2015年07月26日

ロボコップ (RoboCop)

監督 ジョゼ・パヂーリャ 主演 ジョエル・キナマン
2014年 アメリカ映画 117分 アクション 採点★★★

街の至る所に交番があるってのが、日本独特の風景のひとつだとか。その辺が凶悪犯罪発生率の低さをもたらしてるって見方があるようですけど、別におまわりさんが何かにつけ銃を撃つわけでも、荒々しくそこらを警らしているわけでもなく、基本ママチャリに乗ってチリンチリンをパトロールをしているだけなので、警察の力による抑止力とはまた別の要因があるような気も。なんかこう、“お天道様が見ているぞ”ってのと似たような認識でおまわりさんを見ている、そんな国民性に起因している感じすら。

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【ストーリー】
2028年。巨大企業オムニコープの軍事ロボットが世界各地に配備され犯罪や破壊活動の抑止力として活躍する中、アメリカ国内では法律によりロボットの配備が禁止されていた。国内でのロボット普及を画策する中、デトロイトの正義感溢れる警官アレックスが爆発事故に遭い瀕死の重傷を負ってしまう。彼をヒーローとして祭り上げ世論を一気にロボット容認へと動かすため、オモニコープはアレックスをロボコップとして改造するのだが…。

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1987年に製作された『ロボコップ』を、『エリート・スクワッド ブラジル特殊部隊BOPE』のジョゼ・パヂーリャがメガホンを握ってリブートしたSFアクション。
もう負け戦の臭いしかしない作品であったんですけど、観てみると思いのほか悪くない。確かにヴァーホーヴェン版と直接的に比べてしまうと文句も出てしまうが、テーマもアプローチの仕方も全く違う作品なので、「血が足りない!」とか「ロマノ部長がヒョーヒョー言いながら木っ端微塵にならない!」なんていう不満を洩らすのはちょいと違うのかと。まぁ、ED-209に可愛げがないってのと、相棒のルイスがオッサンになってたってのは個人的にちょっとアレでしたけど。
派手なアクションばかりに重きを置いていなかったってのも好印象だった本作。力による抑止の功罪や、巨大企業とメディアとの癒着による容易な世論誘導、機械の身体を持つ人間と人間の顔を持つロボットの間で揺れ動くロボコップの存在など、描こうとしているテーマ自体も悪くない。これで、「理想からは程遠いけど、現実問題として力による抑止を全否定することは出来ない」ってのや、犯罪や腐敗を生み出してしまう巨大システムなどといったパヂーリャらしいアプローチがもっと出来てれば良かったんですけど、こっちを「オッ!?」と驚かせる個性やエグ味は控えめな格別良くも悪くもない一本になってたのは残念でも。せっかく“パパはロボコップ”っていう美味しそうなネタがあるのに、その辺にあまり触れてなかったってのももったいなかったですし。まぁ、MGMのライオンロゴにサミュエル・L・ジャクソンの発声練習を被せてくるみたいな、音と音楽の使い方には個性を感じさせてくれてましたけど。

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如何せん中国工場製なのでイマイチ信頼しづらい新ロボコップに扮したのは、『ラン・オールナイト』のジョエル・キナマン。ペナンガランみたいなあられもない姿を晒したりもしますが、基本男前なので細身になったロボスーツも、ピーター・ウェラーの時は顔だけでかくなっちゃってアレだった顔出しロボコップ状態もなかなか様になってたかと。
また、悪意ではなく利益追求の結果として悪事を働くぶん性質の悪いCEO役に扮した『アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!』のマイケル・キートンや、善人なんだけど誘惑と探求欲に弱い科学者に扮した『ダークナイト ライジング』のゲイリー・オールドマン、率直に「これで子持ちってのはエロいなぁ…」とモヤモヤさせられた『エンジェル ウォーズ』のアビー・コーニッシュら、印象の薄めな作品を底上げする顔ぶれが集まっていた本作。見た目まんまだった『エルム街の悪夢』のジャッキー・アール・ヘイリーや、なんで出てるんだか良く分からなかったディス・イズ・ジ・エンド 俺たちハリウッドスターの最凶最期の日』のジェイバルシェルなんかもいましたし。
しかしながら、やっぱり一番の目玉は『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』のサミュエル・L・ジャクソン。ヴァーホーヴェン版のCMの役割を背負ってるんでしょうけど、そんなことよりも出不精のサミュエルらしく同じセットの中から動かず、気持ち良さそうにスピーチしまくる姿は強烈でしたねぇ。まぁ、別に居なくてもいい役柄ではありましたが。

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授業参観に来られるのはヤダ

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posted by たお at 09:39 | Comment(4) | TrackBack(28) | 前にも観たアレ■ら行■ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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