2015年11月13日

モール・コップ ラスベガスも俺が守る! (Paul Blart: Mall Cop 2)

監督 アンディ・フィックマン 主演 ケヴィン・ジェームズ
2015年 アメリカ映画 94分 コメディ 採点★★

映画がヒットすれば続編作ってもうひと儲けってのは、ビジネスとして非常に真っ当。で、どうせ作るならもっとスケールアップして大ヒットを狙い、シリーズ化への軌道に乗せてウハウハっても理解できる。ただ、予算もスケールも倍増させて前作より面白くなった作品ってのは、それこそ数えるくらいしかないんですよねぇ。まぁ、既に名前の知られた続編を作る方が金が集まりやすいからって理由も少なくないんでしょうけど。

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【ストーリー】
6年前にショッピングセンター強盗事件を解決し、最愛の女性とも結婚できたことで幸せの絶頂に居たかのように見えた警備員のポールだったが、妻は僅か6日間で彼のもとを去り、母親は事故死。結局シングルファーザーとして仕事に没頭する孤独な日々を再び送っていた。そんな彼のもとに、ラスベガスで行われる警備連盟総会の招待状が届く。優秀な警備員のみが招かれるその総会に喜び勇んで出席する彼だったが、滞在先の豪華ホテルでは美術品強盗団が潜んでいて…。

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闘魂先生 Mr.ネバーギブアップ』のケヴィン・ジェームズ主演でスマッシュヒットを飛ばした、『モール★コップ』の6年ぶりとなる続編。『ゲーム・プラン』のアンディ・フィックマンがメガホンを握り、製作にはもちろんアダム・サンドラーも。
予算に大差ないせいか、舞台のほとんどがセットだったせいか全体のスケールアップ感は然程なかったものの、如何せんだいぶ前に一度観たっきりですし私の記憶力がアレだってのもあるんですけど、「ポール・ブラートってこんなキャラだったっけ?」ってのが最初に来るほど、主人公のダメな部分がスケールアップした感強い本作。そのダメな部分に笑いを集中させる前半部の、こつこつヒットを狙いに行きながら凡打が続いてしまうかのようなハズしっぷりが痛い。笑いの質がドタバタと化す後半に多少盛り返すものの、トータルでの低空飛行感は否めず。重要なポジションじゃないってのが救いではありましたが、ヒロインにあたる『クライモリ デッド・エンド』のダニエラ・アロンソの大失敗したハル・ベリーのような残念さもちょいと痛恨。ブラート父娘が妙にモテるってのも、笑わせたいのかそうじゃないのかいささか不明で。
話術に動きにとオールマイティな笑いを生み出せるケヴィン・ジェームズの才を活かしきれてなかったのはアレでしたけど、ゲイリー・“ケヴィン兄”・バレンタインや、嫁サンドラー、ニコラス・“ジョン弟”・タートゥーロにバス・ルッテンといったお馴染みの顔触れが揃ってるのはやはり嬉しい。相変わらずサンダーバードの人形のようだった『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』のニール・マクドノーの気持ち悪さも絶妙でしたし。

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posted by たお at 12:10 | Comment(2) | TrackBack(2) | 前にも観たアレ■ま行■ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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