2015年07月17日

アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン (Avengers: Age of Ultron)

監督 ジョス・ウェドン 主演 ロバート・ダウニー・Jr
2015年 アメリカ映画 141分 アクション 採点★★★

アイアンマンにハルクにマイティ・ソー、そんでもってキャプテン・アメリカ。それぞれが一枚看板級であるヒーローがただ集まって「どう?豪勢でしょ?」で終わらせるのではなく、集まって戦わざるを得ない事態を背景に、各々の持ち味を見事なバランス感覚で描いていた『アベンジャーズ』。結局のところそこに繋げる為の壮大な番宣的意味合いがあるとはいえ、一本一本が独立した作品として価値を持っていたってのも、『アベンジャーズ』に“滅多にないお祭り”のような有り難味を感じさせていたんでしょうねぇ。

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【ストーリー】
ヒドラの残党からロキの杖を取り返したアベンジャーズ。トニー・スタークは、その杖にはめられた宝石内に人工知能らしきものを発見。彼は再度現れるかも知れない宇宙からの脅威より地球を守るために、その人工知能を利用した“ウルトロン”による平和維持プログラムを開発するが、ウルトロンはアベンジャーズと人類を地球の敵と認識。ウルトロンのアイアンソルジャーとアベンジャーズの全面戦争に発展していく。

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マーベル・シネマティック・ユニバースの集大成ともいえる“アベンジャーズ”シリーズ第二弾。監督/脚本は、前作『アベンジャーズ』に引き続き『セレニティー』のジョス・ウェドンが。
トニー・スタークのダークハーフ的存在ウルトロンとアベンジャーズとの苛烈な戦いと、その間にちょろちょろと絡んでくる改造人間兄妹を描いた本作。世界規模で繰り広げられるど派手なアクションを堪能できたことだけは確かな一本でも。
ただまぁ、集大成感というかメインイベント感というか、お祭り感に乏しいのはなんとも寂しかった気も。確かにウルトロンは強敵ですし地球規模の危機を生んでいたんですけど、そもそもの発端はスタークですし、ウルトロンもスタークの暗部のような立ち位置。“ダーク・アイアンマンvsアベンジャーズ”って構図も悪くはないんですけど、「別にこれ『アイアンマン4』でいいんじゃない?」って印象が強い。ロキの杖がキーアイテムなのに、ソーの役割がほとんどないですし。というか、アベンジャーズじゃないとダメだって切迫感が薄いんですよねぇ。
また、最後の最後に「やっぱオレが出ないとダメか」みたいに、サノスがその重すぎる腰をようやく上げるシーンが挿入されて終わってますが、ここまで来るとなんかもう「続きはウェブで」みたいだなぁと。まぁ、こう文句を言いつつも2018年と2019年に前後編として公開予定の次回作、『Avengers: Infinity War - Part I』『Avengers: Infinity War - Part II』が楽しみでしょうがないのも事実なんですけど。相変わらず商売上手だなぁ、マーベルは。監督が『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』のルッソ兄弟に替わるってのも、どんな変化を生み出すのか興味津々ですし。

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ある意味、このマーベル・シネマティック・ユニバースの最重要人物であるロキが登場しないのは寂しい限りなんですけど、レギュラーのヒーローのみならず関連作に登場したキャラの多くが登場して何かと賑やかだった本作。ただ、わらわらと顔を出すだけなので作品を散漫にしているだけの効果しかなかったんですけど。捻じ込まれた感すらある新キャラまでいますし。まぁ、このアベンジャーズ二軍が次回作でどれだけレギュラー陣に食い込んでくるのか期待したいところで。
そんな新参キャラの中でも大きな役割を背負ってたのが、『X-MEN:フューチャー&パスト』では『キック・アス』のエヴァン・ピーターズが扮していた、クイックシルバーとスカーレット・ウィッチの兄妹。本作ではアーロン・テイラー=ジョンソンとエリザベス・オルセンの『GODZILLA ゴジラ』夫妻が扮してましたが、敵対する存在から共闘へと変移するジョーカー的な存在としてなかなか興味深かったキャラで。トニー・スタークが武器商人であった消せぬ過去を象徴する重要なキャラなんですけど、登場人物が多すぎてバタバタしちゃったせいか描き込みが足らず、なんか「両親がトヨタの車に轢かれて死んだから、トヨタの社長を殺す!」みたいな判らなくもないけど理不尽さも強い印象になったのは残念だったかなぁとも。
しかしながら、前作での最大不満点であったホークアイの扱いが格段と大きくなってたのは嬉しい限り。どこか都会人的な冷たさやスノッブさを感じさせるアベンジャーズの面々ではあるんですが、そこに南部人っぽさも感じる気さくさと人間くささってのを持ち込み、超人集団の中に(十分人間離れはしてるが)人間が混じっているって意味と価値を明確にした今回のホークアイの扱いは良かったなぁ。バトルマシーンのイメージも強いんですけど、ジェレミー・レナーって気さくでちょいと抜けてるところもあり、なんか小さな牧場で馬に乗ってそうな、今回のような役柄も似合うんですよねぇ。本作でようやっと“クリント・バートン”の顔が見れて嬉しかったなぁと。
あ、そうそう。これまで声でしか登場しなくて寂しかったポール・ベタニーが、ヴィジョンとしてようやっと顔出ししてたのを忘れるところで。コミック自体あまり詳しくないので判りませんが、ヴィジョンってなんか『ウォッチメン』のDr.マンハッタンに似た、絶対にわかり合う事は出来ない気持ち悪さを感じるキャラだなぁと思いましたよってのを、最後に手短にと。

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家族にとって最高のヒーローって時点でもう無敵

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posted by たお at 14:20 | Comment(8) | TrackBack(40) | 前にも観たアレ■あ行■ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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