2008年02月11日

さよなら、クラウディ

ロイ・シャイダーが亡くなってしまいました。70年代、映画館に行くよりもTVで映画を観る機会の方が圧倒的に多かった私にとって、巨大ザメやニトロ満載のトラックに四苦八苦する彼の姿を何度も何度も繰り返し観て、その癖のある風貌も含め間違いなくリチャード・ハリスと並ぶ70年代を代表するヒーローの一人でした。『ブルーサンダー』『2010年』と80年代にも活躍した以降は、脇に回ってしまうことが多かったのですが、それでもヒーローには変わりなく。『マラソン マン』のドクを主役にした原作があるだけに、スピンオフとして映画化されることを夢見てましたし。やはり『ジョーズ』のブロディ警察署長役が代表作となるのでしょうが、個人的にはやはり『フレンチ・コネクション』においてのポパイの良心的存在であったクラウディ役が印象に残ります。
また70年代の顔が一人いなくなってしまうことは残念で仕方がありませんが、ご冥福を祈ると共に、今までありがとうございましたと。
posted by たお at 20:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月09日

当面の間

縁があってというか、なんとなくというか、2月から転職をしちゃってたたおです。まぁ、職種は同じなので大きな変化は感じていないんですが、とりあえず「頑張ってるぞー!」って雰囲気だけは醸し出しておきたいので、しばらく本業で忙しくなります。で、ただでさえマチマチなサブタレの更新が、更にマチマチになること間違いなしということを、前もって報告を。出来る限り週1〜2本はアップしたいなぁと思っておりますので、のーんびりとお付き合いいただければと。

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posted by たお at 00:08| Comment(10) | TrackBack(0) | 日々のあれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月07日

ラッシュアワー3 (Rush Hour 3)

監督 ブレット・ラトナー 主演 ジャッキー・チェン
2007年 アメリカ/ドイツ映画 91分 アクション 採点★★

“アクションコメディ”ってジャンルが確立されたのはどの辺からだろうと考えてみると、多分それは『ビバリーヒルズ・コップ』あたりからかなぁと。つい最近観直す機会があったんですが、喋りといいその間の空け方といい絶好調のエディの笑いも強烈だったが、思いのほかバイオレンス描写も強烈で。そのコントラストがしっかりと効いてないと、アクションコメディってジャンルはなかなか上手くいかないんでしょうねぇ。

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【ストーリー】
警護に当たっていた中国の要人が狙撃され、すぐさま犯人を追跡するリー刑事。犯人を追い詰めたリーであったが、その犯人の正体はリーと孤児院で兄弟同然に育ったケンジであった。驚きのあまりケンジを取り逃がすリーであったが、僅かな手掛かりを基に、相棒のカーターと共にパリへと向かう。

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アメリカでのジャッキー人気を確立した人気シリーズ“ラッシュアワー”の第三弾。監督は、いつものブレット・ラトナー。
ブレット・ラトナーといえば、『レッド・ドラゴン』のようにとりあえずまとまりのある脚本をソツなく撮り上げるか、『X-MEN:ファイナル ディシジョン』のように詰め込みすぎたイベントを消化するのに終始するか、『ダイヤモンド・イン・パラダイス』のようにスカスカな内容をスカスカに撮る、非常に素直な監督である印象が強いのだが、今回はそれら全ての特徴を兼ね備えた一本に。
バタバタと矢継ぎ早に起きるイベントをこなすだけに終始しつつ、間の外れたギャグと雑なアクション描写でコーティングしたかのような本作から受ける印象は、全体的には忙しいが肝心の見せ場は間延びする、なんともチグハグなもので。『シャンハイ・ヌーン』や『シャンハイ・ナイト』では、非香港映画ながらも道具や舞台の上下左右を巧みに使ったジャッキーらしさ溢れるアクションを堪能できたのだが、本作のアクションは別にジャッキーじゃなくても。パリ名物ってことでエッフェル塔でのアクションもクライマックスに控えてるが、これまた別にエッフェル塔じゃなくても高ければ何でも構わない雑っぷりが、残念。

