2009年 アメリカ映画 97分 コメディ 採点★★
タイムマシンで過去へ行けるなら、間近で見てみたい出来事っていっぱいありますよねぇ。マンモスの肉も一口かじってみたいですし、聖書に書かれてることなんかを、一個一個見てみたいです。ただ、今でさえ下手すれば石を投げつけられそうな性格をしているんで、関わったら確実に痛い目に遭いそうなので、遠くから眺めるだけって限定で。
【ストーリー】
狩りも採集も出来ないが口だけは達者なゼドと、知恵はあるが気の弱いオーは集落の除け者同士。ゼドは村の連中を見返そうと村で禁じられている禁断の実を口にするが、ばれてしまいオー共々追放されてしまう。方々彷徨う彼らは、罪業の都市ソドムに到着するが…。
『アイス・ハーヴェスト 氷の収穫』のハロルド・ライミスによる、旧約聖書の世界を舞台にしたコメディ。製作に、もうその名前が安心印のようにもなってきた『40歳の童貞男』のジャド・アパトー。
いつもの“負け犬たちの奮闘”を、旧約聖書の世界に舞台を移して描いた本作。そこは新味。ただ、それだけって感じも。舞台がそこだってだけで、笑いに活用されてるわけでもなく、劇中で面白い部分は、舞台が現代でもどこでもさして変わらない物だったりも。カインとアベルやらアブラハムやら、お馴染のキャラクターが登場するも、大きくストーリーを動かすわけでもなく、なんかロールプレイングゲームのNPC的な扱いなのも、ちょっともったいない。せっかくの題材なんだから、ユダヤ人が激怒するくらいの踏み込みを見せてくれたらなぁと。
主役のゼドには、『ナチョ・リブレ 覆面の神様』のジャック・ブラックがほぼ普段通りに。その普段通りのジャック・ブラックの相手は、『スーパーバッド 童貞ウォーズ』とほとんど変わらないキャラで登場するマイケル・セラには、若干荷が重そう。ジャック・ブラック一人でかき回している印象も。せっかく『スーパーバッド 童貞ウォーズ』からクリストファー・ミンツ=プラッセも出ていることだし、ジョナ・ヒルをメインに据えて旧約聖書版『スーパーバッド 童貞ウォーズ』をやった方が面白かったかなぁと。
珍しくセス・ローゲンとジェイソン・シーゲルこそ出ていないが、『40男のバージンロード』のポール・ラッドと、『アドベンチャーランドへようこそ』のビル・ヘイダーが顔を出しているのは、ジャド・アパトー映画らしいお楽しみ。
ツンとした感じが好みだったオリヴィア・ワイルドに若干鼻の下を伸ばしてみたものの、名前の下に“デラックス”が付きそうな怪演を見せた『U.M.A レイク・プラシッド』のオリヴァー・プラットが、色んな物を帳消しに。
現代に生まれてて良かったなぁと
↓↓お帰りの際にでもぽちりと↓↓
確かにそうでした(苦笑)
通りすがりの有名人と、コスプレとが加わったぐらい?
それでもOKだと思っちゃうのは、ジャド・アパトー&フラット・パック好きだから?
>オリヴァー・プラットが、色んな物を帳消しに
彼をキャスティングし、彼にこのコスプレをさせたから、偉いです!
アパトー一家も顔を出し、この題材なんだからもうちょっと・・・ってもったいなさが^^;
ただまぁ、オリヴァー・プラットだけはスゲェなぁとw