1986年 アメリカ映画 102分 ファンタジー 採点★★★★
プロフィールにもあるとおり、“デヴィッド”と言えば“ボウイ”です。ベッカムでもフィンチャーでもありません。ボウイです。無論、カヴァーデールやカッパーフィールドでもありません。ボウイです。間違っても、伊東じゃぁないです。
口うるさい継母にも、赤ん坊の弟にもウンザリのサラ。ある日、泣き止まない弟に業を煮やしたサラは、つい「こんな弟いらない!」と叫んでしまう。何気にサラにホの字なゴブリン界の魔王・ジャレスはサラの願いを聞き、魔王の城へ弟を連れ去ってしまう。

これで初めてボウイに触れたという人が、案外多い作品。それっきりという人も多いのですが…。タイツ姿がいけなかったのですか?王子様ルックが、お口に合いませんでしたか?音楽面でも最悪の時期だったということもあって、ボウイファンの間でも不評を買った作品であるが、好きですよ私。この中の曲、何曲か弾けますもん。ぱっつんぱっつんのタイツ姿で美少女を追い掛け回す姿に目を覆った方も多かったようですが、相手がジェニファー・コネリーですよ。私だって追っかけ回します。そもそも、ジャレス役は誰がやっても違和感丸出しになっちゃうんです。パペットでも人間でもダメなものを出来るのは、ボウイかフェレルくらいなものです。

CG全盛の今では、パペットによる動きにぎこちなさや古臭さを感じる方も多いだろう。だからといって、敬遠したり軽んじて観てしまうのは、映画を楽しむ上で非常にもったいない観かたではないだろうか。“本物らしく”見せるCGも、“どうやって躁演しているのか不思議”なパペットも、表現方法は違えど、観客に驚きを提供するという目的は一緒なのだ。飲み物と食べ物の違いのようなもので、飲み物に「歯ごたえがない!」と怒ってもしょうがないのでは。相変らず言葉足らずの表現で申し訳ないですが…。
もしジム・ヘンソンが生きていて、この作品の続編を作る事となっても、パペットで作り上げる事だけは確かだと思える。

“汚れを知らぬ”面持ちとは裏腹な肉体を持つジェニファー・コネリー。デビュー当時から、監督の秘めたる欲望を叶えるかのような役柄が多いのだが、一見健全なこの作品にも、彼女の持つ耽美な香りが充満する。特に、仮面舞踏会でも彼女の美しさは絶品で、ついつい身を乗り出してしまうが、撮影当時14・5歳であることを思い出し、あわてて身を正してしまう。魔王が惚れるのも当然だ。例え20歳以上年下であっても。
当初ジャレス役には、マイケル・ジャクソンやスティングも候補に挙がってたという。まぁ、マイケルは魔界の住人みたいなものなのでよしとしても、スティングはどうだろー?『デューン』みたいになっちゃわない?
劇中、サラの部屋の鏡台にボウイらしき写真があったような気がしましたが、その“憧れの人”であろう姿を真似、ジャレスが言い寄ってきたという解釈は間違ってますか?魔王チックなフィギュアもあったし。