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「ジャッキー映画を観た!」という充実感を然程感じさせてくれないジャッキー・チェンに、「コイツはいつも鬱陶しい!」と、いつものうざったさを感じさせないクリス・タッカーという、主役二人が思いのほか元気のない本作。となれば、期待は『サンシャイン 2057』でも強烈な存在感を示した真田広之に集まってしまうもので。スティーヴン・セガールから始まり、ジャン=クロード・ヴァン・ダムを経由して真田に決まったという、この役柄。とりあえず動ける人間が欲しかったようで。画面負けしないその顔立ち、佇まいはホレボレとしてしまうし、ジャッキーと同じフレームに真田がいるのを観るのは、角川映画でピョンピョンと飛び跳ねていた彼を観ていた人間にとっては嬉しい限りなんですが、できれば20年前にこの組み合わせを見たかったですねぇ。
そんな彼らの他に、別にいなくても全然作品として成立しちゃう役柄だった『インプリント 〜ぼっけえ、きょうてえ〜』の工藤夕貴、『エクソシスト』での老けメイク(またはミン皇帝)の印象が強烈なあまり、ここ30年間顔が全く変わっていない印象すらあるマックス・フォン・シドー、この人も基本的に顔の印象が30年間変わらないロマン・ポランスキーと、ベクトルが四方八方に向いた豪勢な顔ぶれが揃っているが、まぁ揃っただけという気も。

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カラ元気

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posted by たお at 01:51| Comment(8) | TrackBack(43) | ★★(暇なら) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月06日

ホット・ファズ (Hot Fuzz)

監督 エドガー・ライト 主演 サイモン・ペッグ
2007年 イギリス/フランス映画 121分 コメディ 採点★★★★★

何かの続編かリメイク、はたまたTVドラマの拡大版に涙を出させる方法を人死にに頼り切った感動モノとやらばかりがスクリーンを占拠してしまっているおかげで、めっきりと劇場へ足を運ぶことが少なくなった私。たまに劇場へと足を運べば、スクリーン上で展開されるのは“面白い”と感じさせる化学調味料ばかりが添加された、“愛”の感じられない工業製品ばかり。映画を観てこうも滅多に心が躍らない日々が続くと、「自分は本当は映画なんか好きじゃないんじゃないか?」と自問してしまうことすら。

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【ストーリー】
そのあまりの凄腕ぶりが上層部に煙たがられ、ロンドンからど田舎の警察署へ飛ばされたニコラス・エンジェル。“最高の村賞”に幾度となく選ばれるその村で起きる事件といえば精々白鳥が逃げ出すくらいで、ロンドンでの激務に慣れていたニコラスは一向に馴染むことが出来ない。そんな中、とあるカップルが交通事故により首が切断された状態で発見される。殺人事件の可能性を訴えるニコラスだが、上司は一向に聞き入れない。その後も凄惨な死体が次々と発見されるが、それらも全て“事故”として処理されてしまう。裏があると読んだニコラスは相棒のダニーと捜査を始めるが…。

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『ゾンビ』のパロディとしてのみならず、ロメロが『ゾンビ』に込めたテーマと映画的快感を見事に継承し独自に消化した、ゾンビ映画としても大傑作であった『ショーン・オブ・ザ・デッド』のエドガー・ライトとサイモン・ペッグが、今度は刑事アクション映画への溢れんばかりの愛情を詰め込んで贈る一本。
全身の毛穴が開ききってしまうほどの面白さに悶絶し、何を書いたらいいのか、何から書いたらいいのかサッパリ浮かばないので「ヤバイ!面白すぎる!」で済ませようとも思ったが、さすがにそれもアレなので、グダグダながらもなんとかレビューの形にまとめてみようかと。
本来なら笑いの生まれることがないシチュエーションに無理矢理ギャグを投入したり、ツッコミを入れることで笑いを生み出したり、面白いと思われるシーンだけを継ぎ接ぎした凡百のパロディ映画とは大きく異なる本作。序盤の細かいギャグを挟みつつ描かれる状況設定や人物関係図のドラマ部の強固な土台が、中盤以降スピードを増していくアクションを無理なく盛り上げる構成が、まず見事。そのドラマ部の強固さがあるからこそ、ぐるんぐるんカメラが回る『バッドボーイズ2バッド』のマイケル・ベイばりのキメも、ハトこそ出てこないが二丁拳銃で横っ飛びはするジョン・ウーのスタイルも、そしてそのアクションスタイルのみならず男同士の絆をしっかりと描くジョン・ウー魂も見事に作品に消化され、“好きだからやってみました”ではなく、彼らが“やらざるをえない”強烈な説得力を生み出している。

