2010年12月16日

ザ・フライ2/二世誕生 (The Fly II)

監督 クリス・ウェイラス 主演 エリック・ストルツ
1989年 アメリカ映画 105分 SF 採点★★★

別に「あんな親父にはなりたくない!」って拒んでるわけではないですが、別段「似たい!」と望んでいるわけでもない私。それなのに、ただ普通に生活して歳を取ってきているだけにもかかわらず、年々親父に似てきた。趣味はおろか、声まで似てきた。留守電の自分の声を聞いて、最初は親父からの電話かと思った。恐るべし、遺伝子

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【ストーリー】
蠅と遺伝子レベルで融合してしまったブランドンの息子マーティンは、研究施設内で研究材料として観察されていた。恐るべき速さで成長し、5歳にして立派な青年に成長したマーティンは、父親譲りの頭脳で物質転送装置も完成させてしまう。しかしある日、彼の体内に眠る異常遺伝子が覚醒し…。

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傑作SFホラー『ザ・フライ』の続編。スティーヴン・キングのお抱え監督としても知られる『スティーヴン・キングのデスペレーション』のミック・ギャリスと、今では感動路線で語られることが多い『ミスト』のフランク・ダラボンらの脚本を、特殊効果マンとして名を馳せるクリス・ウェイラスが監督として映像化したSFホラー。
前作と比べてしまえば、ストーリーといい演出といい特殊効果といい、全てにおいて下回る本作。そのせいか、酷評を浴びることが多い作品なのだが、どうしてどうして。結構好きですよ、これ。逃れられない宿命を背負い迫害される哀しきモンスターの物語としては、充分及第点の出来。分かりやす過ぎるほどにイジワルな悪役共を、顔面ずる剥けなど派手なゴア描写で殺していくやり過ぎ勧善懲悪も、良い具合に悪趣味。確かに、あれだけの事をしでかした主人公のその後がさっぱり分からない上に、「後味が悪い!」と悪評多い結末も、これまで動物実験で行ってきたことに対する因果応報として最も納得がいくオチであるし、そもそも“ザ・フライ”シリーズに後味の良さを求めていないので、このくらいが丁度良い。まぁ、主人公のその後は分からないままですが。

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主人公である蠅の子に扮するのは、『ゴッド・アーミー/悪の天使』『バタフライ・エフェクト』のエリック・ストルツ。最も知られるエピソードが“『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を途中降板させられた”という不遇な彼だが、人懐っこそうでそうでもないひとクセあるその風貌と演技力で、内に人間以外のものを秘めた見た目大人の5歳児という非常に面倒臭そうな役柄を見事に表現。昆虫系というよりは爬虫類系の顔立ちなので、蠅への変貌に多少の違和感を感じるが、変身した姿が蠅というよりは亀に近いので、結果オーライ
その他に、『スペースボール』と本作以外では観た記憶のないダフネ・ズニーガや、前作に続いて登場するも、悪役が多いだけに立ち位置が曖昧となってしまったジョン・ゲッツ、フッテージでの登場となる父蠅のジェフ・ゴールドブラムらが出演。ジーナ・デイヴィスの役柄を別人が演じてましたが、さすがに蠅の相手はもう嫌だったんでしょうか?

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怪物ってのは、母親よりも父親を求める傾向にあるようで

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タグ:★★★ SF
posted by たお at 01:23 | Comment(2) | TrackBack(0) | 前にも観たアレ■は行■ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
やったーーーっ!
「ザ・フライ」が出たからにはいつかきっと・・って思っていました。
しかも、酷評ではないってところが嬉しさ倍増です。
実は私もこの映画結構好きで、コレでエリック・ストルツにハマりました。
えへへ。多分彼の作品は公開・未公開全部観てるかも・・。
ヒロインが地味過ぎとかしょぼ過ぎるSFXとか、酷評ばかり聞かされ、
元々が蠅男なんだからいいじゃんこれで。
と、ずーっと思ってたので、

>ザ・フライ”シリーズに後味の良さを求めていない

↑これ読んで長年わだかまっていた物がすっきりしました♪
Posted by かえる星人 at 2010年12月16日 22:58
かえる星人さま、こんにちはー!
前作といちいち比べてあーだこーだ言ってもしょうがないんじゃないのかなぁと。確かに前作よりはずいぶんと劣る部分もありますが、モンスター映画としては充分過ぎるほど面白い作品ですよねぇ。同時期に似た風貌ながらポジティヴオーラの塊のようなマイケル・Jがいたもんだから、ネガティヴオーラまとう役柄が多かったエリックも良い感じでしたし。
ホント、そもそもスッキリ爽やかなフライなんて観たくないです。まぁ、ヒロインがしょぼいってのには、異論が全くありませんがw
Posted by たお at 2010年12月17日 15:36
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