2015年 アメリカ映画 96分 コメディ 採点★★
アラアラ、随分とご無沙汰になってしまいましたが相変わらずカラ元気のたおですよ。最近さっぱり映画を観ていないってのと、書こうと思いつつも題材が若干きな臭いので躊躇してるうちにスッカリと放置状態になっちゃったサブタレですけど、まだ飽きたわけではないので気長にお付き合い頂ければと。で、久々に映画を観てレビューを書くなら「やっぱフェレルだろ!」ってんで選んでみたんですけどねぇ…。
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【ストーリー】
不慮の事故で子供を作れない身体になってしまったブラッドだったが、子持ちの美女サラと結婚し念願の“パパ”に。子供たちとの距離も徐々に縮まり幸せな家庭を築き始めていた矢先、サラの前夫で子供たちの実父ダスティが突如戻ってくる。“パパ”の座を巡り争う二人であったが…。
![daho04.jpg](https://subterranean.up.seesaa.net/image/daho04-thumbnail2.jpg)
ウィル・フェレルとマーク・ウォールバーグの『アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!』コンビが贈る、“パパ”の座を巡って養父と実父が争うドタバタコメディ。メガホンを握ったのは、『なんちゃって家族』の脚本も手掛けたショーン・アンダース。
暴力を嫌う真面目で優しい家庭人のお手本のような主人公の前に、それとは真逆のワイルドで魅力的だが家庭人としての責任感は全くない前夫が現れ騒動になる様を描いた本作。基本的にテリトリーが侵食されるタイプの作品はそれがコメディであっても苦手なんですけど、「フェレルだから大丈夫!」と思って挑んだ私が甘かった。テリトリーが侵されていくイライラと恐怖感を笑いがカバーしてくれてれば救いもあるんですが、ボクシングのチャンピオンに全裸で詩の朗読で挑むようなベクトルの違い過ぎる対決で輝きを放つフェレルの持ち味を活かさず、フェレルとウォールバーグを同じフィールドに立たせてしまったために笑いは常時低空飛行。自分の立ち位置をハッキリさせないために事態を悪化させるだけの妻には苛立つだけだし、予定調和的に“真面目が一番”に着地するオチに作り手側が全然そう思っていそうにないから、“子供を作るのは簡単だが、親になるのは大変”ってテーマが浮き出てこないってのも痛かった一本で。
![daho01.jpg](https://subterranean.up.seesaa.net/image/daho01-thumbnail2.jpg)
真面目で優しくスムースジャズを愛する主人公に扮してるだけに爆発力には欠けていたものの、要所要所に爆発し、シッカリとお楽しみでもある世界有数のだらしない肉体を披露してくれたウィル・フェレル。一方、チンピラ臭抜け切らない人たらしに扮したマーク・ウォールバーグ。双方がその持ち味を出していただけに、作り手がそれを活かせてなかったのがなんとも残念だった本作。対決してるはずなのに互いにさっぱり交じり合わないくらいの暴走を見たかったなぁと。
その他、前の旦那に一言「出ていけ!」と言えば済むだけの妻役に、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』のリンダ・カーデリーニ、『アントマン』のボビー・カナヴェイル、『幸せへのキセキ』のトーマス・ヘイデン・チャーチらが共演。
顔触れの割にちょいと残念な印象が残っちゃった本作ですけど、『12 ラウンド』のジョン・シナを見れたのは嬉しかったなぁと。
![daho02.jpg](https://subterranean.up.seesaa.net/image/daho02-thumbnail2.jpg)
結局“便利な旦那が一番いい”ってことなんでしょうねぇ
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