2017年02月17日

シング・ストリート 未来へのうた (Sing Street)

監督 ジョン・カーニー 主演 フェルディア・ウォルシュ=ピーロ
2016年 アイルランド/イギリス/アメリカ映画 106分 ドラマ 採点★★★★

筋金入りのボンボンが多く集まる中高一貫の男子校に入学するも、田舎者の成り上がり臭が悪目立ちしてしまったせいで、決して幸せとは言えない過酷な中学三年間をようやく終え、高校進学を機に自分を変えようと決心した1985年。スポーツ刈り一択だった髪を伸ばし当時好きだったハワード・ジョーンズ風の髪形にし(「ん?チェッカーズ好きなん?」と何度聞かれ、何度全力で否定したことか)、第二次パンクブームに乗っかり楽器も弾けないのにクラスメイトらとバンドを結成。音楽繫がりでこれまで話をしたこともない、もしくは極力近づこうとしなかった同級生らとも交流が深まり、ついこの間までいたカーストの最下層からようやく脱出することに。

sist01.jpg

【ストーリー】
1985年、アイルランドのダブリン。父親の失業によって、名門私立学校から荒れた公立学校へ転校した14歳の少年、コナー。学校にも家庭にも問題を抱えたコナーだったが、ある日出会った自称モデルの美少女ラフィーナに一目惚れ。つい「僕のバンドのプロモビデオに出演して!」と彼女の関心を引くため出まかせを言ってしまったコナーは、大慌てでバンドを結成。仲間と共に猛練習を始めるのだったが…。

sist04.jpg

学校から直帰の生活パターンも変わり、練習スタジオでダラダラと過ごしたりライブハウスを出入りしている内に様々な人と出会ったのもこの頃。30過ぎて独身でギターショップでバイト中の夢追い人という、世間一般的には負け犬扱いだったけど、当時の自分にとっては輝いてた人々や、音楽界隈に巣食うちょっとエキセントリックな女性たち、そんな人たちが集うバーのマスターなど、これまで出会うことのなかった人々とドップリと交わったもので。音楽、映画、料理、酒、アートなどなど、今の自分の知識の発端は全てここにあるといっても過言じゃなし。
「モテんじゃね?」と邪な動機が根底にあったバンド活動でしたけど、案外そんなにモテず。ただ、妙に自信が付いたせいか、女性に対しやたらとアグレッシブになってたのもこの時期。もともと年上が好きってのもありましたが、「どうせ振られるなら」と高嶺の花ばかりに突進していたもので。付き合えたら付き合えたで、相当背伸びしないと釣り合えないので、心身共に疲労困憊しちゃうんですが。
振り返ってみると、1985年を起点としたこの数年間が今の自分の大半を作り上げてることに気付かされること多々。良し悪しは別にして、自分の決断や行動が生んだ結果なので、然程後悔はないんですよねぇ。少なくても、いまだになんだかんだ日々楽しく過ごしてるのも、あの年月を過ごしたおかげだと思ってますし。そのせいか、趣味も仕事も恋愛もなにもかもを居心地の良さを重視しちゃう若い衆と飲んだりすると、「もっと背伸びしろやぁ!」と説教モードになっちゃうこと多々なんですけど。

sist05.jpg

そんな思い出話をダラダラとしてしまいたくなるほど“あの当時”を存分に思い出させてくれた、『ONCE ダブリンの街角で』のジョン・カーニーによる青春ドラマ。新人のフェルディア・ウォルシュ=ピーロが主演を務め、共演にルーシー・ボーイントン、『ブリッツ』のエイダン・ギレンらが。
監督の実体験を基に描かれた本作。「あの時こうしてれば…」ってのをベースに物語が進むが、年を経てから振り返った時にありがちな冷静さや美化のし過ぎなど一切なく、まるでこの間の思い出を振り返ったかのような瑞々しさが見事。登場人物の思考、言動、視野など作品の隅々が思春期そのもの。タイムマシンに乗って時間だけが“あの時”に戻るのではなく、身も心も戻っている感覚と言うか。
私自身も一番楽しい時間だと思っている、関係性が成立する直前の恋愛模様の描き方も素晴らしかった本作。また、その恋愛が「末永く幸せに暮らしたとさ」みたいな大袈裟な一生ものとして描くのではなく、今現在の自分を形成してきた、いくつかある中で忘れ難い一つの恋愛として、ある種の割り切りをもって描かれていたのも好印象。勢いだけでは乗り切れない、前途多難にも程がある『卒業』的エンディングを迎えながらも、そのおよそ3秒前のような、二人の関係性の頂点であり終わりの始まりの(彼女の方はもうちょっと前に気付いているようでしたけど)絶頂の瞬間で切り取る、爽やかさとモヤモヤが混じったエンディングのタイミングも見事。
金も車もなければ力も知恵もない少年が、自分の想いだけを武器に年上の女性にアタックし続ける様や、彼女のちょっとした言葉や仕草などに喜怒哀楽する様など、主人公の気持ちが他人事とは思えぬほどわかり過ぎちゃうと同時に、色んな記憶の蓋がパカパカと鑑賞中に開く、記憶復元映画の様相すら。きっと世界中に何万人といるんでしょうが、「なんだ?これは俺の話なのか?」と錯覚してしまう瞬間多々の、思い当たる節だらけ作品で。

