2009年 イギリス映画 95分 ホラー 採点★★★
そろそろ、本格的に夏が始まりますねぇ。カブトムシの季節ですねぇ。
それはさておき、女性の強さに圧倒される日々を送っている私。まぁ、“女性が強くなってきた”んじゃなく、元々“強かった”だけなんでしょうが。でもまぁ、多少なりとも“男らしさ”ってのを維持したいので、今年も“カブトムシを素手で掴める”&“電球の交換が出来る”ってところに男らしさを発揮しようかと。
【ストーリー】
アパラチア山脈の洞窟で行方不明となった女性6人の捜索が進められる中、その内の1人サラが血塗れの状態で発見される。保安官と救助隊はは、残り5人の行方を追うためサラを連れ洞窟へと侵入するのだが…。
女だらけの探検隊と地底人との死闘を描いた『ディセント』の続編。前作の監督ニール・マーシャルは製作総指揮へと回り、本作が監督デビューとなるジョン・ハリスがメガホンを握る。
前作の直後から始まり、主人公のサラがあの状況からどうやって生き延び脱出したのかさっぱり分からない上に、随分と強引に洞窟へと戻す導入部は気になるものの、“洞窟に入ってしまえばコッチのもん”とばかりにサクサクと話が進む本作。
続編ということもあり、地底人が結構気軽にポンポンと出てくる。その為か、前作にあった極限状態に陥った女性が変貌し覚醒していく過程の面白さや、地底人の怖さは随分と薄まった感があるのだが、その代わりやる事なす事全て、状況をひたすら悪化させる以外に機能しない男性陣のダメっぷりが恐怖の対象のようになっており、そのダメ男をしり目に女性が覚醒していくという、似たような面白さはある。
地底に篭りっ放しだから目が見えないとばかり思っていた地底人なのだが、獲物を狩りに結構頻繁に地表に出ていたことが判明する本作。「だったら、目見えてた方がいいだろ?」と思うのだが、今回も嗅覚・触覚ないがしろで聴覚のみに頼るプロのこだわりを披露。音が聞こえる度に、「なんか聞こえたねぇ」「うん、聞こえたねぇ」とキョロキョロする様に、愛嬌すら感じることも。
そんな地底人相手では、覚醒したサラとの対決が盛り上がらないのも仕方がない。その辺をカバーするかのように、これまたどうやって生き延びたのかさっぱり分からない前作のキャラクターが登場し、「因縁の対決再燃か!?」と期待させるが、その辺もウヤムヤに。
先を見据えたかのような強引なオチも含めたあれこれに細かい不満もあるが、地底に潜った途端に豹変するサラのカッコ良さは惚れ惚れしてしまうので、★オマケで。
だから、こうなる前に謝っておかないと
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