2008年 アメリカ映画 101分 コメディ 採点★★★
男女間ってのは、付き合う直前っていうか、ヤっちゃう直前までのハラハラ感やらヤキモキ感やらワクワク感ってのが強烈で、「うわっ!今サイコー!」とか思っちゃうんですが、その不安定さが刺激的なだけで、ちゃんと付き合ったら付き合ったなりに日々ふつーに楽しかったりするんですよねぇ。と、あんまりにも久しぶりにサブタレ書くんで、フワフワとスタートしてみたり。
【ストーリー】
高校時代からの親友同士で、今はルームシェアをして暮らすザックとミリ。ジリ貧のあまり遂に水道も電気も止められてしまった二人は、一攫千金を目論みポルノ映画を作ろうとするが…。
『ジェイ&サイレント・ボブ 帝国への逆襲』『世界で一番パパが好き!』のケヴィン・スミスと、『40歳の童貞男』『スーパーバッド 童貞ウォーズ』のセス・ローゲンの組合せによる全米スマッシュヒットコメディ。案の定、日本では公開していただけませんでしたが。
“親友同士の男女が、Hしちゃったがために何かもうギクシャク”というよくあるネタに“ポルノを作るんだからHしなきゃ!”を絡めた結果、変てこなフォームで直球を投げつけてくる投手と対してしまった感を受ける本作。そんな変直球な作品ではあるが、友情と恋愛感情に挟まれたギリギリの崖っぷち感覚や、試す女性の気持ちと試される男の気持ちをさりげないながらも上手い描き分け、負け犬ながらもめげない前向きさなどもあり、なんだかんだで楽しめた一本。
しかしながらネタが直球すぎるためか、もう男子がウジウジと悩み続ける作品をケヴィン・スミス自身が作りたくないのか、キモになるべき“しちゃった後のウジウジ”があまりにアッサリ。いつもの題材で、相変わらず隙さえあれば突っ込んでくるスター・ウォーズネタと、そこかしこにケヴィン・スミス印があるにもかかわらず、願望のみが先走った感のある締め方に、しらたきばかりが入った肉じゃがを食べたかのような満腹感のなさも感じる。ジェイソン・リーもベン・アフレックもサイレント・ボブも出てないですし。
そんな「ケヴィン・スミスを観たぞーっ!!」って満腹感が少ない本作ではあるが、顔ぶれの満腹感は十分。
「最近よく見るなぁ」どころか、“最近観た面白い映画”とフィルモグラフィが見事なまでに合致するセス・ローゲン。今回は珍しくハッパを吸っていないが、カメラの向こう側ではたっぷりとキメていたであろう彼の、「このままじゃダメなんだろうけど、今楽しいしなぁ」っぷりが最高。
もちろん常連のジェイソン・ミューズやジェフ・アンダーソンの登場や、背負ってるものがそのまんまオーラになってるトレイシー・ローズの存在感、相変わらずクリストファー・リーヴまんまの『スーパーマン リターンズ』のブランドン・ラウスや、“元祖童貞俳優”とも言える『ジーパーズ・クリーパーズ』『ダイ・ハード 4.0』のジャスティン・ロングの怪演にトム・サヴィーニ御大の登場と、嬉しい顔ぶれ満載の本作であるが、やはり一押しは『スリザー』『ぼくたちの奉仕活動』のエリザベス・バンクス。だってまぁ、好みなんですもん。
こっからが楽しい
↓↓お帰りの際にでもぽちりと↓↓
人気ブログランキングへ
無事是ヨキカナと申しますがお元気であられましたでしょうや? ボチボチとでもいいので貴殿のレビュー、楽しみにしてますよ〜
いやぁもう、ホントにご無沙汰しておりました〜
気まぐれにもほどがある突然の更新ではありましたが、如何せんB型。多分この調子でやっていきますんで、ご了承を・・・。
密かに復活を期待していた一人です。
気分が乗ったらまたどんどんアップしてくださいね。
こんにちは〜
復活?
再開?
んー…、ふと思い出したってのが近い感じですが^^;
まぁ、ぽつりぽつりとやっていきますんで、今後ともよろしくです〜
>スター・ウォーズネタと、そこかしこにケヴィン・スミス印があるにもかかわらず
監督は出て来ないし、いつものお馴染みキャラは出て来ないし、一抹の寂しさが・・・
でも、お気に入りのセス・ローゲンが、ケヴィン・スミス印作品と相性がいいことがわかって、ちょっと嬉しくなりました!
そうなんですよねぇ、その辺がちょっぴり物足りない部分で。でもまぁ、その分セス・ローゲンが十分すぎるほどカバーしてますが^^