2001年 アメリカ映画 100分 サスペンス 採点★★★★
1871年に建てられたダンバース精神病院。悪名高き“ロボトミー手術”が確立された場所としても有名で、かつては2400人をも超える患者を収容していたという。翼を広げた蝙蝠のような外観を持つこの巨大な建物は、この作品中、誰にも負けぬ“顔”を持つ主役となった。
1985年の閉鎖以来廃墟となっていたダンバース精神病院が、公共施設として利用される事となり、アスベスト除去作業にゴードンら5人がやってくる。この仕事を成功させなければ廃業に追いやられるゴードンは、最低2週間かかる作業を1週間で終わらせると公約。やがて彼らは、この病院に蝕まれるかのように追い詰められていく。

非常に上手い作りだ。クライマックスまで画面上では何も起きていないのだが、彼らが追い詰められていく様子が見事に描かれている。かつてキューブリックが『シャイニング』において、原作が持っていた超常現象的描写の全てを取り除き、霊の力によって狂っていく男の物語を、経済的・家庭的に追い詰められた男が精神的に崩壊する話に変えたことがある。原作者のキングは激怒したようだが、映画として非常に緊迫感溢れるものとなった。この映画でも、完成版において病院に潜む何者かの影を全て取り除く事により、病院の持つ力とも、全てにおいて追い詰められて精神が崩壊した者の物語とも取れる形となり、不気味な余韻が鑑賞後に身を包む。

『マシニスト』のブラッド・アンダーソンは、特殊効果や音楽の使用を極力控え、観ている者もその場に立っているかのような緊張感を作り出している。『ステルス』のジョシュ・ルーカスなど、見覚えのある俳優も出ているのだが、どの俳優の熱演も、この異様な外観を持つ病院に負けている。肝試しスポットとしても有名らしいが、とてもじゃないけど近寄りたくはないですねぇ。

物音がしても、行きたくはないですがねぇ
↓↓ぽちりとお願いします↓↓
人気blogランキングへ




>クライマックスまで画面上では何も起きていないのだが、彼らが追い詰められていく様子が見事に描かれている。
確かにその通りですね。まだ何も起きてないのに、ずっとドキドキしながら見てしまう映画でしたよねん。
コメントありがとうございます!!
すでにアノ病院の中にいるって時点で、充分怖いですしね^^;
これからもよろしくお願いします♪
あの建物の中にいれば、イヤでも臨場感あふれますよね^^;
私もお店でオススメしてましたよ^^
本当に、何も起きていないうちから何かを予感させる雰囲気はかなり秀逸なものでしたね。ラストはいまいち理解できませんでしたが(^^;;
主人公の抱える精神的不安がそのまんま乗り移ったかのような緊迫感でしたねぇ。
ラストは・・・あれ?どんなんだったけ・・・^^;