2015年07月04日

【雑感】リオ デラックス・エディション/デュラン・デュラン

新譜の紹介なんぞまずないサブタレにしては珍しく、ついこの間出たばかりのアルバムについての雑感を。まぁ、デュラン・デュランの30年以上も前に出たアルバムのリマスター版なんですけど、一応新譜扱いで。

2009年に発売されたかと思いきや、あっという間に絶版となりアマゾンなんかで異様な高値が付いてたデュラン・デュランのと言うか、80年代を代表する名盤“リオ”の2枚組デラックス・エディション。半ば諦めてたんですけど、7月1日にリーズナブルな価格で日本版が発売されたので早速購入しましたが、色々と驚かされたのでその辺をポツリポツリと。

まず収録内容は以下の通り。
ディスク:1
1. リオ
2. マイ・オウン・ウェイ
3. 悪夢の中の孤独
4. ハングリー・ライク・ザ・ウルフ
5. ホールド・バック・ザ・レイン
6. ニュー・レリジョン
7. ラスト・チャンス・オン・ザ・ステアウェイ
8. セイヴ・ア・プレイヤー
9. ザ・ショーファー
10. リオ (US アルバム・リミックス) (Bonus tracks)
11. マイ・オウン・ウェイ (カーニヴァル・リミックス) (Bonus tracks)
12. 悪夢の中の孤独 (US アルバム・リミックス) (Bonus tracks)
13. ハングリー・ライク・ザ・ウルフ (US アルバム・リミックス) (Bonus tracks)
14. ホールド・バック・ザ・レイン (US アルバム・リミックス) (Bonus tracks)
ディスク:2
1. ラスト・チャンス・オン・ザ・ステアウェイ (マンチェスター・スクエア・デモ)
2. マイ・オウン・ウェイ (マンチェスター・スクエア・デモ)
3. ニュー・レリジョン (マンチェスター・スクエア・デモ)
4. ライク・アン・エンジェル (マンチェスター・スクエア・デモ)
5. マイ・オウン・ウェイ (オリジナル・7”ヴァージョン) (ノン・アルバム・シングルズ・アンド・Bサイズ)
6. ライク・アン・エンジェル (ノン・アルバム・シングルズ・アンド・Bサイズ)
7. ケアレス・メモリーズ (ライヴ) (ノン・アルバム・シングルズ・アンド・Bサイズ)
8. ザ・ショーファー(ブルー・シルヴァー) (アーリー・ヴァージョン) (ノン・アルバム・シングルズ・アンド・Bサイズ)
9. マイ・オウン・ウェイ (ナイト・ヴァージョン) (ヴァージョンズ&ミキシーズ)
10. ハングリー・ライク・ザ・ウルフ (ナイト・ヴァージョン) (ヴァージョンズ&ミキシーズ)
11. リオ (ナイト・ヴァージョン) (ヴァージョンズ&ミキシーズ)
12. ニュー・レリジョン (カーニヴァル・リミックス) (ヴァージョンズ&ミキシーズ)
13. ホールド・バック・ザ・レイン (カーニヴァル・リミックス) (ヴァージョンズ&ミキシーズ)


以前出てたダウンロード版だと、これにMy Own Way(Instrumental version)とHold Back the Rain(Alternate remix)が入ってたんですけど、今回もディスク版には収録されず。
リマスタリングに関しては、まるで別物のような極端な調整はされておらず、リオではジョン・テイラーのベースに重みが加わり、以前だとエンド近くのサックスに被さっちゃって聴きづらかったアンディ・テイラーのギターがちょい聴き易くバランス調整。また、マイ・オウン・ウェイではロジャー・テイラーのハイハットワークも堪能できちゃう、印象を激変させないけど細部に耳が行っちゃう良いリマスタリングなのかと。

で、これを買うまで私が20年以上聴き込んでいたのが最初にCD化されたバージョン(CDP 7 46003 2)なんですが、それと比べると色々と違う。元々LP、カセット、発売国などによって微妙に違う、バージョンの多さが有名なアルバムでもあるんですが、リマスタリングの元となってるのは一体どのバージョンなのやら。
たぶんLPバージョンが元になってるのかも知れませんが(wikiを見ると収録時間が微妙に違ったりもしますけど)、ちょっとそれだと比べられないのでCDバージョンとの違いで気づいたところを。

■悪夢の中の孤独
イントロが短く、キーボードのアレンジも違う。
■ホールド・バック・ザ・レイン
もう、イントロからして違う。CDだとギターリフから始まるんですけど、こっちはキーボードから。で、いきなり「ホールド・バック・ザ・レイン♪」とか呟かれてビックリする。コーラス部のベースが低めに抑えられてて、ブリッジも全然違う。確かLPバージョンってこんなんだった気もしますが、久しく聴いてないので驚かされる。
■セイヴ・ア・プレイヤー/ザ・ショーファー
エンディングの繰り返しが違うので、気持ち長め。

とまぁ、こんな感じ。
これまでも聴かない期間が半年もないヘビロテアルバムなので、内容には全く不満なしの一枚。強いて不満を挙げるとすれば、ライナーノーツが付いてるのは良いが相変わらず内容が薄いってのと、デジパックだって点でしょうかねぇ。嫌いなんですよねぇ、デジパック

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タグ:音楽
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2015年07月03日

沈黙の制裁 (Absolution)

