2015年03月08日

Mr.ホームズ 予告編 (Mr. Holmes Teaser Trailer)

ミッチ・カリンの原作“シャーロック・ホームズ 最後の冒険”を『愛についてのキンゼイ・レポート』のビル・コンドンが映像化した、93歳の老シャーロックを描いたサスペンスドラマ『Mr. Holmes』の予告編をペタリと。

どんな役柄であろうが観客を納得させる説得力を持つ『ホビット 思いがけない冒険』のイアン・マッケランが老シャーロックに扮し、共演にビル・コンドンのお抱え女優なのかその逆なのか、一緒の仕事が多い『エミリー・ローズ』のローラ・リニー、ハリウッドで“怪しいアジア人”って立ち位置を確立した『サンシャイン2057』の真田広之らが。

正直なところこの予告編だけではピンと来ませんし、大まかなプロットにも食指を動かすものがないんですけど、劇中劇でシャーロックに扮してるのが『ヤング・シャーロック/ピラミッドの謎』のニコラス・ロウってのには嬉しい驚きが。まぁ、同じシャーロックでも一番待ち遠しいのは今年末に予定されている“SHERLOCK(シャーロック)4”の方なんですけど

【Mr. Holmes Official Teaser Trailer】


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タグ:予告編
posted by たお at 23:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | 予告編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月07日

2015年2月度 ベスト&ワースト

卒業式のシーズンですねぇ。学生でもないので別に思うこともないんですが、これを機に「なんか卒業してみようかなぁ?」なんて思う方もおられるんでしょうねぇ。じゃぁ私も「タバコ卒業だぁ!」と言いたいところですが、どう頑張っても来月には「タバコ入学だぁ!」となるのが目に見えてますんで、間を取って「タバコ留年!」で。

ベスト
@テッド
Aガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
Bフォックスキャッチャー

大人になるための変化や成長を促してるようで案外そうでもない、「ちょっとは頑張るよ!」的ちょうどいいスタンスが気持ち良かった@。ネタの数々もほぼ全てツボだったのも良かったなぁと。Aは「これからスッゲェ面白い映画が始まるんだ!」と確信させられたオープニングに。Bは気持ち舌足らずだった気もしますが、何を以ってしても埋めることの出来ない心の穴ってのを巧く描けてたかと。

ワースト
@ワイルドカード

主演・監督・脚本・アクション監督、その誰もが一流なのに混ぜたらとんでもなく不味くなった不思議な一本。ステイサム映画でこんな目に遭うとは思いもよらず

っとまぁこんな感じだった2月。
今月はレンタルも観たい新作がちょこちょこありますし、劇場にももう少し足を運びたいと思いつつも、手持ちの旧作が結構溜まってきたので新作がさっぱり出てこないサブタレになる可能性も。まぁ、それはそれでいつものことなんですけど。
そんな感じで、では!

【2015年2月度 全鑑賞リスト】
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ★★★★
スウィング・オブ・ザ・デッド ★★★
ワイルドカード ★★
フライト・ゲーム ★★★
ビザンチウム ★★★
GODZILLA ゴジラ(再鑑賞) ★★★★
わたしは生きていける ★★★
リディック:ギャラクシー・バトル ★★★
フォックスキャッチャー ★★★★
テッド ★★★★

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posted by たお at 10:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | 月間ベスト&ワースト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月06日

沈黙のSHINGEKI/進撃 (Gutshot Straight)

監督 ジャスティン・スティール 主演 ジョージ・イーズ
2014年 アメリカ映画 89分 サスペンス 採点★

予告編に騙され、ポスターに騙され、紛らわしいタイトルにまで騙されて。
最近はどうも無難な作品ばかりが氾濫しているぬるま湯状況に慣れすぎちゃってたのか、映画ってのはあの手この手で観客から金を毟り取ろうとする作り手と、「もう騙されるもんか!」って観客とのせめぎ合いだってのをちょいと忘れておりましたねぇ。いけないいけない。

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【ストーリー】
ラスベガスでギャンブル三昧のジャック。ある日出会った謎の富豪ダフィーに誘われたジャックであったが、あるトラブルでダフィーを殺してしまう。ダフィーの兄ルイスからも無理難題を押し付けられてしまったジャックは、にっちもさっちも行かなくなり、已む無くセガールに泣きつくことに。

