で、考えてみれば休止期間をはさんでるんでまるっと3年振りとなる年間ランキング。3年間の思いのたけをぶつけるわけでもない、いつも通りアヤフヤな記憶を基にした明日作ればまた別の形になっちゃうランキングでございますが。では、年明け早々、去年のことを振り返りましょうかねぇ。
ベスト
①マッドマックス 怒りのデス・ロード
②イミテーション・ゲーム／エニグマと天才数学者の秘密
③チャッピー
④ミッション：インポッシブル／ローグ・ネイション
⑤キングスマン
⑥ババドック ～暗闇の魔物～
⑦プリデスティネーション
⑧ゴーン・ガール
⑨ジョン・ウィック
⑩グランド・ブダペスト・ホテル
例年以上にビッグタイトルが並んだ2015年でしたけど、そのどれをも寄せ付けないパワーを持っていた①の圧勝。それこそ観た回数分ランクインさせてもいいほど。普段観れないものを観てしこたま驚くという、映画の原点を見た一本で。その①が圧倒的なのでそれ以降は記憶に残ってる順なんですけど、実録ドラマとしてもとより、スパイサスペンスや恋愛物語、戦争映画としてもハイレベルな面白さに溢れていた②は印象深し。また、③の人間に興味がないというか人間の不完全さを機械や他の生物との融合で補うべきという視点がクローネンバーグ的で驚かされた。トム濃度控えめだがスパイアクションとしての完成度が上がっていた④や、階級社会の現実を垣間見せた⑤など本家を軽く凌ぐスパイ映画が観れたのも嬉しい。魔物云々以前に、守り愛さなければならない我が子に対し嫌悪感が湧いてしまう恐怖を女性ならではの視点で描き切った⑥や、矛盾や疑問も含めてSFの醍醐味を味あわせてくれた⑦などジャンル映画にも快作が揃ってたなぁと。嫁の両親からのプレッシャーの辛さと言う結婚の側面を描いた⑧、“キアヌをカッコ良く”という一つの目的に集中し達成した⑨、緻密な箱庭に収まりきらない躍動感が魅力の⑩なんかも面白かったなぁ。その他、タイトルへの導入部が完ぺきだった『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』や、“ホラー映画は怖い”という疎かになりがちな基本に忠実だった『死霊館』なんかも忘れ難かった一年で。
ワースト
①呪怨 -終わりの始まり-／呪怨 -ザ・ファイナル-
②007 スペクター
③ジュラシック・ワールド
④ワイルドカード
⑤アポロ１８
⑥沈黙のSHINGEKI／進撃
⑦シグナル
⑧デビルズ・ノット
⑨靴職人と魔法のミシン
⑩ザ・ヴェンジェンス
年明け早々に嫌な思い出を振り返るってのもネガティヴ過ぎるので手短に。基本的には出来どうのこうのよりも、期待値からの落差の大きさを重視したランキングで。
2本ワンセットにしちゃいましたが、“怖い映画を作ろう”って気概が全くなく、看板と出てる人の話題のみで儲けようって志がもうどうしようもない①、同様に看板と記号を並べればボンドになるのかってのを考えさせられた②、これまた看板と少々の映像アップデートで「どうだ！」と出された③など、昨今のリブートビジネスの悪い面が出た3本をトップに。あとはもうひとからげに「ガッカリしたよ！」で。
そんなこんなの2015年。「今年は去年より少しだけ良い年になればいいね！」と、ありがちだけど大切な思いを持ちながら過ごしたいなぁと。サブタレ的には記念の年になりますし。では！
↓↓お帰りの際にでもぽちりと↓↓
タグ：ランキング
