、シャワー口に頭を突刺し口からお湯が出る必殺マーライオン殺しを披露したりと、殺し方になかなか工夫が凝らされており好印象。
あまりにベタ過ぎてミスリードがさっぱり効いていなかったり、自分勝手にも程がある主張が行き来する三角関係模様を物語の中心にしちゃったりと残念な個所も多いは多いが、“バレンタインの呪いは生き続け〜、静寂に包まれた町は恐怖に恐れおののく〜♪”と歌いあげるエンディング曲がすげぇカッコ良かったので、★ひとつオマケ。
バレンタインに恨みの一つや二つありそうな輩
↓↓お帰りの際にでもぽちりと↓↓