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あれ?これ、セガールただのゲストじゃん。
“ギャンブル中毒が変わり者の金持ちに「女房と寝てるとこ見せてよー」と言われ断ったら面倒臭い事になる”ってプロット自体は悪くはないんですけど、展開がとにかくかったるい。車のエンジンひとつ掛けるシーンにしろ、金を借りるシーンにしろ「コレ、いつ終わるんだ?」ってほど長い。そんなんだから序盤20分位で済ませられそうなところが70分掛かり、残り10分少々で全て解決しなければならない破綻っぷりに。しかも、「まさか最後にセガール出てきてヨヨヨイノヨイって終わらせないよな?」と冗談半分に思ってたことが現実になってしまう、悪い意味で期待を裏切らない唖然展開。なんかもう、映画を撮るって名目でギャンブルしにベガスに行ってたんじゃないかと思えるほど、作品に誰もやる気が感じられない一本でしたねぇ。
でもまぁ、「ギャラ貰ってベガスに行けるよー!」って号令で集まったのか、『沈黙の断崖』のスティーヴン・ラングに『ヒルズ・ハブ・アイズ』のテッド・レヴィン、セガールのバーターって感じにもなってきた『沈黙の追撃』のヴィニー・ジョーンズや、手直しが過ぎたのか怪物みたいになっちゃってたウェインズ・ワールド』のティア・カレルといった、なんかこうガラの悪い顔ぶれが集まってたのが見所だったかと。
で、セガール。拘束期間が1日くらいだったのか、劇中4日ほどは経過してると思われるのにずーっと同じシャツを着て、基本座りっぱなしのとっても楽そうなお仕事っぷりでしたよ。楽に稼げて良かったね!

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こういう老後の過ごし方ってのは、ある意味理想

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posted by たお at 10:54 | Comment(0) | TrackBack(1) | 前にも観たアレ■た行■ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月05日

グランド・ブダペスト・ホテル (The Grand Budapest Hotel)

監督 ウェス・アンダーソン 主演 レイフ・ファインズ
2014年 アメリカ/ドイツ/イギリス映画 99分 コメディ 採点★★★★

結婚前の女房と旅行中に「日帰り入浴でもすっぺ!」と立ち寄った、岩手県から秋田県へと向かう道中にあったリゾートホテル。見渡す限り何もない高原のてっぺんに突如現れたそこそこ大きな建物という存在感もさることながら、閑散期の昼間ということもあってもぬけの殻の館内に入った時の、まるで別世界に迷い込んでしまったかのような感覚がいまだ強烈な印象を。誰もいないロビーに真っ白のカバーを掛けられた土産物屋、空のお膳が所々で積み重なったくすんだ緑色のカーペットの敷かれた真っ直ぐの廊下を大浴場めざし歩いていると、何処からか微かに聞こえる掃除機の音ともしゃもしゃとした人の声。混雑の気配が微かに残った無人の空間に、「あぁ、とっても『シャイニング』だなぁ…」と思ったもので。あ、風呂は良かったんですけどね。

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【ストーリー】
1932年、ヨーロッパのズブロフカ共和国。コンシェルジュのグスタヴの完璧なおもてなしが評判であったグランド・ブダペスト・ホテル。ある日、常連客で大富豪のマダムDが殺害され、遺言により名画“少年と林檎”が贈られることに。しかしグスタヴは殺人の嫌疑が掛けられ投獄され、さらに絵画を取り戻そうとマダムDの息子ドミトリーが刺客を送ってくる。ロビーボーイのゼロの協力で脱獄したグスタヴは、事件解明のため奔走するのだったが…。