sist03.jpg

1985年を表す楽曲の数々と音楽ネタに溢れているのも本作の魅力。そもそも、デュラン・デュランの“リオ”賛美から始まる映画を嫌いになれるわけもなし。それらの楽曲が「あー、懐かしい!」で終わらず、主人公の思春期特有の揺らぎと成長を表現しているのも巧かった本作。バンドの楽曲や主人公の扮装ががニュー・ロマンティックで始まり、兄お薦めのホール&オーツやジョー・ジャクソンで背伸びし、最終的にザ・キュアに着地する、まさに思春期絵図。季節ごとに髪形もファッションも大きく異なってた当時の写真を見てるかのような、この辺も思い当たる節あり過ぎで、思い出したくないことも一緒に思い出しちゃって大声出したくなる瞬間多し
強いて言えば、デマカセから始まった急造バンドにしては作曲レベルも演奏レベルも高過ぎで、ちょいとその辺に現実味と言うか身近さが感じられない部分が。まぁ、卓越した音楽センスを持ち、尚且つ主人公の要望に文句ひとつ言わず「いいね!やってみようか!」と応え続ける、U2におけるジ・エッジのようなエイモンという存在が居たからこそのバンドレベルなんでしょうけど。だったら、エイモンも一緒にロンドンに連れてくべきだよなぁとも。
そう言えば、前年の『焔』のリリース、バンドエイドへの参加に続き、この年はライブエイドへの出演でいよいよ人気が世界レベルになってきたアイルランドご当地の星U2が劇中全く触れられていないってのが不思議だったんですけど、スケジュールの都合で頓挫しちゃったそうですけど、当初はボノとジ・エッジが作品にコラボレーションする予定だったようですねぇ。まぁ、頓挫したおかげで楽曲のバラエティが豊かになったかも知れませんけど。

sist02.jpg
自分のバンドのデモテープに、他のライブアルバムの歓声を多重録音しちゃったりしてたなぁ…

↓↓お帰りの際にでもぽちりと↓↓


        

        

【★★★★(満足!)の最新記事】
posted by たお at 05:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ★★★★(満足!) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月23日

2016年度 年間ベスト&ワースト

1月も終盤ではございますが、とりあえずあけましておめでとーございます!
毎年恒例、年明け早々去年のことを振り返る年間ベスト&ワーストを。いかんせん、三歩歩けば全てを忘れる鳥の頭脳を持つ私なもんで、この順位に厳密な意味や価値があるわけではありませんが、とりあえず印象に残っている作品をズラズラと。あ、ちなみに例年通り年度内に私が初めて見た作品から選んでますんで、製作・公開年度は相変わらずバラバラですよ。サブタレ10周年だった2016年ですが、その辺のスタンスはいつも通りで。

ベスト
@デッドプール
Aシビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
Bマーシュランド
C裏切りのサーカス
D死霊館 エンフィールド事件
Eオデッセイ
FSPY/スパイ
Gピエロがお前を嘲笑う
Hブリッジ・オブ・スパイ
Iパラドクス

引っ越しやら転職やらでバタバタしてしまい、映画鑑賞本数が激減してしまった2016年。その少ない時間を掘り出し物探しに当てず無難な作品に当ててしまった感じが如実に出てしまったランキングに。
そんな中でも、昨今巨大化しすぎて若干手に負えなくなってきたアメコミ映画本来の面白さを思い出させてくれた@が、昨年度最も楽しめた一本に。その巨大化しすぎたアメコミ映画の代表格のAですが、大なり小なり争いは双方が自身こそ正義と信じているから生まれてしまうってテーマ性と、ヒーロー総出演のお祭り感を見事に両立させた、さすがマーベルって感じの一本。骨太の刑事ドラマに国家が持つ陰惨な過去をジワリと滲み込ませたB、本格的なスパイミステリーを“読む映画”として楽しませてくれたC、充分傑作だった前作を正統進化させたDなんかも非常に楽しめた作品で。
また、勇気や努力といったことよりも、“もしマット・デイモンを火星で独りぼっちにさせたら”というリアリティTV的な面白さがあったE、『コードネーム U.N.C.L.E.』とどっちにしようか迷ったんですが、本家スパイシリーズに対する欲求不満を解消してくれつつ、コメディとしてもスパイ活劇としてもシッカリ完成されてたF、トリックの種類は好みとはちょっと外れますが、裏通りの青春物語でもあるストーリーとサイバー空間の演出法に目を瞠ったG、相変わらず要領の良いスピルバーグ演出に驚かされたH、複雑怪奇な状況を映像として描いて見せたIなんかも印象に残った作品で。
その他、期待通りのヒュー・グラントとマリサ・トメイを存分に見れた『Re:LIFE〜リライフ〜』や、生きてようが死んでようが元カノってのは面倒くさいってのがヒシヒシと伝わった『死の恋人ニーナ』なんかも忘れ難し。

