2011年02月04日

ドロップ・ゾーン (Drop Zone)

監督 ジョン・バダム 主演 ウェズリー・スナイプス
1994年 アメリカ映画 102分 アクション 採点★★★

機会があれば一度はやってみたい事って結構多いんですが、その中でも是非とも挑戦してみたいのがスカイダイビング。『チャーリーズ・エンジェル』のアレックスの真似をしてみたい。あのバビューンって飛んでくやつ。なんか、字にするとバカみたい。ただ、根がどうしようもなくビビりなもんだから、自分から進んで飛行機に乗り込んだり飛び降りたり出来るとは到底思えず。誰か私を突然拉致って、パラシュートを背負わせたうえで飛行機から叩き落してくれないかなぁ。

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【ストーリー】
連邦保安官であるピートと弟は、飛行機で囚人を護送中にハイジャック犯の襲撃に遭う。囚人を連れ去られ弟を殺されたピートは、その責任を取らされ停職処分に。弟の仇を討ちたいピートは、凄腕のジャンパーがこの事件に絡んでいると睨み、彼らに近づくため自らスカイダイビングの特訓を始める。

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ブルーサンダー』『ジャック・ブル』のジョン・バダムによる、スカイダイブアクション。
“犯人がスカイダイバー”“侵入経路は上から”ってのが目新しい本作。そこ以外はまぁ、なんと言うか使い古された感じもあるいつもの刑事アクションですが。ただ、ネタは使い古しである半面、中心となるスカイダイビングに関しては迫力もスピード感も充分。「やってみたい!」と思わせる魅力も上手に引き出せている。その辺の上手さは、さすが職人監督ジョン・バダムだけある。復讐劇かと思いきや急にコミカルになったり、『ハートブルー』のようにその筋のプロのスマートさを見せるのかと思いきやただの犯罪者に過ぎなかったりと、結構チグハグな作品ではあるものの、全体を破綻させないで最低限のクォリティを維持してるってのも、ジョン・バダムらしい。「もっと犯人をカッコ良く描ければ」とか「ビルの屋上から侵入する以外にスカイダイビングの活用法はないの?」とか、あれこれ文句や注文をつけたくもなる作品ではあるが、「まぁでも、これくらいが丁度良いのかなぁ」って気にもなってしまう作品。ほどほどで。

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主演は『デモリションマン』『ザ・マークスマン』のウェズリー・スナイプス。強面に涙目が魅力の“ウェズリー道”開眼前の作品だけに、アクション・シリアス・コメディと目の前に広がる選択肢を前に迷いが見え隠れ。後にウェズリー道を象るスナイプス拳法も披露しているが、切れ味はまだイマイチ。ただ、涙目は既に健在。怒っていても涙目、笑っていても涙目と、背中にどんだけ大きな悲しみを背負っているのか予想もつかないウェズリーは堪能できる。
正面から見た印象と横顔の印象が全然違うヒロイン役に、『ハード・ターゲット』のヤンシー・バトラー、犯人グループのリーダー役に、『プレデター2』『イラク -狼の谷-』の怪優ゲイリー・ビューシイ、この人とネズミが交互に映るオープニングに、「あれ?今観てるのって『グリーンマイル』だったっけ?」と混乱させられたマイケル・ジェッターらがキャスティング。まぁ、これと言って強烈な印象を残すキャスティングではないんですが、頭からトラックの運転席に突っ込んでくるゲイリー・ビューシイの姿に、「あぁ、こんなシーンが似合うのって、この人か『アナコンダ』のジョン・ヴォイトぐらいだなぁ」と思ってみたり。

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かごめかごめ

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posted by たお at 02:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | 前にも観たアレ■た行■ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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