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シュテファン・ツヴァイクの著作にインスパイアされた、『ライフ・アクアティック』のウェス・アンダーソン製作・脚本・監督によるサスペンスコメディ。
30年代がスタンダード、60年代がシネスコで80年代がビスタ。その時代背景に合わせた画面サイズとは裏腹に、時代が進むごとに輝きを失う色彩。また、サイレント映画に人工着色を施したような美しい映像やアングル、人物配置に動きなどは、トーキーに圧されながらもヨーロッパの片隅で僅かに生き残ったサイレント映画を思わせ、それが前時代の幻想を残すホテルの存在とリンクしているかのよう。ウェス・アンダーソン作品でお馴染みの一点透視も、この背景に抜群にマッチ。
舞台設定と世界観が完璧に作りこまれた箱庭。これまではこの手法やスタイルへの注目が私自身大部分を占めていたのだが、本作はその完璧な箱庭から物語がばんばんはみ出てくる。物語の躍動感が、舞台に全く負けていない。
007 スカイフォール』のレイフ・ファインズ扮する一見表面的で温かみが感じられないグスタヴと、その背景の重さを感じさせぬ間の抜けた感に、人間の強さが見える新鋭トニー・レヴォロリ扮するゼロとの間に生まれる、師弟であり親友であり親子でもある感情と関係性の膨らみを軸とし、真っ直ぐで可愛らしいロマンスやちょっとしたアドベンチャー、絶妙な間で展開される笑いなど玩具箱のような楽しさを散りばめる一方で、徐々に覆い被さる戦争の暗い影。この多層的で他ではなかなか味わえない映画体験を提供してくれた本作は、これまで観たウェス・アンダーソン作品では一番好きな一本で。

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やはり役者としてこの作りこまれた魅力的な舞台に立ちたいのか、常連・新顔含め今回も錚々たる面子が揃った本作。
久しぶりに名優としての姿を見た気もした『スター・トレック/叛乱』のF・マーレイ・エイブラハムや、『ボーン・レガシー』のエドワード・ノートン、分厚いメイクに一瞬マギー・スミスかと思った『コンスタンティン』のティルダ・スウィントン、『アデル/ファラオと復活の秘薬』のマチュー・アマルリック、甘ったれた悪人っぷりがハマってた『ミッドナイト・イン・パリ』のエイドリアン・ブロディに、なんかもうロン・チェイニーばりの存在感で出る場面全てで輝いてた『デイブレイカー』のウィレム・デフォーと、実力派が勢揃い。
その他にも、『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』のジュード・ロウや、いちいち筋肉をピクピクさせるミート・ザ・ペアレンツ3』のハーヴェイ・カイテル、『ゴーストライター』のトム・ウィルキンソンに、『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』のレア・セドゥといった顔ぶれがガッチリと脇を固める。
もちろん『スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団』のジェイソン・シュワルツマンや、『ゾンビランド』のビル・マーレイ、相変わらず可愛いホール・パス/帰ってきた夢の独身生活<1週間限定>』のオーウェン・ウィルソンといった常連組も登場し喜ばせてくれる本作。
で、サブタレ毎週のお楽しみでもある『わたしは生きていける』のシアーシャ・ローナン。相変わらず“顔にメキシコ状のアザがある”という普通じゃない役柄なんですけど、ピュアなんだけどしたたかで、少女よりはチョイ大人びている、でもやっぱり可愛らしいっていうシアーシャらしさを堪能。囁き声も聞けましたし、もういろいろと満足。

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人工着色された思い出

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posted by たお at 19:04 | Comment(4) | TrackBack(34) | 前にも観たアレ■か行■ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月03日

ジェイ&セスvs黙示録 (Jay and Seth Versus the Apocalypse)

先日鑑賞した『ディス・イズ・ジ・エンド 俺たちハリウッドスターの最凶最期の日』の元ネタである短編を見つけたのでペタリと。
監督に『殺人の啓示 〜死を誘う男〜』のジェイソン・ストーン、脚本にストーンの他セス・ローゲンとエヴァン・ゴールドバーグが。

【Jay and Seth Versus the Apocalypse】


なんかこう、せっかくの組合せで笑いが全くないってのもアレですんで、セス・ローゲンのあの笑い声だけを集めたマッシュアップ映像もついでにペタリ。これだけでセスの映画をたんまり観た気分になること請け合い。

【The Ultimate Seth Rogen Laugh Mash-Up】


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タグ:雑記
posted by たお at 07:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月02日

ディス・イズ・ジ・エンド 俺たちハリウッドスターの最凶最期の日 (This Is the End)