ワースト
@スーサイド・スクワッド
Aムカデ人間3
Bポルターガイスト
Cスター・ウォーズ/フォースの覚醒
Dクリード チャンプを継ぐ男
ESEXテープ
Fファンキーランド
G10 クローバーフィールド・レーン
HパパVS新しいパパ
Iメカニック:ワールドミッション

出来の悪さだけを基準にするとセガールがズラリと並んじゃうんですが、基本的には期待値とガッカリさとの落差の大きさを基準に。セガールに期待してるのは「今日も元気だね♪」ってことであって、映画としての出来の良さじゃないですし。
その落差の大きさで言えば、予告編こそ映像的快感に溢れてましたが、蓋を開ければダラダラとした一本道の物語に、見た目と設定頼みのキャラがワラワラと出てくるだけの@がダントツ。マーベルに早く追いつかなければって焦りは分かるんですが、であればまず財産であるキャラクターを大切にしなきゃと。
また、面白くも怖くも不快でもない、単なる運動会の出し物だったA、オリジナル愛の欠片もないB、看板におんぶにだっこで、新しいことをするわけでも深く掘り下げるわけでもない、昨今のリブートビジネスの悪い部分ばかり目についたCとDなんかが、悪い意味で印象深し。
その他は、ほぼほぼ順不同で。
製作陣、キャストも含め何故この顔ぶれでここまで笑えないコメディを作れるのか逆に驚かされたEH、正統コメディとしてもスカシのコメディとしても成立していないF、JJが商売っ気を出したおかげで脚本にあったサスペンスが台無しとなったG、ステイサムの扱いを誤ったIなんかも残念だったなぁと。

こんな感じだった2016年。相変わらずバタバタしてるんで週刊サブタレになりそうではありますが、可能な限り掘り出し物を探す時間を作りたいなぁと思っておりますんで、今年も細々とお付き合い頂ければと。では!

↓↓お帰りの際にでもぽちりと↓↓


        

        

        

タグ:ランキング
posted by たお at 13:20 | Comment(0) | TrackBack(2) | 月間ベスト&ワースト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月17日

13時間 ベンガジの秘密の兵士 (13 Hours)

監督 マイケル・ベイ 主演 ジョン・クラシンスキー
2016年 アメリカ映画 144分 アクション 採点★★★★

私は“ずんだ”をこよなく愛しているんですが、同じ宮城県民でもずんだが大嫌いな人ってのは当然いるわけで。そういう人に対し、「あんな美味しいものを嫌いだなんて、人間として信じられない!」と断罪するのは大間違いですよねぇ。ましてや、「ずんだの素晴らしさを教えてやる!」とばかりに、口に無理やりずんだを詰め込むなんてもってのほかで。分かり合えない人ってのは必ず居るわけなんですが、そういう人には善意を押し付けず、敢えて“分かり合わない”ってのが互いの平穏にとって大切だと思うんですよねぇ。極論ではありますけど、今の世の混乱って、結局のところ善意の押し付け合いなんですよねぇ。

tssb01.jpg

【ストーリー】
2012年。アメリカで製作された、イスラム教の預言者ムハマンドを揶揄した一本のアマチュア映画に激怒したイスラム教徒によって、イスラム諸国でデモが多発。最も危険な地域と化していたリビアの米領事館にも、武装集団が押し寄せ、米大使らが孤立してしまう。近くにあるCIAの秘密基地で職員を守る任務に就いていた民間軍事請負会社の兵士6人は、待機命令を無視し大使らを救出に向かうのだったが…。

