2010年12月31日

キャノンボール (The Cannonball Run)

監督 ハル・ニーダム 主演 バート・レイノルズ
1981年 アメリカ/香港映画 95分 アクション 採点★★★

いやぁ、もう正月ですよ。ついこの間「スイカうめぇ!」って食ってたのに、今じゃ「ミカンうめぇ!」ですもの。早いですねぇ。テレビもすっかり年末年始進行で、そこそこ豪勢な顔ぶれが揃った中身の薄いバラエティばかりになってきましたねぇ。不思議なもので、普段なら観ようとすら思わないそんな番組も、この時期になると面白く感じちゃうんですよねぇ。恐るべし、正月気分

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【ストーリー】
アメリカの東海岸から西海岸へひたすら駆け抜ける公道レースが開催。腕自慢のドライバーが各国から集結し、奇想天外なレースを展開する。

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オールスター競演による、「これぞ正月映画!」と唸ってしまう楽しい一本。監督は、「車を走らせるなら、まずこの人」のハル・ニーダム。『メガフォース』を再販してくれないかなぁ。
ストーリーは至ってシンプル。“西海岸目指して車で走る”、以上!特にスピード感があるわけでも、迫力あるカーアクションを拝めるわけでもなく、ほどほどのスピード感で走るレースシーンの合間合間に、宴会芸にも似たベッタベタのギャグが詰め込まれた本作。ギャグの合間に車が走ってるとも言えますが。そのほど良いユルさとクドめのギャグは、カントリー風味が持ち味のハル・ニーダムと、ゴールデン・ハーベストの香港映画特有の味わいがまさに融合した結果で、何にもない平日に観る分には若干辛いが、正月気分のこの時期に観るにはピッタリの新年会映画に仕上がっている。
その新年会気分を盛り上げているのは、もちろん揃いに揃ったスターたちによる泥酔状態で演じる宴会芸のような楽しげな雰囲気によるものが大きい。制約が多く下手に緊張感を漂わせる現役のトップスターを揃えるのではなく、旬から微妙に外れてはいるが知名度は高い顔ぶれを揃えたのもミソ。ラストのNGシーン集からも感じられる当人たちの楽しげな様子が、そのまま本作のムードに。

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作品を重ねる毎に顔ぶれが地味になっていく本シリーズだが、第一作目の本作は『キャノンボール2』『ドリヴン』のバート・レイノルズを筆頭に、「盛大な祭りをやるぞ!」って意気込みすら感じる贅沢な顔ぶれが集結。
“ジャッキー・チェン”という名前の広東語しか喋れない日本人という謎の役柄で、『バトルクリーク・ブロー』と合わせてアメリカ進出に向けて動き出していた『ダブル・ミッション』のジャッキー・チェンが、この後『プロジェクトBB』まで20年以上共演することがない香港映画界のもう一人の顔役マイケル・ホイと共演しているのが、今となっては最大の見所であるのだが、セルフパロディを嬉々として演じる『007/私を愛したスパイ』のロジャー・ムーアや、『サンバーン』のポスター1枚で世界中の男子をメロメロにしたファラ・フォーセット、ガチで酩酊状態にあるようにしか見えないディーン・マーティンにサミー・デイヴィス・Jrに、イメージがバイクと直結している『ゴーストライダー』のピーター・フォンダなど、初めて予告編を観た時にすぐには信じられなかったほどの顔ぶれが一本の作品に揃ったってのは、当時としても大事件。大いに驚いたものです。まぁ、今となっては『ニューヨーク1997』のエイドリアン・バーボーがお色気担当ってのに、大いに驚きましたが。
さて、ようやくデジタル・リマスター版が出た本作。画質は然程驚くような改善はされていないものの、dts6.1ch音声が収録されているなど、音声面では随分と改善。そして何よりも、隙さえあればギャグを放り込む広川太一郎らによる日本語吹替収録ってのが嬉しい。字幕版を観た直後に吹替版を観ると、別な作品を観ているような印象すら受ける吹替台本の完成度も見事。テレビの洋画劇場に心を躍らせていた頃を、ふと思い出したりも。

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映画って、まずは楽しむものなんだなぁと再確認

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posted by たお at 03:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | 前にも観たアレ■か行■ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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