ただ、その“正月映画らしい”って漠然としたイメージって、どこで植え付けられたんだろうという疑問も。私個人的にイメージする正月映画って、“大作や話題作が集中”“大スター勢揃い”って感じなんですが、それこそ世代や地域で違うのかもと。「じゃあ、実際どんなのが公開されてたか並べてみればわかるだろ」ってことで、その年の主だった公開作をズラズラ並べてみようかと。
どうせヒマだし。
【1980年】
■エクスタミネーター ■シャイニング ■バニシング IN TURBO ■ハンター ■フライングハイ ■ブラックホール ■レイズ・ザ・タイタニック ■がんばれ!!タブチくん!!あぁツッパリ人生
【1981年】
■セーラー服と機関銃 ■レイダース/失われたアーク《聖櫃》 ■エンドレス・ラブ ■キャノンボール ■勝利への脱出 ■ターボクラッシュ ■タイタンの戦い ■マッドマックス2 ■ミスター・アーサー ■モンティ・パイソン/ライフ・オブ・ブライアン ■類猿人ターザン
【1982年】
■伊賀忍法帖 ■汚れた英雄 ■愛と青春の旅だち ■アニー ■E.T. ■地中海殺人事件 ■ポーキーズ ■ランボー
【1983年】
■里見八犬伝 ■エル・オー・ヴィ・愛・N・G ■ウォー・ゲーム ■キャノンボール2 ■グレートハンティング'84 ■ジャッキー・チェン/ドラゴン特攻隊 ■ステイン・アライブ ■大逆転 ■ネバーセイ・ネバーアゲイン ■ピンク・パンサー5/クルーゾーは二度死ぬ ■ポーキーズ2
【1984年】
■ゴジラ ■天国にいちばん近い島 ■グレムリン ■ゴーストバスターズ ■スパルタンX ■若き勇者たち
【1985年】
■ビー・バップ・ハイスクール ■吸血鬼ハンターD ■グーニーズ ■コーラスライン ■コクーン ■バック・トゥ・ザ・フューチャー ■ポリス・ストーリー/香港国際警察
【1986年】
■SFソードキル ■キングコング2 ■殺したい女 ■トップガン ■ハスラー2 ■リンク ■ハワード・ザ・ダック/暗黒魔王の陰謀
【1987年】
■はいからさんが通る ■インナースペース ■七福星 ■スーパーマン4/最強の敵 ■007/リビング・デイライツ ■ドールズ ■ドラキュリアン ■ニューヨーク東8番街の奇跡 ■バタリアン2 ■バトルランナー ■薔薇の名前 ■フロム・ビヨンド ■ベルリン忠臣蔵
【1988年】
■ザ・コップ ■3人のゴースト ■W/ダブル ■パンプキンヘッド ■ビートルジュース ■プリズン ■星の王子ニューヨークへ行く ■ミッドナイト・ラン ■ロジャー・ラビット
【1989年】
■孔雀王 ■恋人たちの予感 ■シー・オブ・ラブ ■スティール・ドーン/太陽の戦士 ■セイ・エニシング ■デビルジャンク ■ニュー・シネマ・パラダイス ■バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2 ■バットマン ■ミステリー・トレイン ■ロックアップ
ずらーっと見る限り、私の“正月映画”のイメージは明らかに81〜84年に形成されたものですねぇ。ラインナップを見るだけで、いまだにワクワクしますし。
それにしても、アクションありコメディありホラーありと、バラエティに富んだ作品が公開されてたんですねぇ、この頃は。身近な大衆娯楽って感じ。「洋画になんか負けるか!」っていう角川映画の意気込みと勢いも感じますし。だいぶ割愛したが、アニメも元気。
86年以降の、ビデオブームから派生したホラーブームがまんま反映されたラインナップも魅力。思い返せば、この頃はデートに行く映画を選ぶのに一苦労したものです。一応彼女に合わせて『恋人たちの予感』を観て、駅で別れたら速攻で劇場街に戻って『デビルジャンク』と『ロックアップ』を観る、みたいなことも度々でしたし。
ホラーだろうがなんだろうが、TVでガンガン予告編が流されてたのもこの頃ですねぇ。今じゃ各々のTV局が自前の映画を抱えてるせいか、それらの作品以外のCMは滅多に観れなくなりましたが。TV局が制作に絡めば宣伝もバンバン出来るから観客動員が期待できるってメリットも分かりますが、それ以外の作品の動員数を減らしてしまっては意味もない気が。まぁ、今じゃホラーのCMなんて流れたらクレームの嵐なんでしょうけど。つまんないの。
【'79-91 映画予告宣伝集 絶叫系篇】
↓↓お帰りの際にでもぽちりと↓↓


タグ:雑記