一歩間違うと、イタイ少女の妄想劇
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今、見ると多少「う〜ん」と首を捻って
しまう部分もありますが、それは自分自身
が映画に慣れ過ぎてしまっている部分が大
きいのかもw
パペットの動きも滑稽だったり、「忘却
の穴」の手で表現した顔なんかは、アイデ
アとしてはなかなかだと感じます。
TBありがとうございました☆☆
ジャレス役候補に驚きました(笑
この役はボウイで正解かも☆
お話の内容・暖かみのある映像・曲
全て好きです
ボウイの写真 気付きませんでした(汗
チェックしてみますね☆☆
ボウイと言えば1度だけPV?を観たのですが
上にスパイダーのような形をしたものがあり
正座しているボウイが歌いながら
前に進んでいるんですけど
あの曲が凄く耳に残り探しているのですが
全く曲名が分からず(汗汗汗
もしご存知でしたら教えて下さい☆☆
コメント&TB、ありがとうございます!!
たましょく様
時代の流れは痛感しますが、ボウイとジェニファー・コネリーの周りだけ時間が止まっているかのようですね。かわらなすぎです^^;
バビ様
多分ボウイの写真だと思うんですが、違ったらごめんなさい^^;
87年にリリースされた『ネヴァー・レット・ミー・ダウン』で開催された“グラス・スパイダー・ツアー”の映像かもしれませんね。でっかいクモ使ってましたんで。ただ、そのDVDは持ってないので、曲名までは分かりませんが^^;
やたらと正座するPVは、同アルバムの『タイム・ウィル・クロール』ってシングル曲がありましたが。
「デイビットといえば?」
と聞いたところ即答「伊東」でした(爆)
私この映画大好きですよ!
また見たかったのですが、DVD化なかなかされませんでしたか?たおさんがレビューを書いていたのでまさか!と思って調べたらあったのでさっそくDISCUSのリストに入れましたよ〜
今あらためてみてないけど
今見ても新鮮で好きだといえると思います
これねぇ当時まだ学生だった私は弟と見にいきましたよ(爆)で弟はこの作品ですっかり映画のtりこに、当時私の部屋にあった、サントラ盤CDを盗みだして聴いていました
デイビッドボウイの持つ怪しい雰囲気はこれ以前から好きでした、だから私的には適役だと思ったのですが世間的にはあのタイツがダメだったみたいね
ジェニファも好きでしたよ、当時は
>汚れを知らぬ”面持ちとは裏腹な肉体を持つジェニファー・コネリー。デビュー当時から、監督の秘めたる欲望を叶えるかのような役柄が多いのだが
そうそう、そうなんだよね〜
うちの相方なんてその部分しか見てない気がするけど、なんかそういう手の役多くなってからあまり見なくなりました>私は
ボウイがパペットたちと踊るシーンの曲口づさめます!
いつもコメントありがとうございます!!
伊東でしたかぁ……趣味までは問わないので構いませんが、反省文提出で。
待ちに待ったDVD化でしたが、改めて観直してみてもさして劣化していないのに驚きました。20年も前の作品ですが、ボウイもジェニファーも遠目で見る限り今とあまり変化が無いのも大きいですね^^;
ジェニファーは『レクイエム・フォー・ドリーム』でヨゴレの極地まで到達して以来は正統派の美人を演じる事も多くなりましたよね。嬉しいんだか嬉しくないんだか…。この映画も、14・5の美少女がタイツ姿の中年男に追い回されるって意味ではじゅうぶんイカガワシイ映画でもありますねぇ^^;
劇中で使われていたのは『マジック・ダンス』ですね♪かわいい曲です。「曲中の赤ん坊の声もボクがやってたんだよ」と自慢げに話してましたよ、ボウイ様。
これからも、よろしくお願いします♪
いまどきの「かっこいい映画」「面白い映画」と比べるとさまざまに疑念が湧くのでしょうが、これを見るのは良質な絵本を見る感覚に似ている気がします。まあ、子供のときに見たという背景の影響を否定できませんが、それでも価値は変わらないと思っています。
僕はタイツはある意味ヒットだったんですけどね。
楽しい映画です。
コメント&TBありがとうございます!!
いくらCGが進歩しても、“そこにある”実存感は現物に敵わないと思うんですよね。
ただのキレイゴトだけじゃなく、ちゃんとコワイ部分もあるのがこの映画の特長なんで、今の子供達に是非見てもらいたいなと。
マジやりました〜〜〜〜
たったいま仕事からからの帰りがけで 帰宅ルートにブックオフがあるのですが 立ち読みして 時間つぶしながら 帰るかって おもって 店に寄ったのです。
そ・そ・そ・・・・ そしたら ナント 「ラビリンス魔王の迷宮」のサウンドトラックCDが あったのデス・・
マジ うれしい 昔そのサントラがほしくて 何回も県内のブックオフやら 中古専門レコード店に足を運んでも収穫ゼロだったのに。
仮に 動画で消されても もう大丈夫デス^^
何気に良曲揃いなんですよねぇ、このサントラ。私はCD化された時に買って以来ずーっと聴いてるんですけど、当時より案外今の方がより好きかも。