
その昔、地方の映画館といえば2本立てとかザラでしたよね?
“地方はお客さんが入らない”っていう配慮なんでしょうが、大概は抱き合わせ商品で。でも、その中から当りが出たりしてすっごく得した気分にもなったものです。
『カランバ』も『アヒルの警備保障』も『ガバリン』も『ターボ・クラッシュ』も『メガフォース』も全部同時上映で観ました。初期のウェズリー映画はほとんど同時上映でしたね。単体だったら、お金払ってまで観に行ったかどうかってとこですが。

本命を前にするか、後にするか?その本命が重い題材なら、せめて劇場を出る時くらいは心軽くしたいから先に観ちゃうとか、色々考えたものでした。デートの時など“何が同時上映か?”ってのも重要で、それが『食人大統領アミン』なんかだったりしちゃうと、メインが終わった後泣く泣く劇場を後にするハメに。後日、一人で観に行ったりしちゃうんですけどね。
『死霊のはらわた』があまりに面白いのでもう一回観ようとすると、もれなく『悪魔の受胎』が付いてくるように。結局『悪魔の受胎』も10回以上観てしまいましたが…。
また、時々「この組み合わせは誰が考えたんだ?」って事態になることも。『モスキート・コースト』の同時上映が『悪魔の毒々モンスター』だった時のように。どっちがメインだ?

郊外に濫立するシネコンの影響で、街場の劇場がかなり苦しんでるそうで。設備の問題や交通の便の問題も大きいんでしょうね。前の人の頭が邪魔だったり、30分もしないうちにお尻が痛くなったりもしますが、古い劇場って好きなんですよね。あの匂いとか雰囲気とか。無くなって欲しくはないものです。
色んな問題もあるんでしょうが、この“同時上映”ってのを復活させてみるのも一つかも知れませんね。
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タグ:雑記
思えばコレのお陰で観れた映画って私も結構ありまして…
『バンディットQ』⇒『火の鳥2772』の併映
『メガフォース』⇒『スペースコブラ』の併映
『シザーハンズ』⇒『ホームアローン』の併映
『ウィークエンド』⇒『ケンタッキーフライドムービー』の併映
『ライアー・ライアー』⇒『香港大夜総会』の併映
…とか、まぁ映画館主の趣味なんでしょうが、そのトチ狂いさ加減に時に呆れ、時に笑い、そして時に感動をしたものでありますな…
ちなみに妻は
『ノストラダムスの大予言』⇒『超能力だよ全員集合!』
って併映を観たそうですわ(笑)
おおっ!微妙に併映が違うw
ホントに、これのおかげで観れた映画って多いですよねー。
イベントとして肩を張らずに、単純に映画を楽しめた時期でしたねぇ。
さらに地方の町民映画館みたいな場所で、『ランボー』と『少林寺』と『処刑教室』という、中学生の心身を蝕む素晴らしい組み合わせをやっていたのもいい想い出で。非常口から忍び込んだのはいいが、客が誰もいないので映画が始まらず結局チケット買った記憶が…^^;若気の至りということで。
そ・それはラッキーといえばラッキーですが、もの凄い組み合わせでw
私は大好きですが^^