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そもそも、のどかな田舎町で発生する『ウィッカーマン』を髣髴させる土着のカルト宗教が絡むオカルト風味の連続殺人事件、ジョン・ウースタイルのアクションと男気、マイケル・ベイ風の豪快なカメラワークと血飛沫、死んだと思われた法の執行官が青白い馬に乗って悪党ばかりの町に帰ってくる『荒野のストレンジャー』を挟んで、マカロニウエスタン風味に、怪獣映画フレーバーを一本の作品に全て詰め込んで大笑いまでさせるという、誰が考えても不可能としか思えない難題を、全てを共存共栄させ、この完成度で仕上げることが出来たエドガー・ライトとサイモン・ペッグの手腕に、ただただひれ伏すことしか出来ない。「唯一足りないのはオッパイだけだ!」と書こうと思いましたが、ニセモノながらも出てることは出てるので、もう文句なし。アクション映画としてもコメディ映画としても、ずば抜けた完成度を誇る本作。工夫を忘れないアクションにしろ、細かい芸を随所に仕込んだギャグにしろ、愛して止まない映画の数々を自分の中で解体・消化し、彼らだからこそ作り上げられた本作から受ける印象は、ロブ・ゾンビの『デビルズ・リジェクト』から受けたものにも近い。非常にベタな締め方でなんとも恥ずかしいのだが、彼らの作品からダイレクトに伝わってくるのは、映画に対する底知れぬ愛情である。こういう作品に出会えると、「ホント、映画好きで良かったなぁ」とつくづく感じるものです。ヨボヨボのお婆ちゃんに物凄い勢いでドロップキックをする、今まで観たこともない素晴らしいシーンも観れましたし。

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「あのショーンがスーパーコップ役ぅ?」と、その違和感を笑う出オチかと思ってみれば、思いのほか違和感の感じさせないハマリっぷりに驚かされた、『ショーン・オブ・ザ・デッド』『M:i:III』のサイモン・ペッグ。もちろん違和感がゼロではないし、そこもギャグの大事な部分ではあるのだが、スーパーコップとしての説得力がないと後のギャグの数々が効いてこない本作でのサイモン・ペグの緩急の付け方は見事。締める所はしっかりと締めるサイモン・ペグがいるからこそ、同じく『ショーン・オブ・ザ・デッド』から引き続き登場のニック・フロストの演じるアクション映画の刑事像にどっぷりとハマったキャラクターとのコントラストが活きてくるし、その逆も然り。
その緩急は全てのキャラクターに徹底されており、『007/リビング・デイライツ』『ロケッティア』のティモシー・ダルトン、『ナイロビの蜂』のビル・ナイ、『80デイズ』のジム・ブロードベント、『ボーン・アルティメイタム』のパディ・コンシダイン、『銀河ヒッチハイク・ガイド』『ラブ・アクチュアリー』のマーティン・フリーマン、『ナイト ミュージアム』のスティーヴ・クーガンら、カメオも含め錚々たる面子が揃った本作を、顔ぶれだけで終わらせない安定感をもたらしている。
先に挙げたスティーヴ・クーガンもそうなのだが、本作には意外な顔ぶれがノンクレジットで登場するお楽しみも。“顔ぶれ”というか、顔見えてないんですが。その一人が、暴漢役として後姿で登場するピーター・ジャクソン監督。痩せてるんで、判りませんでした。で、もう一人が、鑑識役として目元以外は全てマスクで隠した、人間にしろそうじゃないにしろ女王役がバシリとキマる、ケイト・ブランシェット。エルフ耳が隠れてたんで、気がつかなかったです。

