2010年07月18日

フロム・ビヨンド (From Beyond)

監督 スチュアート・ゴードン 主演 ジェフリー・コムズ
1986年 アメリカ映画 86分 ホラー 採点★★★

まだ一本借りるのに千円以上取られていた、レンタルビデオ出始めの時期。専門店なんかほとんどなく、大抵は街の電器屋の隅にひっそりとビデオが並んでいたもので。「とにかくスゲェ!」と噂だけは聞いていた『死霊のしたたり』(公開前なので当時は“リ・アニメーター”って呼んでた)に初めて出会ったのも、ちょうどその頃。もちろん、海賊版。ビデオを流したブラウン管を直接カメラで撮った、非常に乱暴な品だったけど、一週間分の昼飯代を貯め込んで借りただけに、食い入るように観たもので。なんかもう、映画を観るのが必死だった時代でしたねぇ。

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【ストーリー】
2人の科学者が、人間の脳の秘められた力を高め、別次元を垣間見ようとする実験に事故が発生。一人が死亡、もう一人は精神病院へと運ばれてしまう。事実を解明しようとする精神科医は、生存した科学者と共に再度実験を行うが、別次元から怪物が現れ…。

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アマゾネスが宇宙怪物と闘ってたり、巨大な宇宙監獄が舞台だったりと、ラインナップは非常に魅惑的だが、そのほとんどは製作されずに倒産したエンパイア・ピクチャーズ製作による、原作H・P・ラヴクラフト、監督にスチュワート・ゴードン、主演がジェフリー・コムズ主演、脱ぎ担当はもちろんバーバラ・クランプトンという、チーム死霊のしたたりが再集結した一本。
異界から現れたヌメヌメとした怪物が人間を頭から丸かじりし、額から脳の一部がチ○コみたいに飛び出てしまった科学者が、人間の目玉に食らい付き脳を吸い取り、実験の影響で何故かエロくなった精神科女医がボンテージファッションに身を包み悶えると、文字にするとこれ以上魅惑的な映画はこの世にないんじゃないかと思える本作。でも、ふたを開けてみると案外そうでもない。

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乱暴なまでにエロとグロが突き抜けていた『死霊のしたたり』では、誰にも止められない暴走を見せていたスチュワート・ゴードンだが、本作では盛り込みまくった見せ場を、非常に器用かつ丁寧な演出でまとめ上げる。しかしながら、その器用さが本作をインパクトの少ないこじんまりとした品にしてしまった感が残念。
とは言っても、まるでスクリーミング・マッド・ジョージが作ったようなヌメヌメした手作り感満載のクリーチャーの不気味さや、『ゾンビ』『デビルズ・リジェクト〜マーダー・ライド・ショー2〜』のケン・フォリーの見事な死にっぷり、当時のホラー好き中学生の誰もがお世話になったであろう、バーバラ・クランプトンの脱ぎっぷりの良さなど、見所も多い。特に、「前回はおっぱいメインだったから、今回はお尻」という、バーバラ・クランプトンのサービス精神は立派。
やっぱり、こういう“メジャーがやらない事を進んでやる”姿勢ってのは、堪らなく好きですねぇ。

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トレパネーションみたいなもの?

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posted by たお at 01:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | 前にも観たアレ■は行■ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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