2015年11月16日

22ジャンプストリート (22 Jump Street)

監督 フィル・ロード/クリストファー・ミラー 主演 ジョナ・ヒル
2014年 アメリカ映画 112分 コメディ 採点★★★

なんかついこの間も似たようなこと書いた気もしますが、ヒット作の続編に期待することって、別に予算増大による豪華さやスケールアップなんかじゃなく、以前と変わらぬ面白さってのを求めてたりするんですよねぇ。確かに豪華になると「おぉ!」とはなりますが、好きだったあの映画とは違うって印象になると元も子もありませんし。なんと言うか、行きつけのラーメン屋が繁盛した結果、好きだったシンプルな中華そばが伊勢海老とアワビの金箔入りラーメンに変貌しちゃったかのような。

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【ストーリー】
麻薬ルート撲滅のために、今度は大学へ潜入することとなったシュミットとジェンコ。ところが、ジェンコが容疑者であるズークと意気投合してしまい、フットボールの花形選手として大活躍してしまったことから二人の間がギクシャクし始めてしまい…。

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本部移転でタイトルも変わった、『21ジャンプストリート』の続編。前作に引き続き、『LEGO(R)ムービー』のフィル・ロードとクリストファー・ミラーのコンビがメガホンを。
劇中でネタになるほど、高校が大学になった以外基本的には前作と何も変わっていない本作。その変わらなさを筆頭に、“予算倍増で好き放題”や“見えないところに無駄遣い”など続編ビジネスってのをエンドクレジットに至るまで徹底的におちょくった笑いの数々がなんとも楽しい。また、ジョックスとギークの立場を逆転してみる試みこそ興味深かったが、如何せんスクールカーストを排除した学校描写でイマイチそれが効果を示してなかった前作と異なり、ジョックスが学園生活を謳歌するストレートな描写に変えた結果、本来なら混じり合うことのないシュミットとジェンコの関係性の面白さがより明確になった印象も。
お楽しみであるトリップシーンは良い方向にグダグダとなり、恋に友情にと敢えて定番的な内容の膨らませ方も効果的だった本作。個人的には前作以上に楽しめただけに、アナウンスされた第三弾も楽しみで。シリーズ作で鬼門となりがちな“パート3”をどうネタにするのか期待ですし。

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ディス・イズ・ジ・エンド 俺たちハリウッドスターの最凶最期の日』のジョナ・ヒルと、『フォックスキャッチャー』のチャニング・テイタムによるコンビ芸が楽しい本作。攻撃的なジョナを見れないってのが少々寂しいのは事実ですけど、なんかカッコいいこと言えと言われて「なんかカッコいいことー!」と叫ぶチャニングの脳みそまで筋肉で埋め尽くされたボケと、それに対する的確なジョナの突っ込みが楽しめるのは本作ならではの面白さ。見た目からキャラまで全て正反対で、尚且つその真逆っぷりを笑いにちゃんと活かしている見事なコンビ芸だなぁと。
また、前作ではほぼゲスト扱いだったが、今回はより凶暴になって出番も増えた『トリプルX ネクスト・レベル』のアイス・キューブや、そのアイス・キューブとの大御所ラッパー同士の夫婦役がなんとも豪華だった『バレンタインデー』のクィーン・ラティファ、『クラウン』のピーター・ストーメア、オーウェン・ウィルソンからより一層知能指数を差っぴいた感じがちょいと可愛かった『カウボーイ&エイリアン』のワイアット・ラッセル、前作から引き続き登場する『インターンシップ』のロブ・リグルに『フライトナイト/恐怖の夜』のデイヴ・フランコといった賑やかな顔触れも楽しい一本。エンドクレジットに『グリーン・ホーネット』のセス・ローゲンと、『スケルトン・ツインズ 幸せな人生のはじめ方』のビル・ヘイダーが登場するのは嬉しい驚きでしたし。

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そろそろコンビ名付けても良い頃かと

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posted by たお at 12:04 | Comment(2) | TrackBack(2) | 前にも観たアレ■た行■ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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