監督 セス・ローゲン/エヴァン・ゴールドバーグ 主演 ジェイ・バルシェル
2013年 アメリカ映画 107分 コメディ 採点★★★

極限状態に陥ったり異常な状況下に置かれると、人間はその本性を現すそうで。私自身はそこまで追いやられた自覚がないんですけど、飲み水や食べ物の確保が非常に困難だった震災後の数週間がそれに近いのかなと。その当時を振り返ってみれば、一家全員で日長一日本を読み耽り、停電中なので日が暮れれば何の疑問も感じず寝て、日が昇れば起き出して朝食代わりの煎餅をかじり、また本を読み耽るだけの繰り返しでしたねぇ。「それがお前ら一家の本性だ!」と言われちゃうと、なんかのんき過ぎて恥ずかしい

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【ストーリー】
カナダ時代からの友人セス・ローゲンに会うためロサンゼルスにやって来たジェイ・バルシェル。大のロス嫌いで他のスターとの交流も苦手なジェイはセスの家でゆっくり過ごしたいのだが、セスに誘われ嫌々ジェイムズ・フランコの家で行われるパーティに参加することに。大嫌いなジョナ・ヒルも居て気が滅入るジェイはパーティを抜け出すが、突如黙示録に描かれる世の終わりが訪れ…。

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2007年に出演した短編“Jay and Seth Versus the Apocalypse”をベースに、セス・ローゲンが『無ケーカクの命中男/ノックトアップ』からの盟友エヴァン・ゴールドバーグと共に初監督に挑戦した黙示録コメディ。
バトルフロント』のジェームズ・フランコを筆頭に、『ピンチ・シッター』のジョナ・ヒル、『50/50 フィフティ・フィフティ』のセス・ローゲン、『魔法使いの弟子』のジェイ・バルシェル、『ピザボーイ 史上最凶のご注文』のダニー・マクブライド、『オフロでGO!!!!! タイムマシンはジェット式』のクレイグ・ロビンソンらが本人役で出演する本作。一応“極限状態でのスターの素顔”やら、“仲間内の本音と建前”、“善人が一番!”“セス・ローゲンの取り合い”ってなテーマは描かれているが、基本的には“仲良しが集まっての悪ふざけ”ってのが中心の一本。その他人が楽しんでる様を楽しめるかどうかが鍵になる作品ではあるが、私自身はカメオ出演するジェイソン・シーゲルの様にちょっと離れた所で微笑んで見ているって感じだったので問題なし。シモ関係にネタが集中しているが、男子が集まればそうなるのも当然なので不満もなし。ない方が気持ち悪いですし。
悪ふざけとは言っても、表向き清廉なジョナ・ヒルや下品なマイケル・セラ、他の作品イメージのまま下衆なダニー・マクブライドなど、本人役と言いつつもしっかりとしたキャラ作りがされていたり、アドリブの応酬の中で人間関係の本質を曝け出していったりと、セス・ローゲンの優れた観察眼と人物描写が巧みに出ていた作品でもあった本作。「コメディアンの観察眼ってすげぇんだな!」と再確認できた一本でも。

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先に挙げた名前以外にも、『40男のバージンロード』のポール・ラッドに『リベンジ・マッチ』のケヴィン・ハート、衝撃的にも程がある役柄で登場する『フォックスキャッチャー』チャニング・テイタムに、恥ずかしながら動いてるのを初めて見たエマ・ワトソン、インド映画的大団円を飾るバックストリート・ボーイズと、いちいち書いてたら名前だけでいつものレビュー以上の長さになるだけの顔ぶれが登場。一部を除いては基本的にセス・ローゲンと仕事をした仲間が集まっているんですけど、“フリークス学園”から僅か数年でこれだけの人脈を作り上げたってのは凄いなぁと。もちろん誇張もあるんでしょうが、やっぱり劇中で描かれてるようにセスは愛されキャラなんだろうなぁと。
なんだかんだ言っても、「あら、こんな所にリアーナが!」「ポール・ラッドが来たー!え?もう死ぬの?」とお馴染みの顔ぶれを含め大勢のスターが出てきては消えるのを楽しむ本作。コメディに縁遠い方にはちょいと楽しめないかと思いますが、マイケル・セラ&ジョナ・ヒル&クリストファー・ミンツ=プラッセの『スーパーバッド 童貞ウォーズ』トリオ再集結に大喜びできる私のような人間には楽しめる作品ではないかと。

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動く記念の一枚

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posted by たお at 12:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | 前にも観たアレ■た行■ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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