tssb03.jpg

2012年に発生した“2012年アメリカ在外公館襲撃事件”を基に映画化した、軍事アクション。メガホンを握ったのは、トランスフォーマー以外はことごとく日本未公開になってる気がする、『ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金』のマイケル・ベイ。
この事件の直接の発端や、そこに至るまでの経緯や背景など思うことは多いんですが、それを書き始めると長くなる上に、そんなことに考えを馳せさせるタイプの作品じゃないので割愛。そういうのが観たければ、ポール・グリーングラスの作品を観ますし。
で、本作。オバマ政権の及び腰っぷりや、欧米の傲り、その後の混沌を匂わす描写もあるが、全編を通し描かれているのは戦う男たちの絆と美しさ。もうそこ徹底的に。ザックリと言えば、『ザ・ロック』で最もカッコ良かったシールズのシーンだけで一本の作品にしたって感じ。アドレナリンとエモーションをコッテリと盛り込み、戦う男たちの美をネットリと映し出す、マイケル・ベイのフェチズム満載の一本。

tssb05.jpg

非公式な存在故に援軍もない孤立無援の状況下、たった6人の民間兵士が熾烈な戦いを繰り広げるシチュエーションや、高学歴のCIA職員に見下されていた彼らが戦いの開始と共に立場が逆転する、鉛玉がインテリジェンスを凌駕する瞬間など、ベイの好きなものだけで構成されていた本作。
シーン毎に外の明るさが異なっていたり、人と出来事の位置関係が分かりづらいベイ演出の悪い部分は相変わらずだが、題材が題材なだけにベイ映画の良い部分が凝縮されているので、粗はほとんど気にならず。CGに頼らず実際にモノを破壊する、破壊王マイケル・ベイの本領もたっぷり発揮。
ザ・マペッツ』のジョン・クラシンスキーや『THE GREY 凍える太陽』のジェームズ・バッジ・デールなど、所謂スターではなく“戦う男”の顔をした役者を集めていたのも好印象だった本作。みんな髭面なので、途中誰が誰だか分からなくなることも多々ではありましたが、誰かが突出するのではなく、チームを描く映画なので、然程文句のないキャスティング。家族を置いてでも戦地に向かう、戦うことでしか生きがいを感じられない男たちって感じが良く出てましたし。

tssb04.jpg
こっちも我が家

↓↓お帰りの際にでもぽちりと↓↓


        

        

posted by たお at 00:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | ★★★★(満足!) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月09日

トマホーク ガンマンvs食人族 (Bone Tomahawk)

監督 S・クレイグ・ザラー 主演 カート・ラッセル
2015年 アメリカ/イギリス映画 132分 西部劇 採点★★★

日付的には先日の『スーサイド・スクワッド』が2017年一発目のレビューってことになってますけど、昨年末からの年跨ぎで書いてたやつなんで、実際の本年度一発目の映画レビューはコレ。新年早々“食人”。なんかこう、良い一年になりそうだなぁ。

boto02.jpg

【ストーリー】
西部開拓時代のアメリカ。荒野に佇む町の保安官ハートは、町に現れた不審な男を勾留する。しかし、その翌朝。町には八つ裂きにされた死体が残され、勾留していた男と保安官助手、男の治療のために残っていた女医らが忽然と姿を消していた。保安官事務所に残されていた矢から、荒野に潜む未開の部族の仕業であることが判明する。保安官と老保安官助手のチコリー、女医の夫のアーサー、そして原住民討伐に執念を燃やすブルーダーら4人は、部族の集落へ救出に向かうのだったが…。

boto04.jpg

荒野での過酷な旅路と、食人部族との凄惨極まりない戦いを描いた異色の食人ウエスタン。S・クレイグ・ザラーが自身の脚本を、初メガホンを握り映像化。僅か180万ドルの予算と4週間の撮影期間で作り上げられたことも話題となった本作。
“西部劇”と“食人”。ゲテモノ感と地雷臭ハンパない組合せながらも、その双方が思いのほかシッカリと作り上げられていたことに驚かされた本作。境界線の向こう側は未開の地である開拓地の生活や、その町に流れる空気感が見事に表現されていた西部劇パートと、プレデターチックな食人部族による、アナログな特殊メイク特有の汚らしい不快感が堪能できる、切断に股裂きなど豊富なゴア描写満載な食人パートの双方楽しめたお得な一本。自然や未知なものに対して無力となってしまう文明人や彼らのエゴなど、テーマもぶれずにきちんと描けていたのも立派。
少々抑揚に欠ける冗長さも感じられた本作。しかしながら、セリフとセリフの間に意味合いを持たせる脚本家らしいドラマ作りをしているのでその冗長さも味となっており、低予算・短期間であっても撮りたいものがハッキリしていて、無駄を省いてその目標にまっすぐ進めば面白い作品になるというお手本のような一本で。「四人の男が困難に遭うぅ〜♪」って歌い上げる、監督も作曲に携わったエンディング曲も素敵でしたし。

