2015年08月21日

ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション (Mission: Impossible - Rogue Nation)

監督 クリストファー・マッカリー 主演 トム・クルーズ
2015年 アメリカ映画 131分 アクション 採点★★★★

どんな時もユーモアを忘れず、いかなる危機もサラリと回避し、女性には優しいが時に非情になる。そんなジェームズ・ボンドを子供の頃から繰り返し観ていたせいか、“カッコいい大人=ジェームズ・ボンド”“スパイ=モテモテ”ってイメージを強く植えつけられてしまった私。実際はそんなことないんでしょうけど、モテないスパイはスパイじゃないとまで思ってたりも。きっと私がモテモテじゃないのも、私がスパイじゃないからだ。絶対そうだ。

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【ストーリー】
国際的に暗躍する謎の組織“シンジケート”を追っていたイーサン・ハントとIMFであったが、これまでの暴走が問題視され、CIA長官によりIMFは解散されてしまう。それでも単身調査を続けるイーサンであったが、シンジケートの罠にはまり囚われの身となってしまう。しかし、敵の一員と思われた謎の美人スパイ、イルサに救われたイーサンはチームを再集結させ、敵か味方か定かじゃないイルサも加えシンジケート壊滅へと動き出すのだが…。

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最早トム・クルーズの代名詞ともなった、ハンサムスパイ活劇“ミッション:インポッシブル”シリーズ第五弾。毎回監督が違うこのシリーズで今回メガホンを任されたのは、『ワルキューレ』以降、『アウトロー』『オール・ユー・ニード・イズ・キル』とトムちんとの仕事が続くクリストファー・マッカリー。
第五弾と言いつつも、監督それぞれの持ち味を全面に出し試行錯誤していた印象があった初期のナンバリングされた3作とは大きく異なり、前作『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』でようやく完成したトムちん流スパイ活劇の雛形を引き継いだ、“新生ミッション:インポッシブル2”ってな感じだった本作。絶対的なカリスマを持つハンサムスパイを中心に据えながらも、基本的にはチームとしての活躍を描き、不可能と思われるミッションを息も絶え絶えにこなしていく。そんな“今観たいミッション:インポッシブル”ってのを堪能させてもらった一本。
また、今回は今年がスパイ映画の激戦年になることを意識したのか、ロンドンを舞台の中心に世界中を暗躍するはぐれスパイ組織との戦い、そしてそこにイマイチ信頼できない美人スパイを絡めるという、シリーズ中最もスパイ映画らしい内容に。“スパイ=モテモテ”って大切な要素実現のためか、前作まであんなに必死に守ってた嫁さんの存在がウヤムヤになってましたし。また、贅沢旅行気分を味わえる大規模なロケ撮影、各所で話題となったオープニングの空中スタントを筆頭とした目を見張る生アクションの数々、そして微妙に見切れてるアストンマーチンという、本家007に真っ向勝負を挑んでいる姿勢も注目かと。
ただまぁ、スパイ映画らしさを楽しめた一本ではあるんですけど、やや込み入ったストーリーとアクションを撮るのでいっぱいいっぱいだったのか、トムが走ってトムが飛んで、トムがクルっと回ってニカっと笑う、そんな何を差し置いてもトムちんだけは腹いっぱい堪能できる“ザ・トムちん映画”としては物足りなさが残ったのも事実。やっぱりこのシリーズってのは、出来の良し悪しも重要だけど、“トム濃度”ってのも重要なんだなぁと改めて気づかされた一本でも。

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TV等で散々流されてる“輸送機にしがみ付くハンサムスパイ”ってシーンは思い出せるが、それ以外のトムちんが鑑賞後一週間も経つとなかなか思い出せなくなる本作。それでも、“輸送機内で敵に見つかり困り顔”や“ベンジーに無理難題押し付けられて困り顔”“ベンジーが空気読めなくて困り顔”など、前作同様スマートさよりもドタバタさが前に出たユーモラスなトムちんを楽しめたなぁと。それでいて、どんな女性も「ウフ〜ン」とさせるハンサムさを忘れていないってのも流石。嫁は忘れられてましたが
そんなトムちんを筆頭に、唯一の全作レギュラーであり、より一層トムちんの番犬的役割が増した『沈黙の処刑軍団』のヴィング・レイムスや、サイドキックとしてトムちんを助けてるってよりは困らせてる方が多くなってきたが持ち前の可愛げがその辺を許させるワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』のサイモン・ペッグ、官僚的な立ち位置になっちゃったせいか見せ場が激減した『ヘンゼル&グレーテル』のジェレミー・レナーなど、お馴染みの顔ぶれが各々の個性を発揮していたのも嬉しい。
また、全方位に嘘をついている故の冷たさと、それが崩れ落ちる瞬間のギャップがなんとも魅力的だった『ヘラクレス』のレベッカ・ファーガソンや、体型まんまのふてぶてしさと信頼感だけはない嘘くささが同じハンサムカテゴリながらもトムちんと対極にいる『ロック・オブ・エイジズ』のアレック・ボールドウィン、ワンシーンのみの登場ながらもその可愛らしさに目を奪われたハーマイオニー・コーフィールドらも印象的で。
そんな中でも、謎組織“シンジケート”を率いるソロモン・レーンに扮した、『プロメテウス』のショーン・ハリスの存在感は抜群。群集に紛れ込んだら瞬く間に見失ってしまいそうな特徴の捉え辛い見た目の反面、闇しか感じられない常人離れした目の怖さが絶品。紛れ込んで他者の記憶に残らない、でも明らかに一般人ではない、そんなスパイらしさってのを見事に体現していたなぁと。

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各国の女スパイを寝返らせるシリーズにしてみるのも宜しいかと

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posted by たお at 11:03 | Comment(8) | TrackBack(55) | 前にも観たアレ■ま行■ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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