2006年02月05日

Uボート 最後の決断 (In Enemy Hands)

監督 トニー・ギグリオ 主演 ウィリアム・H・メイシー
2004年 アメリカ映画 98分 戦争 採点★★

捨て犬の瞳を持つ”メイシーが主演である。『ファーゴ』では、計画した妻誘拐計画が手におえない事態となりオロオロするばかりの婿養子を、『ブギーナイツ』では、目の前で平気で妻に浮気をされるダメ亭主を好演したメイシー。それが主演である。それも、男汁満載の潜水艦映画の。大丈夫か?

大丈夫だった。機関長を演じるメイシーは、艦長と船員の間をいったりきたりの見事な中間管理職。自分の半分くらいの年の若造艦長(ジェームズ・カーンの息子!)の無謀な計画にも苦笑いを浮かべ、たまに助言を求められて発言しても、その意見はあっさりスルー。そんな中、彼らの乗る潜水艦ソードフィッシュは撃沈。ドイツ軍潜水艦Uボートに捕虜とされる。そのUボート内では、アメリカ兵が持ち込んだ伝染病が猛威を振るい、次々と死者が。本国ドイツに戻ることも難しくなった時、Uボート艦長は愛国心を持つ死か、愛国心を捨てた生還かの決断をすることとなる。

ストーリーを読む限りでは、ドイツ軍艦長が主役のような気がしてきたが、一応メイシー主演で。使いまわし映像満載の低予算作品だが、ストーリーと役者に救われてなんとか観れる映画になってる。特に、Uボート艦長役のティル・シュヴァイガーは相変らずカッコよく、立っているだけでサマになる。ものすごく古臭い演出や、アメリカ兵が原因の伝染病なのにドイツ兵ばかり死んじゃうのが気になるが、おおらかな気持ちで観ればソコソコ面白いかも。

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戦争映画とは思えぬ面構えの皆様方

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タグ:★★ 戦争
posted by たお at 15:31 | Comment(1) | TrackBack(4) | 前にも観たアレ■や行■ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
TB記事を読ませていただきました。

ラストでメイシーが米軍の無線を聞こえないふりを
するところが良かったですねぇ。
ご都合主義はたくさんありましたが
私は結構楽しませてもらいました。

こちらからもTBさせていただきました。
Posted by じーら at 2006年02月06日 17:06
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Excerpt: IN ENEMY HANDS/2003年/アメリカ/監督:トニー・ジグリオ/出演
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Tracked: 2006-02-05 20:51

『Uボート 最後の決断』
Excerpt: 2003年 アメリカ 98分 監督 トニー・ギグリオ 出演 ウィリアム・H・メイシー 、ティル・シュヴァイガー 、スコット・カーン 、トーマス・クレッチマン 、ローレン・ホリー 「Uボー..
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