boto03.jpg

西部男が案外ハマる『ワイルド・スピード SKY MISSION』のカート・ラッセルを筆頭に、カウボーイっぽさはちょっと感じられなかったものの、愛妻のために全てを投げうつ真っすぐさがピッタリだった『死霊館 エンフィールド事件』のパトリック・ウィルソン、悲惨な過去故の冷徹な男となった複雑な役柄を見事に演じきった『バンテージ・ポイント』のマシュー・フォックスに、コミックリリーフながらも亡き妻と保安官に対する絶対的な愛情を巧みに表現した『アウトロー』のリチャード・ジェンキンスといった、初監督で脚本家としての実績も過去一本のみしかない監督の、表面上はゲテモノ映画である作品とは思えぬ顔触れが集結しているのにも驚かされた本作。しかも、それぞれが求められているキャラクター像をしっかりと表現してましたし。
そんなメインどころのみならず、久々に見れて嬉しかった『スパイダー パニック!』のデヴィッド・アークエットや、『デビルズ・リジェクト〜マーダー・ライド・ショー2〜』のシド・ヘイグ、『マインドハンター』のキャスリン・モリス、相変わらずの棒読みっぷり際立つ『リンカーン弁護士』のマイケル・パレに、『ブレードランナー』のショーン・ヤングまで出てきちゃう、物語同様に王道とゲテの融合が果たされているキャスティングも魅力だった一本で。

boto01.jpg
「殺すぞ!」ってのもヤダけど、「食べるぞ!」ってのはもっとヤダ

↓↓お帰りの際にでもぽちりと↓↓


        

posted by たお at 14:35 | Comment(0) | TrackBack(1) | ★★★(まぁまぁ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月08日

デヴィッド・ボウイ/ノー・プラン (David Bowie / No Plan)

誕生日に何のアナウンスもなく唐突にリリースされたボウイの新曲。
『★』の未収録音源だとは思うんですが、もう相変わらずお茶目なんだから、ボウイってば。
泣いちゃうじゃん。

【David Bowie - No Plan】


↓↓お帰りの際にでもぽちりと↓↓


  
タグ:音楽
posted by たお at 12:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽のあれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月05日

スーサイド・スクワッド (Suicide Squad)

監督 デヴィッド・エアー 主演 ウィル・スミス
2016年 アメリカ映画 123分 アクション 採点★★

豪華スターが顔を揃えるオールスター映画や、大物ミュージシャンが集まったスーパーバンドってなものがありますけど、そのスターに慣れ親しんでたりファンでもないと、イマイチその有難みってのは味わいづらいですよねぇ。「きっと凄いことなんだろうなぁ…」程度にしか感じられなかったりしますし。

susq02.jpg

【ストーリー】
スーパーマンなき後の世界の危機に備え、米政府は極秘裏に極悪人を集め最強の特殊部隊“スーサイド・スクワッド”を結成する計画を立てる。娘想いの暗殺者デッドショットを筆頭に、ジョーカーの恋人ハーレイ・クインら選りすぐりの悪党らが集められ、彼らに最初のミッションが与えられる。それは、太古から蘇った巨大な力を持つ魔女で…。

susq05.jpg

その点、マーベルはやり方が巧いですよねぇ。知名度のみに頼らずコミックファン以外も楽しめる作品をまず作り、それぞれのキャラクターに価値と馴染みを持たせてから集結させ、作品のスケールを格段とアップさせますから。
そんなマーベルに対する焦りなのか、大急ぎで“DCシネマティック・ユニバース”的なのを作り上げようとしている感じがアリアリだった、DC悪党集結アクション。DCシネマ部長みたいになってきた『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』のザック・スナイダーは製作総指揮に回り、『エンド・オブ・ウォッチ』のデヴィッド・エアーが監督と脚本を。
ネジが軽く5、6本吹っ飛んだようなキャラとギラついた色使いにDCらしさを感じるが、作品そのものはキャラに頼り切った、なんともとっ散らかった一本に。原作のファンであれば出てくるだけで嬉しいキャラなんでしょうけど、DCに馴染みの薄い私にとってはただそこにいるだけの存在感しか感じられない肉付けの甘さと、クライマックスになるとバットマンの使い道がなくなってしまう『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』と同様、キャラの配置バランスの悪さも気になるところ。怖くもなければモンスターとしてのカッコ良さもない、なで肩頭でっかちなキラー・クロックのデザインバランスの悪さも然り。
また、キャラクターに関してはまとまりのないとっ散らかった印象が強いが、物語そのものはAからBへ進むだけの盛り沢山とは言い難い一本道な展開で、時折バットマンやジョーカーがストーリーの上を斜めに横切り多少の起伏を与えてはいるが、基本的には平坦で変化のない画と物語が延々と。てか、この物語にジョーカー必要?
予告編は去年一番胸を躍らせた本作でしたけど、快進撃を続けるマーベルに対するDCの焦りと映画製作に対する“学んでなさ”が如実に出ちゃった、今後の展開に不安しか残らないなんとも残念な一本で。

