2009年 アメリカ映画 94分 アクション 採点★★
ここ数カ月、セガール絡みでとんでもない数のアクセスがあるサブタレ。なんでだと思い調べてみると、芸能界の裏話を告白するってな番組でどこぞのタレントが話した話題が発端のようで。その話の内容の真偽にしろ何にしろ興味がないんで別に良いんですが、当のタレント本人の話のようでいて、じつの所そのタレントとは関係のない別のタレントを貶めているだけって無神経さには、気分が悪くなりますねぇ。
【ストーリー】
無実の罪で6年間服役した、元特殊部隊隊員のシェーン。ようやく疑いも晴れ出所したが、さっそく傷害事件を起こしトンズラ。そのトンズラ先で、今度は殺人事件に遭遇。そこから中国人民軍と中国マフィアとロシアンマフィアの面倒くさい絡みに巻き込まれ…。
何かロシアンマフィアがすこぶるカッコ良い映画を観ちゃったのか、ただ単にロシア美女に入れ込んでるのか、『沈黙の鎮魂歌』に続いてロシアンマフィアが強引に物語にねじ込まれたセガールアクション。『沈黙の逆襲』に引き続き、キオニ・ワックスマンが監督を。
“傭兵”“パイロット”“怪盗”と、主人公のキャラ設定が作品の違いのほとんどを形成するセガール映画。今回のセガールは、“やさぐれセガール”。最近のセガール作品の中では、最低限映画の形を成していた『沈黙の逆襲』のキオニ・ワックスマンだけあって期待してみたものの、今回はダメセガールの方で。中国人民軍の不正に中国マフィアによる密入国、そこにロシアンマフィアと警察の不正に法の不平等さと、盛り込みに盛り込んではみたものの、整理も調理も全くしてないので、もうただの闇鍋。今目の前で何が起こっているのか、さっぱり分からない。ダラダラと続くクライマックスの銃撃戦も非常に雑で、多少目を離していても全く問題がない。たとえそこで肝心な事を見逃してしまっても、もともと話が分からないので、やっぱり問題ない。
近年セガール映画の中では傑作の部類だった『沈黙の聖戦』で印象的な相棒を演じたバイロン・マンが出演しているが、なにもかにもが雑な本作では、なんで突然機嫌が悪くなったり良くなったりするのか分からない、近くに居たら非常に扱いづらそうな人物にしか見えないことも。
まぁ、基本セガールを観れれば良しの作品なんで、早送りを多用し過ぎてはいるが、相手の顔を中心にボコボコにするセガール拳はその体重同様重そうだし、目線がどうもカンペを向いている気もするが自分の声で喋っているし、竹内力ばりのしかめっ面ばかりしているが、オッパイ見てはニコリ、ぴっちぴちのドレス姿を見てはニヤリと、セガールスマイルも見せてくれるので、まぁいいかと。冒頭5分で2回もオッパイを見せるサービス精神も素直に嬉しいので、★おまけ。
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