監督 キオニ・ワックスマン 主演 スティーヴン・セガール
2015年 ルーマニア/アメリカ映画 92分 アクション 採点★★

あんまりにも面白い映画を観た後って、なかなか他の映画に手を伸ばす気分になれないんですよねぇ。すっごく美味しいウニを食べちゃったんで、当分の間はそれまで普通に食べれてた回転寿司のウニが食べれなくなったみたいな感じ。こうなっちゃうと、それなりに面白い作品を観ていても心底楽しめなくなる場合があるので結構困りもので。でも、そんな時はセガールを観るのが一番。価値観のハードルを力ずくで下げてくれるセガールが、きっちりとリセットしてくれるはず。

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【ストーリー】
これまで数多くの暗殺を請け負ってきたアレキサンダーは、ウクライナの闇社会の男の殺害をCIAに依頼される。難なくその仕事を終わらせたアレキサンダーだったが、地元組織に追われていた女性ナディアを助けたことにより、組織とCIA双方を敵に回すことになり…。

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スティーヴン・セガール&キオニ・ワックスマン組による、いつものアレ。
前回の『リターンド・ソルジャー 正義執行人』ではその“普通の映画”っぷりに大いに驚かされましたが、それで全部を出し切っちゃったのか、さして複雑でもない物語なのにさっぱり頭に入ってこない展開が延々と続いたかと思いきや、ロシア美女をセガールがニヤニヤ見つめるセガール・ハッピータイムで唐突に締めくくる、ある意味セガール&キオニの真骨頂を満喫できる作品に。DJが居て音楽が鳴り響いているはずなのに、登場人物はひそひそと話し、足音が響き、どうしたらいいのか判らないように客がただユラユラと動いているクラブシーンのような、やる気も気配りも何も感じられないシーンの詰め合わせ。まぁ、しかめっ面と作り笑いの二種類の表情しかない棒読みロシア美女を重要な役回りを任せたり、セガールの目に付きそうな所には必ずセガール好みのロシア美女を随所に配したりと、そんなセガールに対する気配りだけはバッチリ決まってましたけど。
ただ、セガールは今回もそれなりに動いてくれてましたし、『沈黙の聖戦』以降がっちりとセガールに捕まったバイロン・マンや、最近セガールに捕まりかかってる『沈黙のSHINGEKI/進撃』のヴィニー・ジョーンズらがギリギリ映画っぽさを醸し出してくれているので、とりあえず最後までお付き合いできる作品に。
そしてなんと言っても、元UFC世界ヘビー級王者というよりも、日本のリングで大活躍した無類のアニメ&ゲーム好き格闘家としての印象が強いジョシュ・バーネットが出演してるってのが嬉しい。まぁ、セガールと日本語で会話するわけでも拳を交えるわけでもないんで、もう全部台無しなんですけどね。

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ロシアンパブに行く感覚で映画を作ってる気が

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posted by たお at 09:56 | Comment(0) | TrackBack(2) | 前にも観たアレ■た行■ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月01日

2015年6月度 ベスト&ワースト

もう本題から入っちゃいますが、ベストは『マッドマックス 怒りのデス・ロード』です。それ以外は浮かびません。
鑑賞以来、頭の中の大半がそれでいっぱいでございます。YouTubeでクリップ集を見ては「くぅ〜っ!」だし、シャーリーズ・セロンのインタビューを見ては「び・じ・ん!び・じ・ん!」と大騒ぎの毎日です。
ダメだ。あれは人を狂わせる。
なわけで、先月度の怒りのデス・ロードをさっさと。

ベスト
@マッドマックス 怒りのデス・ロード
Aキャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー
Bアイアンマン3
Cインターステラー
Dオオカミは嘘をつく

とりあえず@があれば当分の間はご飯が美味しい。というか、中学男子にとって必須な作品だというのに、R15とは何事だ。全国の中坊諸君、白塗りスキンヘッドで「なんて日だ!なんて素晴らしい日だ!」と絶叫しながら劇場に突入すれば観れるかも知れないぞ。観れないかも知れないが、それでも君はウォーボーイの仲間入りだ。イモータン・ジョーはきっと見ているぞ!
で、A以降は基本的に順不同。気分で。

ワースト
@マイティ・ソー/ダーク・ワールド
Aザ・レイド GOKUDO
Bアイスマン 超空の戦士
CスペシャルID 特殊身分

なんかベストもワーストもアクションに埋め尽くされてますが、そんなんばっか観てるんだから仕方なし。
出来不出来というよりも期待値からのガッカリ度合いが反映したこのワースト。
SF寄りにシフトした結果、前作にあった神話性とか史劇の趣が薄れ、まぁ考えてみればそうではあるんですけどアスガルドの民が一宇宙人に成り下がっちゃった感が残念だった@。AとCはアクション部のレベルが高い分、ドラマ部との噛み合わせがチグハグに。Bはまぁ、ウンコが飛び出してくるみたいな見所が豊富で楽しめはしましたけど。

そんな感じだった6月。今月は『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』やら、ちょっと気持ちがまだノリ切れていない『ターミネーター:新起動/ジェニシス』なんかの大作も控えてますけど、それらがどのくらい私の怒りのデス・ロードを鎮めてくれるのか、ちょいと期待。

【2015年6月度 全鑑賞リスト】
アイアンマン3 ★★★★ 
インターステラー ★★★★
ザ・レイド GOKUDO ★★
アウトロー(再鑑賞) ★★★
オオカミは嘘をつく ★★★★
マイティ・ソー/ダーク・ワールド ★★
スケルトン・ツインズ 幸せな人生のはじめ方 ★★★
スペシャルID 特殊身分 ★★
アイスマン 超空の戦士 ★★
キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー ★★★★
スパイ・レジェンド ★★★
ドン・ジョン ★★★
マッドマックス 怒りのデス・ロード ★★★★★

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posted by たお at 12:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | 月間ベスト&ワースト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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