susq06.jpg

わらわらといる面々の中で中心に据えられていたデッドショットに扮したのは、『メン・イン・ブラック3』のウィル・スミス。恒例の肉体自慢で登場するので、いつもの「オレだけを見ろ!」映画になるのかと不安を感じましたが、アンサンブルに徹した丁度いい存在感を。一歩下がって要所要所で場をさらう、こういう時のウィル・スミスは非常に良いなぁと再確認。
一方、本作のビジュアルイメージの大半を担っていたハーレイ・クインに扮したのは、『マネー・ショート 華麗なる大逆転』のマーゴット・ロビー。どう転ぶか予測不能なキャラを見事に演じ、作品に程よい不安定さを与えてくれた、本作の面白さの大部分を担った彼女でしたけど、そのキャラを物語に活かし切れていないってのが残念で。
その他、ナイーヴなジョーカーに扮した『ロード・オブ・ウォー』のジャレッド・レトーや、『ラン・オールナイト』のジョエル・キナマン、クネクネと舞ってる様が妙にソソられたエンチャントレスに扮したカーラ・デルヴィーニュ、大雑把なオーストラリアイメージで形成されたキャプテン・ブーメランに扮した『ターミネーター:新起動/ジェニシス』のジェイ・コートニーに、更に大雑把な日本イメージで形成されたカタナに扮した福原かれんなど、顔触れだけは賑やかだった本作。ちらりと倅イーストウッドも出てますし。
そんな散らかった印象しかない本作でしたけど、ノンクレジットで登場する『ゴーン・ガール』のベン・アフレックを見れたのが一番の収穫。『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』の時も思ったんですけど、人間の負の側面を存分に感じさせるベン・アフレックって、これまで演じた誰よりもブルース・ウェインにピッタリなんじゃないかなぁ。

susq01.jpg
集合写真の時だけまとまるクラス

↓↓お帰りの際にでもぽちりと↓↓


        

        

posted by たお at 12:57 | Comment(0) | TrackBack(2) | ★★(暇なら) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月01日

新年のご挨拶

gicl01.jpg

“鳥”っていえば、やっぱコイツですよねぇ。

それはさておき、新年あけましておめでとーございます!
振り返ってみると、愛してやまなかったものや慣れ親しんでいたものが次々と失われていく、なんかもう散々だった2016年。プライベートでも環境が激変し、流れ流れて密林で働き始める始末。規則が緩いのをいいことに、髭ボーボーにしちゃったんで、なんかもうワイルド。

仕事が忙しすぎて、すっかり週刊化しちゃったサブタレでございますが、今年もこんな感じで細々やっていきますんで、今年もゆるゆるとお付き合いくださいませ。

↓↓お帰りの際にでもぽちりと↓↓


posted by たお at 21:49 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日々のあれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月29日

エンド・オブ・ア・ガン 沈黙の銃弾 (End of a Gun)

監督 キオニ・ワックスマン 主演 スティーヴン・セガール
2016年 アメリカ映画 87分 アクション 採点★★

特別面白いわけでもなければ、「今回こそは面白いかも!」って期待感も全くないのに、なんでセガール映画を観続けてるんでしょうねぇ、わたしってば。「やっぱり今日もダメだった!」と、鑑賞後にある種の清々しさこそ感じられますが、別に作品のダメっぷりを楽しんでいるわけでもなし。おそらく、大ヒット作を作ろうとか賞を獲ろうとかいう映画人にありがちな欲じゃなく、食い扶持として映画を作り、それによって得られてるちょっとした優遇に満足している、なんか楽しそうな老後生活的なセガールの姿勢に、ある種の憧れを感じちゃってるのかもしれないですねぇ。

eoag01.jpg

【ストーリー】
フランス、パリ。元DEA捜査官のデッカーは、暴漢に襲われている女性リサを救出し暴漢を殺害する。しかし、その男はテキサスを拠点とする麻薬王の息子で、彼の車には巨額の金が隠されていた。リサからの誘いでその金を盗み出したデッカーは巨大麻薬組織に追われるが、セガールは無敵なので大丈夫でしたってお話。

