1999年 アメリカ映画 101分 アクション 採点★★★★
“小悪党ブーム”ってのが一時ありましたね。タランティーノやガイ・リッチーの作品のヒットで、芸幅に伸び悩みを抱えたスターたちが「俺も俺も」とこぞって挑戦。新しい俺を表現したはいいが、それっきり消えちゃったスターもチラホラと。ほとんどが筋肉関係の方々ですが。
強盗に成功するが、妻と仲間の裏切りに遭い瀕死の重傷を負ったポーター。彼は自分の取り分7万ドルを求めて裏切り者を追い詰めるが、それは巨大組織を一人で相手取ることとなる。
『L.A.コンフィデンシャル』でアカデミー脚色賞を受賞したブライアン・ヘルゲランド初監督かつメルギブが悪役に挑戦したことで話題になったものの、監督交代劇などのゴタゴタも話題に。途中降板となったブライアン・ヘルゲランドの代わりを務めたのは、『シカゴ』などのプロダクションデザイナー、ジョン・マイヤーということになっているが、まぁ「もっと俺をみんなに愛されるキャラにしよーよ」とメルギブ自身がメガホン握ったってのが真相じゃないでしょうか?アカデミー受賞監督だし。そのおかげか、主人公がとことん冷徹かと思えばユーモラスだったりヒーローぽかったりとチグハグでもある。それでも、序盤にあったクールな犯罪物の雰囲気は最後まで辛うじて保たれているので、バランスを崩さず最後まで見せ切る。言い方を変えれば、オープニングの格好良さで逃げ切ったとも言えますが。70年代風のテーマソングは、久々に「これから映画が始まる!!」という興奮を思い出させる程の出来。
年齢的にも容姿的にもこの頃が最盛期だったメルギブは、全編どのショットでも絵になる。どんなに悪人ぶっても、子供じみたヤンチャ振りが垣間見えてしまうのも、彼の魅力。地べたに足を広げて座り込む様は、クマのぬいぐるみの様で可愛かったですよ。自分の理屈のために大勢を巻き込む理不尽ぶりはすっかりセガールですが、駄々をこねてる子供のようでもあるので許される範疇ですね。撮り直し箇所が多かったせいか人物相関図が不明瞭だったりしますが、そこはメルギブとルーシー・リューの魅力で逃げ切り。あ、ルーシー・リュー結構好きなんですよ。女王様スタイルのルーシーを観れただけでも、満足度は結構アップで。言っておきますが、別に私は奴隷気質じゃないですからね。勘違いされませんように。ホントですってば。
監督ですら口答えできません
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私には、このときのメルギブは、ちーーーーっとも魅力的に感じませんでした(^^;
なんじゃ、こいつ。勝手にやってろって感じ(笑)
君のコダワリなんか、どーでもいーっつーのなんてね(笑)
>「もっと俺をみんなに愛されるキャラにしよーよ」とメルギブ自身がメガホン握ったってのが真相じゃないでしょうか?
なりほど・・・
でも、私には通用しなかったようです(苦笑
それよか、「私のスーツの方が高いぞ!」と叫んでいたジェームズ・コバーンの方がかわいかった(笑)
>リンクはどんどんご自由に。
と書いてらっしゃったので、リンクさせていただいちゃいました(笑)
一応、ご報告だけ(笑)
これはまぁなんと言うか・・・メルのセガール映画ですから^^;
「男の子のファンタジー」的要素は強いですよね。
あ、こちらからもリンクさせていただきました♪
お世話になりっぱなしで心苦しいですが^^;
これからもよろしくお願いします!!
トラックバックありがとうございます☆
私もこの映画大好きなのですが、
たおさんの鋭い視点に、「そうだったのか〜」
と改めて気がつくところ大でした。
これからもよろしくお願いします。
思いつきでしか書けない拙いブログですが、こちらからもよろしくお願いします^^;