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で、恒例の愚痴を少々。
100歩譲って、『ショーン・オブ・ザ・デッド』の劇場未公開は良しとしましょう。傑作とはいえ、どこの馬の骨とも知れぬ若造が作り上げたゾンビコメディを商売として成功させるには、配給会社としては少々荷が重過ぎたのかも知れませんし。しかし、その『ショーン・オブ・ザ・デッド』がDVDリリースされた後の評価と評判の高さは周知のこと。『ショーン・オブ・ザ・デッド』はもう充分に販促に使用できるほどになったし、『ゾンビ』よりは一般的に認知度の高いマイケル・ベイやジョン・ウーのアクション映画をテーマにしているだけに、本作の存在を知ってからというもの、劇場公開の日を首を長くして待っていたのですが、今回も劇場公開見送り。なんですか?続編とリメイクとTVドラマの拡大版と主人公が死んで涙をドバーっと流させようとする映画がいっぱい過ぎて、本作を公開する余地が全くないんですか?それとも、アリモノの宣伝材料だけでも充分観客の関心を呼べるであろう本作を売る方法が思いつかないほど、配給会社の皆様は能無しなんですか?映画館で笑っちゃ、ダメなんですか?「映画って楽しい〜ねぇ〜♪だからシネマっていうのかな〜♪」という虫酸の走る歌を、聴き続けなければならないんですか?もうそんな配給会社の皆様には、今年も小さな不幸がたくさん訪れますようお祈りいたします。それはさておき、辛うじて年内のDVD発売だけは決まっているらしい本作。なんとも外しまくった邦題やサブタイトルが付きそうな予感もしないでもないですが、『俺たちホット・ファズ』とかだけは勘弁して下さい。
で、こんな終わりの方で申し訳ないんですが、今回この作品を観れたのも、いつも大変お世話になっている“Die-Early”のUSA-P様の御厚意があってからこそのこと。いやぁもう、本当にありがとうございました!

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ハトの代わりにしてはちょっとデカイ

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posted by たお at 02:46| Comment(4) | TrackBack(3) | ★★★★★(大満足!!) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月03日

2008年1月度 ベスト&ワースト

歳の数だけ豆を食べると、そろそろ満腹になってしまうたおです。顔についた枕の痕も、さっぱり消えません。切ないです。
それはさておき、本年度一発目のベスト&ワースト。まぁ、一発目だからといって気張るわけでもなく、いつも通りグダグダと進行。

ベスト
@スーパーバッド 童貞ウォーズ
A28週後...
Bボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習

内なる童貞心をガンガン刺激した挙句にホロリとさせる、童貞コメディ&少年時代の終焉コメディの傑作である@。投げ捨てるようにDVDスルーにするしか能のない映画関係者は、恥を知れ!で、良いことなんて一っつも起きないAは、近年のゾンビ映画の中でも傑作の部類。『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』が待ち遠しいが、その待ち遠しさを紛らわせてくれた。B「下品よ!不快よ!」って、そうですよ。で?

ワースト
@スナイパー

それなりの俳優とそれなりの監督が揃って出来ちゃった、典型的な失敗作。ここまで面白くならない映画も珍しいので、逆に嫌いにはなれないです。

1月は“そこそこ”の映画ばかりを引いちゃったんで、印象に残るのはこの4本だけに。2月からは若干本業が忙しくなるので更新が滞ること請負いですが、気長にお付き合いいただければと。

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posted by たお at 23:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 月間ベスト&ワースト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月02日

エバン・オールマイティ (Evan Almighty)

監督 トム・シャドヤック 主演 スティーヴ・カレル
2007年 アメリカ映画 96分 コメディ 採点★★★★

動物と子供にだけは大人気のたおです。モッテモテです。大人の女性の方にもモテたいです。切実です。それはさておき、まぁ私自身もそんなに動物は嫌いじゃないので、犬なり猫なりラマなりが尻尾フリフリ近寄ってくるのは悪い気もしないんですが、あんまりにも「ほれ、撫でれ!」「ほれ、遊べ!」と懐かれすぎるのは、ちょっと。片時も私の側から離れないで耳元でびーびーぴゅるると歌っているうちのスズメなんて、正直鬱陶しいですし。

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【ストーリー】
人気TVキャスターから下院議員へと転身を果たした、エバン。新居も手にして全てが順風に思えたエバンだったが、ある日彼の目の前に神さまが現れ「箱舟を作れー!」と命じたから、大変。