eoag02.jpg

パリを舞台に、エルモア・レナード風の小洒落たクライムアクションにセガールが挑んだ意欲作。『リターンド・ソルジャー 正義執行人』以来ちょっとだけご無沙汰だった、キオニ・ワックスマンがメガホンを。
“意欲作”と書いてはみたものの、出来合いのパリの夜景を挿入してるだけで、あとはお馴染みのブカレスト撮影なのにパリと言い張る安普請っぷりや、ハードボイルド風のモノローグを挟み込んでるけど、セガールがあまりにモシャクシャ喋るんで何を言ってるのかさっぱり分からないし、分かったところで大したことは一言も言っていない、いつものセガール映画。『ゲット・ショーティ』風の軽快な音楽とは裏腹にさっぱり軽快じゃない展開や、「きっとここで笑わないとダメなんだね」とこちらが意図をくみ取ってあげないと機能しないギャグシーンの数々、意味深に最後まで顔を出さない麻薬王が結局物語に絡まないのでその演出が全く意味が無かったりする、やってみた意欲だけを褒めるしかない一本に。
セガールが映画製作中最も楽しみにしているであろうハッピータイムも、お相手が改造乳の自称美人さんだったせいか、最近は女優が脱いだ時にしか見られなくなったセガールの満面の笑顔も元気なさげだった、なにかと残念な本作。それでも、太り過ぎちゃって目が開いてるか閉じてるのかさっぱり分からなくなったセガールが、ハッピータイムの時ばかりは目を見開いている様や、やたらと女性に言い寄られる謎のモテモテ設定が施されている様に、楽しいことだけをやろうとしている理想の老後像が感じられちゃうんで、これでも採点は甘めに。

eoag03.jpg
意欲の大半はここに

↓↓お帰りの際にでもぽちりと↓↓


        

        

posted by たお at 13:49 | Comment(0) | TrackBack(1) | 前にも観たアレ■あ行■ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月23日

メカニック:ワールドミッション (Mechanic: Resurrection)

監督 デニス・ガンゼル 主演 ジェイソン・ステイサム
2016年 フランス/アメリカ映画 98分 アクション 採点★★

有名な”暗殺者って、暗殺者としてはダメなんじゃないのかなぁ?

mere03.jpg

【ストーリー】
死を偽装し裏社会から足を洗った元殺し屋ビショップのもとに、過去に因縁のある男クレインから仕事の依頼が入る。タイで知り合った女性を人質に取られたビショップは、止む無くその仕事を受けるのだったが…。

mere02.jpg

事故に見せかける完璧な暗殺を行う凄腕殺し屋の活躍を描く、『メカニック』の続編。メガホンを握ったのは、『THE WAVE ウェイヴ』のデニス・ガンゼル。
なんかもう、つっこむ気力も失ってしまうほど何一つ理屈の通ってない本作。開始早々、引退した殺し屋に仕事をさせるため愛する者を人質に取るってのは分かるんですけど、その対象が居ないから、手頃な女を脅迫してその相手にしちゃおうという、回りくどい上に実効性の薄い計画に驚かされる。「ゴメン、タイプじゃないし」って言われたらどうするつもりだったんでしょ。
主人公の動機付けがこんなんだから、後はもう推して知るべし。別の犯罪者に名前と刺青だけ一致させて、ターゲットのいる目的の刑務所に収監されるとは限らないのに逮捕されてみたり、派手な立ち回りをして難攻不落の要塞に侵入した時点でもう“事故”には見えなかったり、ターゲットに「実はね…」とあっさりネタ晴らしして悪役の計画をとん挫させたりと、もう展開が徹頭徹尾メタメタ。
まぁ、アクションだけでも楽しめれば救いがあるんですが、野外で輝くジェイソン・ステイサムを、不自然極まりない背景を合成された舞台で暴れさせてるんで、アクションの迫力も激減。再生計画の一環なのか、不自然なまでにプッシュされたジェシカ・アルバの存在感も、作品のペースを狂わせるだけにしか機能していない、なんかロケ地の南国気分に気が緩んでしまったかのような一本で。

mere01.jpg

前作に続きビショップに扮したのは、『SPY/スパイ』のジェイソン・ステイサム。無精ひげが濃いめ。元飛び込み選手の意地か、今回はやたらと水に入ってたステイサムですが、アクションのキレは相変わらず見事でいつも通りのステイサム仕事を満喫できたのは嬉しい。まぁ、撮り方が全然ダメなので魅力激減なんですが。最近ゲストとしてはヒット作に恵まれているステイサムですけど、主演作に当たりが減ってるのは気になるところ。仕事を選ばないのがステイサムの魅力ではあるんですけど。
元特殊部隊って設定が全く活かされていないジーナに扮したのは、『マチェーテ・キルズ』のジェシカ・アルバ。容姿の衰えが全く感じられないのには驚かされますが、演技力も全く進歩していないってのにも驚きが。劇中、妙にプッシュされてるんで、そこがより目立っちゃう感じで。
その他、『メン・イン・ブラック3』のトミー・リー・ジョーンズや、『酔拳 レジェンド・オブ・カンフー』のミシェル・ヨーといった大御所が登場しているが、ただそこに居るだけ。おそらく短い拘束時間内、撮影以外の時間を満喫してたのかなぁと。

mere05.jpg
半分バカンス

↓↓お帰りの際にでもぽちりと↓↓


        

posted by たお at 11:15 | Comment(0) | TrackBack(2) | 前にも観たアレ■ま行■ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月16日

ミラクル・ニール! (Absolutely Anything)

監督 テリー・ジョーンズ 主演 サイモン・ペッグ
2015年 イギリス/アメリカ映画 85分 コメディ 採点★★★

「やあやあ!そちの願いをひとつだけかなえてやるぞよ!」と神さま的な何かが現れたら、何を願いましょうかねぇ?「じゃぁ、まずその数を100個に!」ってのは除いて。現実的に考えれば、それによって生まれるであろう多少の不満を帳消しにできるだけの富ってことになるんでしょうけど、結局のところ幸福や満足感ってのは相対的なもんだから、「何事に対しても幸福感を感じられるように!」ってのが一番無難なのかも。

aban04.jpg

【ストーリー】
地球人の存在を知った強大な力を持つエイリアンは、地球人が銀河に存在するだけの価値があるかを確かめるため、無作為に選んだ一人の平凡な地球人ニールに万能の力を与え、その力をどのように使うかテストをすることに。不合格ならば即刻人類滅亡。そんな大それた計画が進行していることなど知らないニールは、突然目覚めた力を、くだらないことだけに使い続け…。

aban01.jpg

モンティ・パイソンの現存メンバーが勢揃いしたことに加え、ロビン・ウィリアムズの最後の作品としても話題を呼んだ、SFコメディ。監督と脚本を務めたのは、『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』のテリー・ジョーンズ。
突如授けられた力にてんやわんやする平凡な男の姿を描いた本作。『ブルース・オールマイティ』的なアレ。願い事をその言葉通りに叶えちゃう融通の利かなさを描いた、細かいスケッチ集を観ているような楽しさが。シリー・ウォークの真似に一時ハマってた程度にしかモンティ・パイソンに馴染みがないので、メンバーが揃ったありがたみや、醸し出される“らしさ”ってのにはいまいちピンと来なかったんですけど、結局のところ人間なんてちっぽけな存在でしかないっていう根底にある考え方や、宗教の成り立ちをシニカルに見つめた視線が仄かに感じられるのが特徴かと。
しかしながら、一つのテーマや、力のおかげで憧れの女性が振り向いたと勘違いしている主人公といった、物語上面白くなりそうな展開などをとことん掘り下げたって感じはなく、思いついた笑いをフンワリと寄せ集めたようなまとまりのなさは否めず。作品や作り手をを特徴づける毒気や固定された視点が薄いってのは、やはり物足りなさを。

aban03.jpg

ただ、『しあわせはどこにある』のサイモン・ペッグが、その辺の物足りなさを存分にカバー。持ち前の人の好さと可愛らしさ、そして俗っぽさを存分に発揮し、主人公のニール役にぴたりとハマる好演。というか、こちらが愛してやまない“いつもの”サイモン・ペッグを堪能させてくれたのが嬉しい。
そんなサイモン・ペッグがチャーミングの塊だったのに対し、共演の『ハード・ラッシュ』のケイト・ベッキンセイルはただ美人なだけでチャーミングさが足りず、相性の良さを感じられなかったのはちょいと残念。彼女の友人役だった、マリアンヌ・オルダムが相手役だった方が良かったかなぁとも。
また、『モンティ・パイソン/人生狂騒曲』以来の集結となった、テリー・ジョーンズ、『ピンクパンサー2』のジョン・クリーズ、『ブラザーズ・グリム』のテリー・ギリアム、『キャスパー』のエリック・アイドル、『ワンダとダイヤと優しい奴ら』のマイケル・パリンら、モンティ・パイソン現存メンバーがエイリアンの声を担当。
この錚々たる顔ぶれの中、やはり一番目を引いたのは『ナイト ミュージアム』のロビン・ウィリアムズが声を担当した、犬のデニス役のモジョ。飼い主への愛情と忠誠心と自らの欲望だけで構成されている、犬の愛くるしさをそのボサボサとした風貌で表現。犬→猫→鳥と動物の好みが移行した私ですけど、「やっぱ犬もいいな!」と動物好きとなった原点に立ち返りたくなりそうな可愛らしさが、サイモン・ペッグの可愛らしさと相性抜群だったなぁと。

aban05.jpg
犬の方をニック・フロストに代えても違和感なし

↓↓お帰りの際にでもぽちりと↓↓


        

        

posted by たお at 13:12 | Comment(0) | TrackBack(1) | 前にも観たアレ■ま行■ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする