で、最近劇場にかかる大作って、なんかの続編かリメイクってのが多いですよねぇ。続編じゃなくても、あわよくばシリーズ化でウハウハって狙いがミエミエのものばかり。元がそんなんだから、続編が出来ても辻褄は合ってるは、展開は早いはで非常に優等生な作品に。それはそれで良い事なんでしょうけど、逆にビックリするような続編が少ないってのも何とも寂しいんじゃないかと。「エェェ!?これの続編がぁ!?」みたいな。『ニューヨーク恋泥棒2』が出来ちゃうみたいな。じゃぁ、せめてあり得ない続編を妄想しちゃおうと。ただそれだけの記事。
続編の作りようがない作品として真っ先に浮かぶのが、『セブン』。他にも色々浮かぶんですが、とりあえず一番のメジャーどころってことで。一時続編の噂は流れましたが、案の定流れただけなんで、妄想だけで作ってみようかと。きっと結構多くの人が似たような事をしているんでしょうし、中学生の雑記ノートみたいで恥ずかしいですけど、オリジナリティなんてサブタレにはないし、精神年齢も中学生と然程変わらないんで、まぁいいや。んなわけで、始まり始まりー。
■タイトルはどうする?
安易に『セブン2』とかにしちゃうと、数字表記で“7 2”となんか高齢の方みたいになっちゃうので、却下。『セブン・リターンズ』も、一体だれが帰って来るのか分かんないのでボツ。早くも考えるのが面倒臭くなってきたので、『エイト』に決定。8。遠目だと雪ダルマっぽいけど、これに決定。
■監督は?
間違いなくデヴィッド・フィンチャーには相手にしてもらえないので、別の人材で。とは言っても、元々がバカげた企画なので、大物監督は誰も受けてはくれないだろうと。とりあえず破綻しない程度の映画は作れて、依頼されれば受けそうな監督というと…マイケル・ケイトン=ジョーンズあたりか。『氷の微笑2』の。もうこの時点でクォリティガタ落ちの気配漂い始めましたが、自己主張の全くないサラリとした作品にだけはなりそう。セブンの続編がサラリとしてんのは如何なものかってのはさて置いて。
■脚本は誰が?
前作のアンドリュー・ケヴィン・ウォーカーなら書くんじゃないのかなと。タワレコ店長の意地で。意味はないですが。『ウルフマン』以外は最近劇映画から離れてますし、ここらでもう一発と。一人が不安なら、『リベリオン 反逆者』のカート・ウィマーも入れて。これで、変などんでん返しが起こること決定。
■ストーリーはどうすんだ?
これが問題。安易な“ジョン・ドー・ザ・ビギニング”に逃げたくはないので、素直に後日譚で。こんな感じは?
“あの事件から10年後。またも七つの大罪を模した殺人事件が発生。単なる模倣犯かと当初は思われたが手掛かりは一切なく、担当刑事は困惑する。行き詰った刑事は、前回の事件を担当し、今では
うん。これでいいや。
■じゃぁ、オチはどうする気だ?
これまた問題。
“ミルズが犯人”
いやぁ、これはない。
“サマセットが老体に鞭打って犯行”
これもない。辛そう。もうちょっといたわってやらないと。
“ジョン・ドーに双子の弟がいた”
更にあり得ない。ないない。浮浪者が突然目から怪光線を発した『ザ・ダーク』並みにあり得ない。
無難な所で、こんなのは?
“ジョン・ドーは幼年期にとある教会が運営する孤児院で過ごしていた。しかしそこで行われていたのは、敬虔過ぎるにも程がある牧師によって選ばれた子供たちに行われる洗脳にも似た思想の植え付け。ジョン・ドーも今回の犯人も、その選ばれた子供の一人だった”
ってやつ。なんか、浦沢直樹の“MONSTER”とか『ブラジルから来た少年』っぽいけど、その路線で。上手くいけばシリーズ化も出来てウハウハですし。
■キャスティングをどうする?
主役の刑事役には、『恋人はゴースト』『ゾディアック』のマーク・ラファロでいいんじゃないの?なんか、いっつも難事件に悩まされてそうな顔してますし。“ラファロ”って苗字もなんか偉そうで良い。
サマセット役のモーガン・フリーマンは、必死に口説けば出てくれそう。『ドリームキャッチャー』みたいな素敵な作品にも出て頂けましたし。
で、犯人役をどうするかなんですが、“ジョン・ドー双子説”を却下した以上はケヴィン・スペイシーにお願いできないので、聖人っぽそうな善人顔ながらも人とはちょっとズレた気持ち悪さもある『シェルター』のジョナサン・リス・マイヤーズを仮置きで。『ゾディアック』でも怪しかったジョン・キャロル・リンチなんかも善人そうでどっか気持ち悪い感じを上手く出す役者なんだけど、ちょっと生々しいので却下。孤児院の牧師役にはベン・キングズレーなんかも浮かびましたが、なんか定番過ぎる気もするので、同じ『シャッター アイランド』からマックス・フォン・シドーを。これで高級なB級映画臭が漂うでしょうし。
いよいよもって難しいのが、ミルズ役。ブラッド・ピットが出てくれるとは到底思えませんし。これだけ有名な作品の重要な役どころとなれば、誰もが尻込みしちゃうのも仕方なし。そうなったらもう、ショーン・ビーンにお願いするしかない。ショーンしかいない。『ヒッチャー』でジョン・ライダー役を演じると言う、誰が見ても負け戦であるにもかかわらず果敢に挑戦したショーンにしか出来ない荒技。出てる間は奥さんの事を思い出して、ずーっと悲しい顔をしてなきゃならないなんて、ショーンだからこそできる役。重要な役どころのように思えて、実は思わせぶりなだけで物語にもきちんと絡んでいない役なんて、ショーン以外に浮かびますか?いいえ、浮かびません。妄想なのに、余りの不憫さに書いてて悲しくなってきましたよ。せめてオープニングクレジットでは、最後の最後に“AND Sean Bean as David Mills ”と、大物扱いをして頂きたいと切に願うばかりです。
こんな感じ。自分で書いてて、ちょっと観たくなってきた。ただまぁ案の定、すっげぇ恥ずかしい記事の出来上がりになってしまいましたが、恥ずかしいのはいつもの事なので、気にしない。気になっちゃったら、なかった事にすればいいだけですし。では。
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泣けるほどB級ですが、そこに愛があれば素敵な映画になりそうです。
前回の「ゴッド・アーミー」の記事といい、天使やら七つの大罪やらクリスマスに相応しい(?)テーマが続きますね〜。なんといっても、たおさんの愛情こもった記事が読めて幸せです。(「ゴッド・アーミー」見直そうと思います。格好よく気持ち悪い天使に見とれたいです♪)
クリスマスだからってわけでもないんですが、なんとなく。にしても、皆さんがイメージするサブタレっぽいクリスマスって、七つの大罪とかルシファーとかなんですねぇ。んー、そんなクリスマスもイイ!
で、こんな恥ずかしい記事にまでコメント頂きまして。恥ずかしいですねぇ。結局セブンなんて関係なくなってますし。ショーン・ビーンをいじくっただけみたいですし。
あら、なんか任命されちゃってますねぇw
表立って言ってませんでしたっけ、「ショーンいいぞぅ!」って?
まぁ言ってたところでいぢくり倒すのは変わらないんですが^^;
好きな俳優はいぢっちゃいますねぇ。子供の頃からそこは変わってない気が。