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ジム・キャリー主演で大ヒットした『ブルース・オールマイティ』で、ライバルのキャスターであったエバンを主役に迎えたスピンオフ。
鳩がオリーブの枝をくわえて飛んでくるオープニングから、随所に聖書の創世記にまつわる記号が散りばめてはいるが、そんなこと全く知らなくても全然楽しめるお手軽な一本。スケールこそは極端にでかいが、仕事一辺倒のお父さんが壊れてくると、子供は喜び、世間は白い目で見るといういつもの展開と、都合良くかつ安全に発生する大災害など、結局のところは“家族は大事”“自然を大切に”というこじんまりとした物語であるのだが、安心印の物語とソツのない演出も相まって全く退屈しない。最近の口癖が「どいつもこいつもエコぶりやがって!」の私ではあるが、別に自然が嫌いなわけではないので、こういった主張も嫌いではないですし。

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ソツもなければクセもない作品ではあるが、そんな作品でもこれだけ楽しいものに仕上げたのは、やはり出演陣によるものが大きい。
「今から面白いことするから見ててね!ね?ね?面白かった?え?つまらなかった?じゃ、もう一回やるから見ててね!」と、始終画面の向こうから語りかけてくるジム・キャリーが鬱陶しかった前作で、唯一笑えるリアクション芸を見せてくれていた『40歳の童貞男』のスティーヴ・カレル。本作でも、人間だろうが動物だろうが神さまだろうが怯まないリアクション芸を存分に。いやぁ、絶好調ですねぇ。
人間の時の名前が“アル・マイティ(Al Mighty)”さんと、芸の細かい神さまには、前作同様『スナイパー』のモーガン・フリーマン。いつも通りの仕事振りとはいえ、この手の仕事が好きなのか、いつもよりは楽しそうでしたよ。
そんなメインの顔ぶれ以外にも、“量産型ニコール・キッドマン”然とした『キャプテン・ウルフ』のローレン・グレアム、安心印女優の一人『25年目のキス』のモリー・シャノン、人懐っこい笑顔は相変らずだが最近は悪役づいてきた『ジャック・ブル』のジョン・グッドマン、『ホステージ』『ポセイドン』での足手まといっぷりがあまりに見事で“足手まとい・オブ・ジ・イヤー”を進呈したかったジミー・ベネットと、かっちりと作品を引き締める人選もなかなかのものだったが、やはり注目は『スーパーバッド 童貞ウォーズ』のジョナ・ヒル。声と風貌がクリス・ペンを髣髴させていたのだが、本作での間の見事さ、器用さ、漂う貫禄と、最も目が離せない若手の一人と断言できる存在感。期待!

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スズメ一羽でも鬱陶しいのに

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posted by たお at 01:23| Comment(6) | TrackBack(14) | ★★★★(満足!) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月01日

サタデー・ナイト・ライブ

小学生の頃にその番組の存在を知り、その後アスキーなんかから出ていたビデオを新品・中古問わずコツコツと買い集め、DVDになったらなったでこれまたコツコツと買い集めていた“サタデー・ナイト・ライブ”。DVDやビデオについてたアンケートハガキには、もちろん「もっとSNLを!」と書いて送り返してたものです。どれもそれこそ擦り切れるほど繰り返し観たものですが、スケッチの寄せ集めや特番を収録しただけのシロモノに心の底から満足できるわけもなく、「完全な形で観たい!」と叶わぬ願いを大きくしていったもので。ところが、本国で最も観たかった第一期を丸まんま収録したコンプリートボックスがDVDで出るとお世話になっているブログ様ん所で聞きつけ、それこそ小躍りして喜んだものです。個人輸入を真剣に考えるも、如何せんヒヤリングがいい加減な私。「さて、どうしよう?大雑把なヒアリングで頑張るか?日本版が出るまで待つか?日本版が出るのか?こんなにコメディに冷たい国で?」と、独りウジウジとして過ごしていた所に吉報が。「日本版も出るよー」。ジョン・ベルーシ、ダン・エイクロイド、ビル・マーレイ、ギルダ・ラドナー、ジェーン・カーティン、ロレイン・ニューマン、ギャレット・モリス、そしてチェヴィ・チェイスもいるファースト・シーズンが!3月の出費はとんでもないことになりそうではありますが、これはもう必要経費みたいなもんなので。3月後半からしばらくは、もう連日SNLを観ることだけに時間を費やしそうですので、サブタレの更新は“ない!”ものと考えていただけたらと。

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posted by たお at 01:21| Comment(8) | TrackBack(0) | 映画雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする