2005年 アメリカ映画 86分 ホラー 採点★★★
ホラー映画に限った話ではないんですが、登場するや否や、生き残るのか死ぬのか、仕舞いにはどういう具合に死んでいくのかが分かってしまうキャラクターってのも多いですよねぇ。それはそれでその安心感というか、予定調和具合が気持ちよかったりもしますが。かつては、クリストファー・ウォーケンとかショーン・ビーンなんかが出てきた途端に「あぁ、どうせ死んじゃうんだろうなぁ…」と寂しく思ったもんですが、最近はなかなか死なないんで、それはそれでハラハラ。
【ストーリー】
グダグダになった常連客で賑わう片田舎のバーに、突如怪物が襲来。とっても大変な騒ぎに。
ベン・アフレックとマット・デイモンらが主催するリアリティTVから生まれたホラー。
「まぁ概ね子供は死にはしない」「大体コイツが主人公に違いない」など、映画を作る側と観る側の間で生まれた暗黙の了解を覆しまくることから始まる本作。穴なら何でもいい性欲過多かつ超早漏ぶりに男子中学生を髣髴させる怪物の、別になければないで問題はない誕生の由来や辻褄合わせをも一切放棄したスピーディさと、遊び心が伺えるスプラッター描写も痛快。マニア心をくすぐる「やってみました!」「遊んでみました!」ってとこで終わってしまい、数ある元ネタのごった煮から強烈なオリジナリティが生まれるところまでは行っていない感は強いのだが、ベン・アフレックとジミーちゃんがゲタゲタ笑いながら脚本を読んでいる姿が容易に想像できる展開は、充分楽しい。
別に誰が主人公であっても殺され役であっても構わない作りとは言え、決して役者の佃煮状態には陥らない個性的な顔ぶれが揃った本作。
ビル・プルマンだったりビル・プルマンじゃなかったりした『ロスト・ハイウェイ』でビル・プルマンじゃなかった方を演じたバルサザール・ゲティを筆頭に、画像検索をすると非常にゴージャスな画像ばかり出てきて身も心も満足させてくれるクリスタ・アレン、ベン&ジミーに「どうせヒマなんだろうから、出なよ」と失礼な誘われ方をするも否定し切れなかったに違いない『ジェイ&サイレント・ボブ 帝国への逆襲』のジェイソン・ミューズ、「ちょっくらお父さんも一肌脱ぐか」と現れた『バタリアン』『ヒドゥン』など、ちょっとやそっとじゃ忘れられない映画で、これまた忘れられない熱演を見せたクルー・ギャラガーなど、非常に印象的な顔ぶれが揃っているが、やはり最も強烈なインパクトを与えてくれるのは『クライモリ デッド・エンド』のヘンリー・ロリンズだったりも。もう何と言うか、充分“怪優”の域に達していると言うか。とっても仕事が楽しそうですね。
ある意味バランスの取れた生き方
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私は今回どうしてもたおさんに言わねばならない事があります!
たおさんは2年ほどの期間ブログをお休みされてましたよね?
私はお休みされてから1年ぐらい復帰チェックを続けてたんですが、
その最後が「ハプニング」でその前がこの「フィースト」だったと記憶してます。
と、言う事はデスよ?
1年間その2つのページを日々見ていたってことです!
コレは洗脳です!
ハプニングは映画を見に行ってますが、
この映画は見てなかったので、見ろって事ですよね?
そうなんですよね?
見ちゃったじゃないですかー!!
責任とって下さい(涙
まぁお話の通り、死ぬ人が推測できなかったのは
良かったと思いますが・・・
あらあらまぁまぁ、ご愁傷様ですw
基本悪ふざけ映画の本作。お口直しに、更に悪ふざけ度が際限なく高まった2と3はいかがで?